ねこ庭の独り言

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日航機123便墜落事故 7 - ( 西田氏の経歴 )

2024-07-07 17:07:49 | 徒然の記

 都知事選挙の件は暫く脇に置いて、再び「日航機123便墜落事故」のシリーズへ戻ります。

 前回は深田萌絵氏の経歴と意見でしたが、本日から西田昌司氏の経歴と意見の紹介になります。「ねこ庭」を訪問される方々が、氏をどのように思われているのか知りませんが、多くの人は氏を保守政治家と考えられているような気がしています。

 しかし「ねこ庭」は以前から氏を、言行不一致の「自由民主党」の政治家の一人と見ています。今回氏を取り上げることになった偶然を、有り難いと思ったりしています。理由はおいおい明らかになりますので急ぐ必要はありませんが、氏の経歴をウィキぺディアで見た最初の驚きが次でした。

 氏の経歴が森永氏の10倍、深田氏の5倍の長さがあり、それほど重要な政治家と思っていませんでしたので、意外感が先に立ちました。的を絞って大胆に割愛・省略する、「ねこ庭」の編集力が要求されています。

  〈 西田氏の経歴 〉 

  ・昭和33年京都府京都市生まれ、66才。自由民主党所属の参議院議員(3期)

  ・父は元参議院議員の西田吉宏で、義弟は「瀬戸大同」代表取締役・「瀬戸旭倫理法人会」相談役の加藤太伸。

  ・自民党副幹事長、「きょうと青年政治大学校」事務総長などを歴任。

 概要の後、ここから詳細な経歴の説明が始まります。

  ・昭和56年に滋賀大学経済学部を卒業後、森金次郎の税理士事務所に勤務

  ・昭和62年に税理士事務所を開設して独立

  ・平成2年、京都府議会議員補欠選挙にて初当選、以後、5期にわたってトップ当選

  ・この間、京都府議会総務常任委員会委員長、自民党全国青年議員連盟会長などを歴任

  ・平成12年に、初代事務総長として「きょうと青年政治大学校」の設立に携わる

  ・西部邁、佐伯啓思、宮本光晴らとともに、『発言者塾』を通して言論活動を行い、雑誌『発言者』で毎月連載を持つ

  ・その姉妹誌にあたる『京の発言』では編集長に就任し、『発言者塾』では世話人代表を務める

 父親の後ろ盾があって府議会議員に当選したのかもしれませんが、その後の活躍は氏の実力だと思います。こんなところで、西部邁氏との接点があったと知るのも、意外でした。

  ・平成18年秋、参議院議員を務めていた父・吉宏が末期癌の宣告を受ける

  ・安倍晋三首相(当時)の政治信条と自身の信条が合致していたことから、自民党の予備選考を通り候補者となる。

  ・平成19年月の第21回参議院選挙に、京都府選挙区から自民党公認で出馬し初当選

  ・平成20年の自民党総裁選挙で麻生太郎を支持し、決算委員会では、小沢一郎や鳩山由紀夫の「政治とカネ」問題を追及し、その国会質疑や党執行部に対する発言がメディア取り上げられる機会も多くなる

 父親の後を継いでいますから、氏もいわば二世議員の一人です。安倍首相との関係で参議院選挙で党の公認を得ていながら、翌年の総裁選挙で麻生氏を応援するというのですから、信義の薄さに驚かされました。

 しかし次の説明を読み、さらに驚かされました。自由民主党が野党になり、民主党が政権を取っていた時の話です。

  ・平成21年政権喪失後の自民党総裁戦で、一年生議員ながら森喜朗から立候補の打診を受ける

  ・各紙でも立候補を画策しているとの報道がなされたが、西田は稲田朋美らとともに平沼赳夫を自民党に復党させ、総裁候補にしようと安倍晋三らに働きかけを行なっていた。

  ・しかし平沼が固辞したため、同じ京都府選出の谷垣禎一に投票した

  ・民主党への政権交代後も予算委員会などで、小沢一郎や鳩山由紀夫の「政治とカネ」問題を追及

 このため氏はやがて、「国会の大砲」 「国会の爆弾男」 と呼ばれるようになり、民主党の閣僚が、氏のヤジに直接答弁したこともあり、西部邁氏がそのヤジを「瞠目すべきものがある」と評した話があるそうです。

  ・文藝春秋社発行の週刊文春Webは、西田が「若手ヤジ将軍」四人組の一人で安倍晋三の一派とする自民党関係者の発言を紹介し、安倍チルドレンのヤジについて自民党内でも眉をひそめるベテラン議員が少なくないと報じた

 上記もウィキべディアの説明ですが、当時の私は会社勤めが忙しかった時で、西田氏の活躍をほとんど知りませんでした。

 「国会の爆弾男」として有名なのは、ロッキード事件やリクルート事件などを暴いた楢崎弥之助氏でした。社会党議員から無所属議員となった氏はマスコミの寵児でしたが、個人としては孤立、孤高の政治家でした。

 楢崎氏と並べて「国会の爆弾男」と呼ばれていたとは、初耳です。西田氏が孤立・孤高の政治家なのかどうか、考えたことはありませんが、「ねこ庭」は「国会の爆弾男」について、高い評価をしません。

 命懸けの暴露という危険があるとしても、それは世間のウケを狙ったパフォーマンスで、明日の日本を考えているという真摯な動機は希薄です。ウィキペディアの経歴を読みますと、自分が抱いていた西田氏への印象が正しかったのではないかと、そんな気がします。

 次回も西田氏の経歴 〉を続けますが、氏を支援している方には「ねこ庭」への訪問をお勧めしません。

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