温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2020 県下軟式野球審判講習会No4

2020-03-09 06:57:42 | 野球審判活動
何とか1級審判員の恒例講習会が昨日終了。
雨が降る中、藤枝総合グラウンドのサッカー競技場の雨がしのげるベンチで座学、そして観客席裏手の通路を使っての実技の講習だった。

前日の、陽だまりにいれば暖かい気候と打って変わって、風が冷たい雨天。
ベンチで座っていても、実技の指導を受けているときでも、とにかく無意識のうちに体が震えてくる・・・。

でも、よく審判員の中から、寒い!こんな気温の中で、あるいは新型コロナウイルスを国を挙げて阻止しようと人の集まりは極力控えようとの方向の中、もう耐えられない、という嘆きの言葉は出なかった。

それだけ、日ごろの審判活動で、身体が鍛えられているのか・・・!?
全軟連の公式審判員としての自覚を、誇りを持ち、熱中していたのか。
実際文句もいわず、すべての1級審判員が、一生懸命発声し、あるいは実践の説明に質問もしていた。

講習会の中では、やはり実際に説明を受けながら、あるいはそれに対する疑問をだしながら進める重要な改正点はあった。
また、実技の面での説明も必要と感じた。

指導員の方々は、大事な時間を無駄にしないよう、また、受講生に一生懸命理解してもらうようにと、声を張り上げ、また身体を動かしながら説明してくれた。

ただ・・・、実践講習の中には、特にルール改正もないので、今まで通り、また、発声、ジャッジの訓練も、狭いスペースを使っての全然実戦にはほど遠いもの。実際、冷たさも混ざり講習会に集中できなかった。

せっかく集まってくれた審判員、だから、ある程度の講習時間を確保しなければとの指導部は思っただろう。
でも、悪条件の中、新型コロナウイルス感染や体調管理も含め、取捨選択でもう少し短いスケジュールでよかったような気がする。
あの条件の中で、もう終わったのかと文句を言う審判員はいないだろう。

それにしても、昨日はあえて、静岡県連審判部は、講習会を実施した。
今回実施した理由を、県連審判部長がいみじくもおっしゃた言葉が、シーズン開始を控え、学童から社会人まで、プレーヤーが野球を楽しんでもらえるよう、その下支えの審判部は、技術をしっかりと身につけなければならない、そのための講習会をあえて挙行したとのこと。

それはそれで大切、日ごろから全軟連審判員は、その言葉を薫陶として、審判道に精進しなければならない。
ただ・・・、昨日の状況、凍えるような冷たさ、また、満足に実践できない施設の制約の中では、感染や体調を悪くするリスクも考えられる。

審判員の中には、地元で限りある範囲内で生活する人間もいれば、バリバリ営業などで大都市、地方へ駆けずり回り、なんとか昨日の講習会に駆け付けた企業戦士もいるだろう。

万一、これで昨日の講習会の審判連中が体調を壊し、あるいは最悪新型コロナウイルスにクラスター的に感染したら、プレーヤーが楽しむための支えどころではなくなる。

そんないろんな想定をしながらの、指導部の判断。
事前に体調が悪いものは見学、また全員マスクを用意などの対応策を指示していた。
おそらく、何事もなく、新型コロナウイルスのウの字もでない、無事に済んだ講習会だったろう。

ただし、いろんな考えを持つ方々がいる。
国を挙げて新型コロナウイルス感染対策をしようとしている折ではあるが、審判講習会を開催したことの必要性は説明できるのではないか。
コメント
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