昨日の朝散歩の際、ホオジロが気持ちよさそうに天に向かって囀っていました。“おかさん”は大学の時、この鳴き声を「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞こえるだろ、と教わったので、今でもホオジロの鳴き声を聞くとそう聞こえてしまいます。
その後、「源平つつじ、白つつじ」とも聞こえるでしょ!と他の人に言われ、そういえばそうとも聞こえるなと、感心したことを思い出しました。
この2つの聞きなしですが、文字にして比べるとまるで違いますが、どちらも彼らの声を聞きながら、発声してみるとイントネーションというか、リズムが似ているので、ごまかされてしまいます。
そんな中、聞きなしについてちょっと調べたら、同じホオジロでも「札幌ラーメン、味噌ラーメン」というものまであることを知りました。 ましてや「丁稚ビンツケ・何時付ケタ・何時モハ付ケンガ・今日付ケタ」というのまであると知って、その面白さにびっくりさせられてしまいました。どれも、本物のホオジロのさえずりのリズムにぴったり合っています。
きっとこんな具合に一生懸命さえずっていたに違いありません。↑
ところで、“おかさん”のお気に入りの聞きなしには、「土喰(く)うて虫喰うて渋(しいぶ)い」なんていうものもあります。春先に南国からやってきて、夏の空を自由気ままに飛ぶ鳥です。なんだかわかりますか?
鳴き方もこの言い回しに似ていますが、その習性もよくあらわしているのには驚かされます。
<追記>
今日は、来月から始まる子どもたちの一大イベント「夏休み」、の計画つくりに汗をかいています。去年のことを思い出したり、今年の各学年の顔ぶれを頭に浮かべながら計画を練っています。
どうやら今年も、暑くて楽しい夏になりそうです。
(こたえ:つばめ)