だらだら日記goo編

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悲しみに浸る

2013-03-09 21:48:36 | インポート
バロック名曲集を聴いている。
アルビノーニのアダージョとか、パッヘルベルのカノンとか、憂愁に満ちた音楽、僕は思索と悲しみに包まれる。
明後日は、311から二年、モニュメンタルな日だ。
日本国中が仕事をやめれば良いと思う。
二万人近くという犠牲者を出したのだ、日本国中が悲しみに浸る時間が欲しい。
昭和天皇が亡くなった時を覚えている。
テレビは全て天皇追悼番組になった。
こう言ってはなんだが、太平洋戦争にも責任がある昭和天皇だ。
天皇万歳と言って多くの若者が死んでいった。
そんな天皇一人のために、日本国中が喪に服した。
311から、一年、東京新聞は、私たちは変わったか。というとても厳しい社説を掲げた。
あれだけ多くの犠牲を出して、去年の今日は、未来に対する真摯な考察を我々に問いかけたのに、政府は場当たりで、考え抜いたという跡がみられない、という内容をよく覚えている。
それから一年、安部内閣は、原発の再稼働を明言しているが、福島の事故は何も解決していないではないか。
日本国中が、悲しみにもう一度浸るべきだろう、愛する人を失った人の悲しみ、帰るべき地があるのに帰れない人の悲しみー。
年に一回そういう日があって良い。勇気はまた、悲しみを通過してしか生まれないように思う。
明後日、またアルビノーニのアダージョをかけようか。