だらだら日記goo編

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

一つの雑誌が終わるとき

2008-11-06 23:38:16 | インポート
下に書いた「アートトップ」からメールがきた。
プレゼントに小金沢健人の展覧会招待券を申し込んだの
だが、実は小金沢には招待券とカタログのプレゼントの二つがあり
どちらなのか確認したいということだった。
僕はプレゼント応募に、小金沢健人としか書かなかったため、確認を求めてきたのだ。
明らかにこちらの不具合だ、プレゼント応募する人はたくさんいるだろうから、僕を対象から
外しても構わないのにメールをいただいたことはなぜだろうか?
考えられるのは僕が前から葉書をだしつづけ、いわば常連の愛読者なので優先してくれたとしか思いつかない。
そして今日チケットがきた。
なかにはチケットとともに、これまでの愛読を感謝する旨の自筆の編集者の手紙も入っていた。
アートなど人間が生きていく上でなくてもなんら差し障りの無い物だ。
普通の人はまず日々の生活に追われている。
日々の生活が整って、さて娯楽だといっても、娯楽はあまたありアートなど選ぶ人はごくわずかだ。
しかしアートというデーモンに運悪く取り付かれてしまうともうどうしようもないのだ。
僅かに余ったお金を展覧会チケットに交通費にカタログにと費やし、時間さえあれば美術館巡りとなる。
ではなぜアートを選ぶのか?と聞かれても僕は答えられない。
美の女神はわれわれを「襲う」のだ、だからアートを選んだことに根拠はないとしかいえない。
これを哲学的に考察もできようがここでは触れない。
同じく美の女神に取り付かれてしまった雑誌編集者の手紙を前になんとなく感慨にふけっている。
アートトップ、この雑誌のことはしばらく忘れられそうにない。