「空き缶ご飯炊き」を行ないました。
結果からご報告すると大幅に時間オーバー(1時間30分くらいオーバー)となってしまいました。
お子さんの帰りを待っていた親御さんには大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。
ただ参加してくれた子ども達はそんなことはかまわず、ワイワイガヤガヤ最後まで愉しそうに過ごしていました。
まずはじめに、炊くときに使う「燃料」を「牛乳パック」、「段ボール」、「新聞紙」で作りました。
「牛乳パック」や「ダンボール」は火付きがよいのですが、その代わりすぐに燃えきってしまい常に燃料補給しなければなりません。
その点「新聞紙」をよじって棒状にしたものは長く燃えてくれるのですが、火付きが悪いし、大きくて缶の中に入れにくいという欠点がありました。
これらをうまくミックスすれば成功間違いなし!と考えていました。
燃料の用意が済んだあと、空き缶の一つを、「お釜(コンロ)」にするため、上部と下部にカッターナイフで2つずつ穴を開けました。↓
上部の穴は、「燃料投入口」と「排気口」に、下部は「空気取り入れ口」になります。
カッターを使ったにもかかわらず、それ程あぶなっかし場面もなく、みんな無事缶に穴を空けることができました。
各自の「コンロ」が出来上がったところで、次は、みんなでスーパーに行って各自が好きなおかず買いをしました。↓
予算は1人300円です。
100円玉3枚を握り締めて、頭の中で必死に計算をしながらの買い物です。
値段は税抜き価格だったので、税額計算までしなければならず、これがみんなの頭を悩ましていました。
300円の予算でデザートまで購入した子や、2人共同で「ふりかけ」を購入し、浮いたお金で「焼き鳥」と「デザート」まで購入した子たちもいました。
下の写真の子はレジに表示された「299円」という数字に歓声を上げています。
ぎりぎりでした。(ホッ!)
そして次は、いよいよメインイベントの庭でのご飯炊きです。↓
上の缶には水に浸されたご飯が入っています。いわゆる上は「炊飯器」です。
下は「お釜(コンロ)」です。
参加者が7人だったのですが、7つもの火を同時に燃やすことは危険だと思ったので、2人一組になってご飯を炊いてもらいました。↓
どのチームも煙と炎に圧倒されていました。
よく燃える材料と、長持ちする材料を組み合わせれば成功間違い無しと思っていたのですが・・・・・。
よく燃える材料は、本当によく燃えてくれたので、缶の上部に開けた「燃料投入口」から炎が吹き出るほどでした。
このため、怖くて次の燃料補給が遅れてしまうことになりました。
そのため、コンロの火は大きな炎を上げて燃えたかと思うと、その直後に消えてしまうことが多くありました。
この繰り返しであったため、普通30分くらいでご飯焚きが済むところを、20分くらい多いおよそ50分くらい奮戦することになってしまいました。
ご飯炊きが終わると教室に戻って炊きあがりのチェックです。
残念ながら、途中火が消えてしまうことが多かったためか、缶上部のお米は生煮えのものばかりでした。
しかし、中ほどから下のほうは写真のように美味しく炊きあがってくれました。↓
おこげもしっかり出来ておいしそうでした。
最後は、教室に戻り、いよいよお楽しみのランチタイムです。
お腹が減っていたので、生煮えの部分を除いてみんな美味しく平らげてくれました。↓
誰しも最初から“火の達人”にはなれません。
何度か火を扱って初めて火の扱いが上手になります。
今回のご飯炊きに懲りずに、今後も同じようなイベントに参加して、火の取り扱いに関する技を磨いてくれれば嬉しいなと思いました。