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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

ゆうちょ銀行のお客サービス

2017-06-10 01:15:16 | 徒然の記

  「株式会社ゆうちょ銀行」という名前に変わっても、私たち庶民にとっては依然として郵便局です。

 雨の日も風の日も、全国津々浦々に郵便物を届けてくれる、配達の職員と一体になり心に刻まれています。銀行より親しみやすく、切手を一枚、ハガキを一枚買っても、面倒がらず対応してくれました。

 貯金をすれば丁寧に説明してくれ、預けるについては、銀行にない信頼と安心感がありました。しかしあの小泉首相が、郵政を民営化しなくては、日本の政治が歪められたままだと進軍ラッパを吹き鳴らし、3つの民間会社にしてしまいました。

  「日本郵便 株式会社「と、

  「株式会社 ゆうちょ銀行」と、

  「株式会社 かんぽ生命保険」です。

 あともう一つ「日本郵政株式会社」があるのですが、今でも私はこれらの会社の関係がよく理解できていません。

 別会社と言いながら、同じ建物の中で仕事をしていますし、利用する側から見れば、相変わらず郵便局です。

 民営化に反対するのなら、自民党をぶっこわすとまで小泉氏が訴え、政界で大騒ぎしたのに、民営化後に、いったい政治がどのように変わったのか、官僚の無駄遣いが減ったのか。今もって不明のままです。 

  私は詐欺にでもあったのでないかと、そんな気持ちがずっと続いています。

 でも、本題はこれではありません。

 昔も今も、変わらず郵便局を利用している私には、最近とても違和感が生じています。「ゆうちょ銀行」は貯金残高約175兆円で、「三菱UFJファイナンシャル・グループ」の預金残高124兆円を抜き、平成24年の3月現在で、日本最大の預金金融機関となりました。

 都市銀行には含まれていないものの、「みずほ銀行」以外で、全国47都道府県の全てに、店舗(支店・出張所)を有しているのは、「ゆうちょ銀行」だけなのです。住民サービスも向上し、業務の効率化も従来の銀行に負けませんと、そんな宣伝文句があったと記憶しています。

 けれどもこの「巨大なゆうちょ銀行」が、どれだけのサービスを心掛けているかにつき、大きな疑問が消せません。それは民営化された銀行に言うのか、「かんぽ生命保険会社」へ訴えるのか、それとも「郵便の会社」に言うべきなのか、駐車場の設備がまったく整備されていないという実情です。

 千葉や東京は勿論、名古屋でもそうでしたし、北九州でもそうでした。

 郵便局のある道路にはどこも違法駐車の車が止まり、駐車場所があっても、付近の駐車場の中に2、3台のスペースを借りているとか、どの郵便局も利用する住民を難渋させています。

 鳴り物入りで作った会社だというのに、このサービス精神のなさについて、誰も苦情を言わないのが不思議でなりません。

 セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートという、コンビニの店舗を見てください。どの店も、広い駐車場を持ち、大小の車が軽く20台は停められるスペースを確保しています。「ゆうちょ銀行グループ」のサービス心のなさは、ちょっと比較するだけで誰にも分かります。 

  平成27-28年のコンビニ主要三社の売上高は、一社平均で約2兆円です。
       一方平成28年の売上高も「ゆうちょ銀行は、約2兆円です。
              「かんぽ生命保険会社」が、 約8兆円、
              「日本郵便株式会社」は、  約2兆円ですから、
                                                      合計しますと、   約12兆円となります。
 
 たかだか2兆円の売り上げのコンビニ各社が、駐車場を完備し事業展開するサービス精神に比較すると、「ゆうちょ銀行」が、いかに顧客への配慮に欠けているか一目瞭然です。しかも郵便局の利用者は高齢者が多く、苦情も言えず我慢しています。
 
 全国展開していますので、即座に駐車場を完備するべしと、そんな無茶は言いません。少なくとも中長期計画で、都市部の不便な郵便局から始めれば、出来ないはずがありません。違法駐車を放任し、交通渋滞にも気配りせず、トラブルが生じても知らぬ顔で、しかも日本最大の金融機関だというのですから、苦情の一つも言いたくなります。
 
 日本経済のデフレは、市場に金が出回らない所から生じていると言われますから、巨大金融機関である「ゆうちょ銀行グループ」が、郵便局の周辺を買収し、本気で駐車場を作り出したら、それだけで多額の資金が世間に流れます。やがて購買力の向上にもつながります。
 
 素人の私が言うほど簡単でないとは思いますが、かって政府機関だった郵便局なら、経営者はなぜ、その程度の社会貢献に目を向けないのでしょう。それとも「親方日の丸」の体質から脱皮出来ず、天下り官僚たちの就職先になっているだけなのでしょうか。
 
 こうなりますと私は、どうしても小泉元首相と、竹中平蔵氏に怒りをぶつけたくなります。アメリカの言うなりになって、金融市場を解放し、銀行を沢山潰し、自民党でなく、日本経済の土台をぶっ壊した二人が許せなくなります。
 
 お花畑の国民に向かって、「原発の即時撤廃」などと、相変わらず極論を叫んでいる小泉氏に言いたくなります。
 
  ・無責任なスローガンを言わず、国民が一番不便を感じている郵便局の駐車場の整備について、政治家として対応したらどうかと言いたいのです。
 
 「憲法改正」や「陛下の退位」ほどの優先度はありませんが、毎日の暮らしに直結した、大事な問題の一つであることだけは間違いありません。大きなことばかりでなく、たまには私も、地道な日々の問題も考えていると、息子や孫たちに分かってもらいたくなりました。
 
 12時を過ぎてしまいました。朝になりますと野良猫タビーが、餌をもらいにやって来ますから寝坊ができません。会社を辞めて、年金生活をしていても、やっぱり私はのんびりしてはおれないのです。
 
 ボケ防止の面からすれば、「ゆうちょ銀行」さん、それから小泉さんと竹中平蔵さんへ、感謝感謝なのでしょうか。
コメント (4)
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