「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

適度な緊張感

2009-01-27 21:24:46 | Weblog
最近苦労しているのが、表題に掲げた、「適度な緊張感を持った、学習の場つくり」です。特に小学生との学習場面です。

ダラダラと惰性で学習するのと、気を入れて学習するのとでは、おのずと結果に大きな違いが出てきます。

このことが、英語を学習している小学生の授業の中で、歴然とあらわれました。ヘボン式ローマ字の学習で、生徒たちがみな、あまりにも覚えが悪かったので、ちょっと気を入れて叱りました。

その結果、その叱った次のテストでは、ほぼ全員が満点の成績をとりました。それまで、4ヶ月近くもローマ字の学習を続けてきたのに、一向によくならなかったものが、たったの何日かで様変わりしました。みんなそれなりに頑張ってきたのに、それなりの頑張りでは、駄目だったようです。

このことを受けて、子どもたちに、ある程度緊張感を持って学習してもらうことの重要性を再認識しました。

ただ、小学生の英語の授業では、たまたまうまく行きましたが、単純に、叱っただけでは、子どもたちが萎縮してしまうだけです。子どもたちと“おかさん”の間に不穏な空気が漂うだけで、かえってマイナスになってしまいます。

何か、もっとよりよい方法があるはずです。しばらく試行錯誤を繰り返し、今まで以上に、よりよい学習環境を作っていきたいと思います。
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1 コメント

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マッキーノ (たのたの)
2009-01-31 01:58:17
人間って、「考えに値する問題」に出逢うと、解きたくなって
しまう。そして、解くことに楽しさを感じる。
だから、「考えに値する問題」を提供することで、学習意欲は
向上する。テレビなどのサイエンス番組やクイズ番組などが
高視聴率を上げるのも納得する。ホントに「考えに値する問題」
を提供している。
しかし、学校教育や受験産業で提供している「問題」群は残念ながら、
人間の知的好奇心を呼び起こさない。だから、優越感や緊張感を
無理やり与えて、学習させる。だけど、その時点でも優越感は、
差別意識を作り出すし、無理やりの緊張感は、パブロフの条件反射
を作り出し、洗脳教育となりうる。
現在の学校教育を乗り切るためには、「考えに値しない問題」を
解かなくてはならない場面もある。だから、その「問題を解く」と
いう行為で楽しくなるのでは、結果として本人が楽しくなれば
いいのである。
その一つに、競争心を取り入れたゲームの導入がある。
「マッキーノ」と呼ばれるビンゴに似ている学習方法だ。
http://www.kasetsu.net/makino.htm
ただ、「マッキーノ」自体もむりやりやらせたら、効果は出ない。
あくまでも、本人自身が「やりたい」といい続けないかぎり、
だめだろう・・・
それと、問題自身も「何処かで役に立つ」ものでないと飽きてしまう
だろう・・・景品がない数字ビンゴほど、面白くないからだ。

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