静岡市内で、既存の平地道路の2階建てとなる国道バイパスの拡張工事を、昼夜徹して行っていた現場で痛ましい労働災害が起こった・・・。
長さおよそ65メートル、幅およそ3メートル、重さおよそ140トンの鉄骨製の橋げたが落下・・・。
残念ながら運悪く事故で犠牲になった2人の作業員がいるという。
それにしても、わずかな工作用の器材、機器、足場、破砕のコンクリート塊が落下したりする事故はあるが、さすがに、このような構造物自体が落下する災害は、めったにない。
いまから、刑事上の過失確認が進められると思うが、単に現場監督、現場作業工程にとどまらず、設計、構造の上での部材の選択など、幅広い範囲が対象となるだろう・・・。
亡くなられた作業員は、50歳を超えたまさに円熟の兵(つわもの)、おそらくその後ろには、家族がいるだろう・・・。
家族の生活のために昼夜を問わず働いていた熟年労働者の2つの命が失われた・・・。
巨大インフラ構築物建設で発生した事故、責任所在をあやふやな結末で終わらせることなく、今後の安全な建設作業のためにも原因と責任の明確化が重要だ・・・。
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