温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2017 第99回高校野球選手権大会静岡県大会裏方

2017-07-20 06:28:11 | 野球審判活動
先週日曜日は焼津球場の裏方。
入退場門扉の開け閉めや生徒の入れ替えなど、結構暑かった日差しの真下で汗を吹きだしながらの作業。

でも、それ以外はクーラーの利く審判控室で試合の観戦。
ただし、そこでも重要な仕事がある。試合球のボールボーイへの手渡しだ。
ファウルボールがスタンドや場外に入った場合、この審判控室にスタンドにいる使役生徒からボールが返ってくる。
これらのボールをきれいにし、切れ、擦れはないかを見て審判控室の前にいるボールボーイにネット越しに手渡す。

ただ、単にこれだけですめばいいが、実は当日結構ボールが切れたり擦れたりで、使えなくなるものが急増。
また、試合球はその日は一つのメーカーを使い通さなければならないので、第2試合の最後にはちょうど新しい球もなくなり、少し心配する場面もあった。
実は、その原因(!?)は、硬球に対する球審の繊細なこだわりで、ことごとく試合球がはじかれたからか・・・!?

当日第2試合の球審は、若手成長株のSAWAGUCHI氏。
実は彼はピッチャー出身。
だから球審である以上に、ピッチャーの目で試合球の損傷を見ていたのだろう。

もちろんこれは当然。夏の大会一発勝負の大事な試合での使用される球は、最高の状態でなければならない。
試合球が原因で勝負の結果が左右されたなどとは絶対あってはならない。

またその一番の責任者は、グラウンドの中でピッチャーに試合球を渡す球審である。
だからSAWAGUCHI氏の判断は実に理にかなっている。

ただし、試合球は、無限にあるわけではない。
その日の試合数からある程度の使用を予想して各球場に配られている静岡県大会名が押印されている特別球。
そんな試合球が第2試合になりあとわずかの心細くなる事態。試合の裏方の試合球配給元では結構焦り・・・。

でも、何とか無事に試合もゲームセットを迎え、メーカー違いの試合球を出すことはなく終了できた。

これも、野球の神様が、SAWAGUCHI氏の選球眼(!?)と試合運営裏方のご事情を見かね、ちょうどいいところでゲームセットとしてくれたのか・・・!?
正に、ちょうど一つのメーカの球が使い終わり、次回からは新たなメーカ球で十分試合ができる。

ところで・・・、今回は、なんとか昼食にうな丼を食べることができた。
これも焼津球場の神様の御慈悲(!?)か。

というか、今回は結構うな丼が多く、全体の丼物でも数が多めのほうであった。
だから、第2試合目の控え審判を含め5名は先にうな丼を食べていたが、それでもまだあと2クルー分ほどもあった。

私はここで遠慮すべきか迷ったが、この日で焼津球場とも、また夏の大会ともおさらばなので、思い切って60歳の球場使役デビューを飾るために(!?)、躊躇することなくうな丼に手が届いた。

おそらくしがない印刷屋は私たちが食べた後の最後の最後の食事。
しがないが、うな丼にありつけるかどうかは知ったこっちゃない。

ただ、うな丼は美味しいが、本当に他の丼物もおいしく、何を食べても大満足の焼津球場昼食。
さあ、来年使役でお呼びがかかるかどうかはわからないが、またの楽しみにしておきましょう・・・。


【写真↓:当日の審判委員から本部役員、裏方まで、結構な人数分の昼食。】


【写真↓:現役の時は、必ずいただいていたうな丼。久しぶりに食べたおか乃のうな丼はやはりうまい。焼津球場派遣の審判委員の楽しみの一つ。】




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