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ICDとDSM

2016-05-15 15:21:11 | 日記
裁判官さんは、被告人質問が終わったら、いきなり、ICDでやりますか、DSMでやりますか?と訊いて来られたんですが、弁護士さんが訳が分からず、返事に困っているので、僕が、普通DSMじゃないですか、と言いましたら、自閉症スペクトラムか、私が前任地でやった時は4には入ってなかったよな、と言われるので、また、5ですと申し上げたら、ええ、医学の世界では常識なんですが、法に反映されるには、4年かかるんですよ、と言われて、5を取ってくるように、弁護士に命じて、それで、こんなかかるんですが、要は、裁判官が言われたのは、DSMの移行期間の事でして、DSMは、2013に改訂され、日本語に翻訳されたのは、2014ですから、まだ普及していない。因みに、ICDとは、一般に医療や年金を受ける時に使うWHOの診断基準でして、今は、ICD-10が使われてまして、自閉症スペクトラムとは、要は今話題の、アスペルガー、空気が読めない人、ICDでは、そうなっていまして、サンデー毎日を以前読んでいたら、牧太郎さんが、プーチン大統領はアスペルガー症候群?とか言う記事も書いてましたね~。
で、DSMは、アメリカ精神医学界の診断基準でして、アメリカですから、機能主義的なんですね、要は、医者が診察して薬を出す為の手引きみたいなものでして、これは、みすず書房から出ている 日本の精神医学50年、と言う本に詳しいのですが、DSM3,が日本に入って来て、日本の精神医学はおかしくなったという人もいる。反面教師としてのDSM,という本もありましてね、ただ病名を固定して、薬出せばいい、そんな感じになっちゃった。
前の主治医の、夢には一切意味がない、繰り返される夢にも意味がない、というのも、DSMの立場、フロイトやユングの見解は非科学的だとして、DSMからは廃除されてるんですね、って、被告人の僕が何でこんなこと知ってるんだろう。変な裁判。