だらだら日記goo編

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うつの治験

2005-03-21 22:48:59 | 健康・病気
昨日は体調悪くて寝て暮らした、それでも今日も午後三時まで寝てた。
どうも疲れがたまっているようだ。
さて、数日前明治製菓から「うつの治験」に関するチラシが新聞に入っていた。
かなり目立つ広告である。
この会社がうつ病の治療薬の開発を進めている、その薬は欧米でかなりポピュラーだが日本で発売されていない、そのための治験という。
僕はパキシルという抗うつ薬で安定しているのでこんな治験に参加する必要もないし、そのリスクのほうが大きい。
けどもののためしにそのホームページ
http://utubyo.jpで参加資格となる症状をチェックしてみたら、案の定参加資格はないとでた。
しかしこのようなチラシが広範囲に配られ、すでにネットでも話題になっているようだ。
うつに苦しむ人で、現状の医者や薬に満足できない人がいかに多いということか。
ネット社会の普及は確かに「うつ」という病気を世間に認知させた面もある。
しかし医師に対するいたずらな不信を呼んでいることも事実だ。
熊木徹夫という気鋭の精神科医がいる。
この人はネットを使って「医療相談」をやったり、メルマガで精神科の薬についての読者の意見を紹介したりしている。
しかしながら顔も見たことのない相談者の「今こういう治療を受けていてこういう薬を使っているがどうか」という相談に対して「それはおかしい」だの「こうこうしたほうがいい」だのいえることにむしろ僕は驚く。
それはこの医師の高慢さをもあらわしているが、逆に言えば患者の側の医者不信である。
ネットに飛び交うさまざまな情報に踊らされているのだ。
僕みたいに墨岡先生を信じると言い切れない人が多いのだろう。
ネットの悩み相談には実に多くの意見が飛び交っている。
「神経衰弱」と診断されたが何のことかわからないという人がいた。
当たり前だ、「神経衰弱」は今は使われない、森田療法独特の言葉だ。
しかしその相談に回答者は森田の本を紹介してこの病気ではないかと答える。
森田療法はまことにあくが強い、果たして「神経衰弱」と診断した医師が森田を念頭においたか僕は知らない。
しかしネットで遣り取りした患者は勝手に森田の世界に近づいてしまう。
医者にとってもつくづくやりにくい時代だと思う、そして墨岡さんにすべて任せられる自分は幸せ者だと感じる。