「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

中3英語の教科書・日本の風習(レレレのおじさん)

2010-06-03 12:18:12 | Weblog
昨日、中学3年生の英語の授業で、教科書に載っている内容に、生徒達から「現代にはふさわしくない。古い。古すぎる。」という意見が出されました。それをご紹介いたします。

教科書の内容はこうです。イギリスから来たジェニーという女の子が日本の風習に戸惑う、という場面ところです。ここに、

「When I met my elderly neighbor the other day , she asked me , “Where are you going?"」( 先日私が近所のお年寄りに会ったとき、彼女は「どこに行くの?」と私に聞きました。)

という一文があるのですが、「どこに行くの?」という、お年寄りの挨拶代わりの言葉がおかしい。というのです。こんなの聞いたことがない、意味がわからない!というのです。

確かに、最近ではこういう挨拶代わりの言葉を耳にしなくなりました。そこで、この状況を説明するために、赤塚不二夫の「天才バカボン」に出てくる「レレレのおじさん」を紹介しました。

すると、みんな、このキャラクターは知っているものの、このおじさんの口癖である、「おでかけですか、レレレのレー?」は、やはり知りませんでした。

考えてみると、赤塚不二夫さんがこのマンガを描いたのはもう30年も40年も前のことのように思います。確かに、今の中学3年生が「お出かけですか?」を知らなくても、当たり前のようです。

来年は、教科書の改訂が行われる年に当たると思いますが、「教科書検定」では、このような時代遅れの事項の排除もお願いできればと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする