〈 2.
スペース節約のためなるべくコメントを入れず、NHKの記事を紹介します。
・上川外務大臣は経済セッションで、次のように演説した。
・ウクライナの復旧・復興に参画する企業・団体が、やむをえない事情でキーウに渡航する必要がある場合、安全対策を講じる観点から危険情報の内容を一部改訂した。
・企業からの要望を踏まえ、渡航制限を一部緩和した。
・具体的には、ウクライナ全土に出している「退避勧告」を維持したまま、復興支援に携わる企業・団体関係者が首都キーウに渡航する場合に限り、渡航制限が緩和された。
・実際に渡航する場合は、各企業が安全対策を講じた上で、2週間前までに連絡先や宿泊先など渡航計画を届け出るよう求め、外務省は相談窓口を設置した。
・会議で日本とウクライナの官民が交わした協力文書は、生活の再建やインフラの整備など7つの分野にわたり、あわせて56に上る。
協力文書は日本の【大手メーカーや商社】、【スタートアップ企業】がウクライナ政府と現地企業と取り交わしたもので、これに対する日本政府の金銭的補償を約束したものです。進出企業が戦禍により損害を受けた場合、通常の保険でカバーできない損失を補填すると言う内容です。
ネットの情報ではウクライナ支援そのものが、バイデン大統領から岸田首相への要請と噂されていますが、まさにウクライナのため、日本が「現金自動支払い機」の役目をしているというか、させられているというのか、国民が知ればびっくりする内容です。
NHKの記事は【大手メーカーや商社】と【スタートアップ企業】【NEXI】に区分して書かれています。【スタートアップ企業】と聞きなれない言葉を使っていますが、スタートアップを日本語で言えば、「起業や新規事業の立ち上げ」を意味する言葉です。一般的な言葉に直すと、「ベンチャー企業」です。
政府が聞きなれないカタカナの外国語を使う時は要注意だと、私たちはこれまでの経験で知っていますから、今回も同じです。スペース節約のためコメントを入れないと言いましたが、黙っておれなくなる協力文書の交換です。「ねこ庭」が熱くなるとNHKの思う壺だと思いますので、冷静に記事の紹介を続けます。
【大手メーカーや商社】
・日本の農機具メーカーや機械メーカー、商社などは、農業の生産性向上やエネルギーや交通のインフラ整備、商用車の供給など、幅広い分野の協力文書をウクライナ政府や現地の企業などと交わした。
・大手機械メーカーの「IHI」は、ウクライナの復興インフラ発展庁との間で、寸断された道路の復旧や、近隣の国へとつながる大規模な橋の建設事業に関する協力文書に署名した。
【スタートアップ企業】
・今回の協力文書には、大手企業だけではなく、日本のスタートアップ企業も参画している。
スペース節約のため企業名の紹介だけに止めますので、関心のある方は自分で検索して読んでください。
・静岡県沼津市の「アライドカーボンソリューションズ」
・沖縄県恩納村の「EF Polymer」
・兵庫県西宮市の「セレンディクス」など
【 N E X I 】
・日本貿易保険(NEXI)は、国内で唯一、貿易保険事業を担う政府系金融機関である。
・同社の使命は、「通常の保険によって救済することができない海外取引のリスクから日本企業を守ること」である。
・同社も、日本企業がウクライナに進出しやすい環境を整えようと、欧州復興開発銀行との間で協力文書を交わした。
・このほか同社は、保険料に応じて損失を補填(ほてん)する「海外投資保険」の引き受け枠を、ウクライナ向けで新設し、1500億円規模とすることも明らかにした。
いくらかかるか不明なまま、巨額の支援が進められている時、国会では相変わらず「パーティー券問題」と「政治倫理審査会」、「旧統一教会問題」です。国民不在のまま、日本が巨額の現金自動支払機の役目をさせられていると言うのに、与野党の議員は疑問の声もあげません。
「国民のための政治を忘れた、与野党の議員たち」と、つい先日「ねこ庭」で訴えた状況通りです。「パーティー券問題」と「政治倫理審査会」、「旧統一教会問題」の政争の陰に隠れ、ウクライナ支援が進むのなら、これはもう、与野党が協力してバイデン大統領、つまりアメリカの「グローバル勢力」に協力しているとしか考えられません。
次の記事は
・今回の会議には、ウクライナのゼレンスキー大統領がビデオメッセージを寄せる予定だったが、急きょ見送られた。外務省は「ウクライナ側の事情」と説明している。
・大統領は、東京で開かれた「日・ウクライナ経済復興推進会議」の終了後、日本時間19日午後9時すぎにSNSを更新し、「岸田首相をはじめとする日本の皆さまのわれわれの国への揺るぎない支援に、心から感謝したい」と投稿した。
・そのうえで、「ウクライナと日本の協力関係はより強まっている。日本独自の専門性と経験がある復興を含む多くの分野で、力を最大限に発揮してもらえることを期待したい」と投稿した。
NHK NEWS WEBが終わり、次は