昨日の天気予報は、静岡市に正午あたりに雨が降るということだったが、なんのことはない、雨どころかかんかん照りの暑い日差しが、容赦なく頭の帽子に照りそそぎ、西ヶ谷球場独特の、地面からの熱射と外野からそよぐ人工芝独特の暑さをふくんだ風が、一層暑さを倍増させる。
西ヶ谷球場独特のというのは、私なりに、さわやかな涼感を運ぶ自然の風とコンクリートと人工芝の熱射を含む生暖かい風が交互にそよぐという感じである。
これでなんとなく疲労感が増してしまうのは私だけか。
そんな真夏の球場としては条件が悪い西ヶ谷球場だが、準決勝第2試合の地元服織中学と浜松都田中学は激熱(!?)の戦いとなった。
このところ、各種大会の上位に出てくる強豪常連同士。
また、準決勝に進んだチームは何らかの上位大会に出場できるが、とはいっても、決勝進出組は、中体連東海大会とその上の全国大会につながるということで、両チームとも勝ちにゆく、エースを登板しての戦いとなった。
試合は、なんと7回終了時点で0対0の延長。
さらに2回の延長でも点が入らず、10回からは特別ルール。
この試合の球審は、島田UNO氏、1塁静岡ENDOU氏、2塁温故、3塁静岡OOSHIO氏。
そういえば、試合前、OOSHIO氏に高校野球選手権準決勝の延長15回は、YAGI審判長とお付き合いいただき(!?)お疲れさまでしたと会話をしていた。
そんな壮絶な延長をやってきたOOSHIO氏の存在が、試合前少し気になったが、まさか再度延長になることはないと、試合に臨んだ。
しかし、両チームの好投手の力投の前に、打者はワンヒットまでは出るが、その後続かない。
そんな点数0の決着をつけるための10回からの特別延長は、その表、都田中学の攻撃は、先頭打者が内野ゴロでホームフォースアウト、次の打者はまた内野凡打でホームアウト後1塁転送でゲッツー。
結局0点となった。
さすがにノーアウト満塁で1点も入らなかったのは、後々まで響く。
次の10回裏は服織中学の攻撃。
だが、先頭打者は、内野ゴロのホームフォースアウト。
これまた都田中学と同じ展開で、なんとなく嫌な雰囲気が漂った。
次の打者も、都田中学の好投手の球威に押されながらもフルカウントとなり、次の球が、おそらくそのまま見逃せば体に当たっていたかもしれないような胸元のボールを、スイング。
バットの根元で当たったボールは、3塁線上に転がり、それをピッチャーがわしづかみにホームに投げた球は、キャッチャーが取れないような高い暴投。
これで、残念ながら、勝負がついた。
昨日の朝のこのブログで、延長サヨナラのような劇的ケースは、あまり好まないといったその最初の試合がまず、延長サヨナラとなった。
試合時間2時間10分。
そのあとの決勝を含めると、西ヶ谷球場の暑いグラウンドで5時間ばかりジャッジすることとなる。
第1試合目は、短めで終わりたかったが、少し長い試合となった・・・。
つづく。