温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2014消防ヘリ搭乗体験No2

2014-03-27 07:13:28 | 日記・エッセイ・コラム

この日の天候は素晴らしい晴天とともに、風がない穏やかな日。
実は、自衛隊上がりの同僚防災監からヘリコプターは揺れもあるが、下を向くとふらつき、結構酔うといわれてきた。
でも、高いところほど好きな私(!?)は、そんなことはないと思いながらも、初搭乗なので少しは警戒していた。
しかも、離陸前には、機長から、調子が悪くなったら早目に申告してください、エチケット袋を用意していますとの機内放送(実際には、騒音に影響されないようそれぞれ密閉式のマイク付きのヘッドフォンを耳に当てての通信。おそらくヘッドフォンを外せばプロペラ音がうるさく、会話どころではないだろう。)。
そんな機長からの脅しともいえるご忠告だったが、穏やかな風に恵まれ、快適な飛行であった。
ヘリコプターは、静岡ヘリポートを離陸し、一路静岡市の海岸部へ。
行程は、そこから海岸線沿いに南に下り、広域連携を進める吉田町、牧之原市と進み、その後は一転北上のルートに。
そして島田市、南アルプスふもとの川根本町まで進み、Uターンして静岡市に戻るコース。所要時間1時間半である。
ただ、そんな関係市町の一周は、私は当初遊覧飛行程度と思っていた。
しかし実は、静岡消防局は平成28年度からの広域化実施を踏まえ関係市町の地形、災害発生時を想定した孤立村落、各市町主要公共施設の把握などをすでに情報収集済みで、詳細なヘリコプターからの救助対応策などを現地検証していた。
たとえば、牧之原市の昨年4月新たに建設された相良消防本部の敷地の状況、ヘリポートの位置、進入方法など、静岡市消防局はすでに状況を調査済みなのである。
ということは、消防広域化になったら、万一の場合静岡市から、ヘリコプターが飛んできてくれるということであり、それはすなわち、牧之原市のような一小規模自治体では、当然に持つことができない防災ヘリコプターが、1機常備されるということである。
つづく・・・。
【写真↓:上昇したヘリコプターは、一路南に進行】

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【写真↓:途中1号線バイパスを横断】

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【写真↓:途中グランシップが見える】

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【写真↓:静岡市の海岸線に到着。ここから一路南下】

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【写真↓:途中から機長が英語でどこかと交信。ふと正面を見ると飛行機が。実は、静岡市から南下するということは、途中静浜航空隊と富士山静岡空港の空域を横断するということ。として目の前に飛行するのは、富士山静岡空港へ着陸しようとしているFDA機であった。】

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【写真↓:吉田町上空に入ると、建設中の150号バイパスが見えてきた。】

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【写真↓:吉田町と牧之原市の境は、坂口谷(さくちや)川。と、河口を見ると水路の幅が数メートルしかない。例年上流部で大雨の時に水害となる原因の一つがこの河口閉塞だが、なかなか静岡県は予算がないということで、浚渫を行ってくれない。しかし、災害が発生したら、責任問題でもある。雨の時期が来る前に、県に要請しなければ。】

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コメント
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