温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2014高次脳機能障害者家族会クリスマスコンサート

2014-11-06 20:02:16 | おやじバンド
例年12月の第3土曜日に行う家族会クリスマスコンサートだが、今年はメンバーの多数が都合悪く、やむなくお断りをすることとなった。
この家族会コンサートは、2007年平成19年が最初の年なので、かれこれ7年続けてきた。
最初の年は、浜松の改装前の「あいホール」の一室でやった。
この高次脳機能障害者家族会は、県レベルで組織化され、それが東、中、西部3支部に分かれている。
この最初のコンサートが、西部地区であった。
そもそも、N藤氏が家族会の県会長と近所付き合いがあり、そのご縁で我々茶レンジに声がかかった。
その後、中部、東部にも呼ばれるが、以前から毎年お呼びがかかるのは、西部地区である。
コンサートとは言っても、部屋の一部に楽器や機材を並べ、目の前には家族会の方々が同じフロアに椅子を並べ座る。
演奏に合わせ障害者の皆さんは、最初に配っているタンバリンや鈴、カスタネットなどでリズムを打ち鳴らす。
中には、私たちと一緒にマイクで歌を歌う方もいて、アットホームな雰囲気の演奏会となる。
最近では、聖隷クリストファー大学の立派な講堂で演奏したことも。
ここでは、ステージと客席がわかれ、さも一流のミュージシャンになった気分で気持ちよく演奏させていただいた。
そんなクリスマスコンサートも、過去にはメンバー全員がそろわなく、それでもなんとか続けてきた。
私の手帳の記録だと、2010の浜松コンサートは中止となっている。
しかしそれ以外は、とにかく参加できるメンバーで選曲や演奏方法などを工夫して、継続してきた。
そしてその最後には、また来年も呼んでください、また来年会いにきます!と約束して終了する。
高次脳機能障害の方は、当然ながら1年1年加齢する。とともに、そのご家族、とりわけご両親の高齢化が目につく。
数か月前にテレビでもこの問題を取り上げ、顔なじみのご家族がテレビに出ていた。
だからこそ、来年もまたお会いしましょうと、つい最後に声を出してしまう。
そして次の日から、またご家族の皆さんに会える、とそれを張り合いに、次の1年バンドの練習に励むこととなる。
しかし、今年はその約束を果たせない。
演奏ができないというよりも、皆さんと再会できないということが一番つらい。
7年もたつと、メンバーそれぞれの事情も変わってくる。
特に私たちの歳になると、職場でもそれなりのポジションとなる。また、自営なら経営は右腕にかかる。
女性陣は、家族の世話役の中心となるなど、以前と比べれば自由が利かなくなり、致し方ない状況ではある。
ただ、毎年同じ時期に計画されるコンサート、何とかやりくりをつけたいものである。
来年のコンサートには、また声をかけてくれるだろうか?もう、声がかからないのか?
今年の暮れは、少し後ろめたさを感じながら年を越すこととなる。
定年後はもちろん、いろんな所へ慰問巡回が夢だ。
定年まであと3年。このさみしさが晴れるのは、そこまで待たなければならないのか・・・!?

【写真↓:懐かしい第1回目】


【写真↓:コンサートもバージョンアップして、聖隷クリストファー大学の講堂で。リハーサル風景)】
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1 コメント

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Unknown (N藤)
2014-11-07 19:14:22
クリスマスコンサート、あえてこう呼ばせてもらおう。ホント、毎回一生懸命の応援をもらい、我ら茶レンジバンド、それを励みにやってこれた感が
多分にあると思う。今回は残念ですが、この次は更にバージョンアップした私たちの姿を見てもらいましょうU+203C

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