だらだら日記goo編

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秘蔵というに相応しく

2013-08-08 22:47:40 | インポート
陰と想像の中に音楽が聞こえ、詩と物語が紡がれる。ポスト印象派のもう一つの 草上の昼食。

どうだろう、作品解説の一部だが、作品が観たくならないだろうか。シダネルの作品、しかし、作品は会場でみてほしい。
実はこのシダネルの森のイメージ、郊外のイメージが展覧会の原点だったという。
ホテルオークラ、毎年夏の恒例、秘蔵の名品、アートコレクション展ブロガーナイトに行ってきた。
展覧会の正式タイトルは、モネ ユトリロ 佐伯と日仏絵画の巨匠たち。フランスの美しき街と村のなかで。
一般1200円だが、併設の大倉集古館にも入れるし、行って損はない展覧会だ。
今日説明くださった、武蔵野音大熊澤先生がおっしゃるように、作品数を減らしたいくらい、つまりお客さんが増えるとあまり観やすくない。
しかし、モネは、睡蓮が二点出ているし、最初の妻、カミーユ、を描いた絵も出ている。
シャガールは三点、藤田嗣治、ヴラマンク、ポスターもあるし、バルビゾン派と写真作品がないのが惜しいくらい。
展覧会の構成は
1,19世紀のパリの画家たち。
2,フランス郊外へ
3,パリーユトリロと佐伯
4,描かれ、構図となったパリとセーヌ河
5,エコール ド パリと1920-30年にパリで活躍した画家たち。

となる。
せっかくだから、秘蔵の名品展としているのだから、その中から秘蔵と言えるものを挙げてみたい。

作品番号36,前田寛二 海
大きな昨日だ。何故かタイ大使館が所蔵している。
まあ海を描いたものだが、フランスのどこ?
実は銚子の海という。
フランスの作品展覧会にも銚子の海を描いた作品があるのは妙なことだが、展覧会企画中にこう言うことは、付いて回るという。
このような前田は、フランスの豚児たち、といわれたそうで、作品の解説文がとても充実しているのも、この展覧会の特徴だ。

作品57,セーヌ河とパリ、ジャン デュフィ
ああ、デュフィか、と思うと、あの音楽作品などを描いたデュフィは、ラウル。ジャンは、ラウルの弟、こう言う発見もある。

作品92,佛印メコンの廣野、藤田嗣治。
最後の方は藤田の作品だが、これは、あの戦争画アッツ島玉砕、を描いた翌年の作品。
この年藤田は、藤野に疎開し、似た風景と思い、描いたとても解説文に。

まあこんな具合に90余り。解説文を読むだけでも為になる。
図録はなく、300円リーフレットだけだが、売店では、シャガール展、ユトリロ展、2010と2013の図録も販売されており、物足りなければ、それを購入すれば良い。
因みにホテルオークラは長年チャリティとして企業の名品展を開催されているが、それが評価されて、今年の赤十字大会で、社長表彰を戴いたそうだ、宜なるかな。




1 コメント

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ああ、忘れましたが開催期間は9/1まで無休です... (oki)
2013-08-08 23:04:17
ああ、忘れましたが開催期間は9/1まで無休です。併設の大倉集古館も月曜日開館します。
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