温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2020 よくわからない任命

2020-10-26 06:55:10 | 気になるニュース
日本学術会議の任命で、菅首相が6人を任命しなかった。
これについては、反論、抗議、意見・・・など、議論が混在している。
いろんな角度からの議論は混交玉石、政治がらみ、プライド、法律論・・・、無造作に広がる。
そんな状況では一体正論はどこかと、不明になる。

だから、この日本学術会議問題には、あまりくちばしを突っ込まない、不確実なところからの意見も言うことはできない。
ただ、今まで公務員を務めてきたゆえ、気になる言葉がある。
「推薦」「任命」。
むしろ今回の学術会議問題を表すとすれば、まさにこの二文字がキーワード。

仕事柄、推薦を受け、また委員に任命する事務を幾度となくやってきた。
私なりに、推薦は候補者を何人か出すこと、任命はその中から都合のいい悪い、求める能力などを考慮し選択して任命する。

元々、推薦は、こんな人材がいますとのご披露。
ただ、推薦されたからと言って、目くら判で、認めることは、通常の公務執行ではありえない。

最後の任命権を行使するトップ、今回は首相であるが、学術会議のメンバー一人一人を自ら精査することは無理。
だから、その専門分野の官僚の精密な分析で、最終首相は、俯瞰的に取捨選択をした。

今一度、整理すると、推薦することは日常的にも、全国津々浦々で毎日のように行われている。
ただ、そこで推薦を受け入れるかどうかの選択権は、任命権者にある。

もし、学術会議において、「推薦」というものが私の経験した推薦ではなく任命と一体となしているのなら、学術会議法の表現をそのようにしておくことが必要と思うが。

私から見れば、任命というものは、任命するものが最終の責任を持つということ。
いつも、大臣の失言、失態で責任を問われるのは、任命した総理大臣だ。

これから見れば、学術会議の推薦者を無造作に任命することは、逆に無責任と言わざるを得ないが。
今日から臨時国会、この議論の行く末が不謹慎ながら面白そうだ・・・。

さあ今日も頑張っていきましょう!
コメント
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