ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

拉致問題・ 蓮池薫氏とANNnews CHについて

2024-03-21 18:33:01 | 徒然の記

 蓮池薫氏は帰国した5人のリーダーだけあり、向学心のある努力家です。最初は地元柏崎市役所の非常勤職で働いていましたが、2年後の平成16年に除籍されていた中央大学法学部に復学しています。韓国語文献の翻訳者の仕事をしながら同大学を卒業し、さらに新潟大学大学院へ進んでいます。

 現在氏は新潟産業大学で教鞭を執り、肩書は下記のとおりです。

  ・経済学部准教授  

  ・同大学の国際センター長

 地村保志氏が郷里の小浜市役所で、家族との日々を大切に暮らしている姿と異なるひたむきさがあります。帰国以来薫氏は、全国各地の学校や団体の施設で、年に4、50回「拉致問題」の講演を続けていると言います。地上波のテレビや大手新聞がニュースに取り上げないので、多忙な学者生活をしている氏の姿を今日まで知りませんでした。

 帰国するまで5人が北朝鮮のどんな組織に所属し、何をしていたのかも参考情報として得ましたので紹介します。

 「朝鮮労働党対外情報調査部」・・・簡単に言いますと北朝鮮の諜報機関の一部で、日本の各種新聞を読み朝鮮語に翻訳するのが主な仕事でした。一緒の場所で暮らしていた横田めぐみさんと田口八重子さんは、翻訳作業でなく、北の工作員へ日本語を教える仕事だったのかもしれません。どう言う組み合わせで働いていたのか分かりませんが、少なくとも5人には、日本の情報がほとんど伝わっていたことになります。

 スペースがあれば後で紹介しようと思いますが、ネットの世界では、帰国した5人の動静や発言が想像していた以上に扱われていました。ANNnews CH ( チャンネル ) だけでなく、次の各社も動画やニュースを報道していました。

   TBS NEWS DIG    サンケイNEWS     NNNドキュメント   NNNセレクション  

    日テレニュース   TeNY新潟一番ニュース  新潟ニュースNST          読売テレビニュース

   FNNプライムオンライン

 しかし断トツに拉致問題と言うより、帰国した5人の動静を報道しているのは、ANNnews CH ( チャンネル)で、蓮池氏の専属会社という印象があります。

 前回紹介した動画ANNnews CH・サンデーステーションのアナウンサーは、「蓮池氏がテレビのインタビューに応じるのは今回が初めてで、自分の考えを述べるのも初めてです。」と説明していましたが、別の動画で「蓮池さんのインタビューは今回で4回目になります。」と喋っていました。

 朝日新聞の系列なので、ネットの世界でも捏造をするのかと思いましたが、本題と関係がないのでこれ以上深入りは避けます。むしろ「ねこ庭」として気にかかるのは、ANNnews CH ( チャンネル)と蓮池氏の密接な関係の方です。蓮池氏の意見をここまで広く報道する意図が、どこにあるのか ? 

 「考えずにおれない事態の発生」の一部として、無関心でおれなくなるのは、ネットワークの広さです。同社のホームページで見つけましたので、参考までに紹介します。

 〈 ANNネットワーク 〉

   北海道テレビ放送     青森朝日放送     岩手朝日テレビ     東日本放送

   秋田朝日放送       山形テレビ      福島放送        新潟テレビ21

            長野朝日放送       静岡朝日テレビ    北陸朝日放送      福井放送

   名古屋テレビ放送     朝日放送テレビ    広島ホームテレビ    山口朝日放送

   瀬戸内海放送       愛媛朝日テレビ    九州朝日放送      長崎文化放送

   熊本朝日放送       大分朝日放送     テレビ宮崎       鹿児島放送 

   琉球朝日放送

 ひた向きな蓮池氏の意見を、ANNネットワークが広く全国に伝えると言うのなら結構なことではないか。朝日だろうが夕日だろうが、拉致問題の解決に力を入れるのは素晴らしい話だ。「考えずにおれない事態の発生」などとよけいな難癖をつけるな、と苦情を言う人がいるのかもしれません。しかし「ねこ庭」には、庭木の枝に引っかかる気になるものがあります。

  ・蓮池薫氏は、本当に金日成バッジを外しているのだろうか

  ・朝日新聞グループは、本当に反日左翼をやめたのだろうか

 考えすぎと思われるかもしれませんが、「ねこ庭」から見える風景は、GHQに統治されて以来独立を達成できていない日本と、「トロイの木馬」の姿です。先日途中で止めた「能登地震とウクライナ支援の比較」のシリーズの時と、似た匂いが漂って来ます。

 「考えすぎ」や「取り越し苦労」であれば幸いですが、この話もまた、日本を「世界の現金自動支払機」にするものでないかとそんな気がしてなりません。蓮池氏ほどでありませんが、私にも「学徒の心」がまだ残っており、自分が納得するまで調べたくなりました。

 興味のある方だけ、次回の「ねこ庭」へお越しください。

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