昨日中体連県大会が終了し、常葉橘中学が優勝した。 5月頃だったか、地元中学に練習試合にきて、その球審をしたが、そのときの印象が、3人のすばらしいピッチャーを擁し、実にまとまったいいチームであったと感じた。 したがって、県大会も上位に入るものと大会前から予想していた。おそらく、全国大会でも快進撃を続けるものと期待する。 ところで、その中体連県大会の2つ目の審判反省は、高校選手権県大会の際、指摘された、3塁審判を受け持ったときの3塁後方のフライの追い方である。実に下手な動きであると自分でも、感心(?)する。 これは、清水庵原球場での3塁塁審のとき、状況としては、ランナーがいなく、単に打者がフライを打ったものである。 通常、フライが上がったら、野手の動きを見ながら、たとえば、3塁手がボールに向かっていったら、まず守備に邪魔にならないよう3塁手を先に追い越させ、その後についていき、捕球を確認する。ファウルライン付近ならファウルラインをまたいで静止してジャッジするのである。 また、3塁手が追わないようなら、速やかに外野方向に振り返り、ショート、レフトの動きに注目し、ジャッジするのである。 この動きが高校野球県大会の際適切にできなく、指導者から指摘されたのである。 しかし、これも私にとっては、長年の経験で、今まで自然に動ける、すでに身についている動作のひとつと思っていた。 したがって、注意されたばかりのことなので、直ちに修正できるものと思っていたのだが、この中学生の県大会においても、打球の状況は違いながらも、適切な動きができないものであった。 これを自分なりに反省すると、野手と私との呼吸(?)が合わない!と考える。 いやいや、野手は、もちろん打球を一目散に追っていて、審判との呼吸などは毛頭気にするものではない。 したがって、これは、私の野手の呼吸、動きを即座に判断することが単に下手だということであろう。 そして、打球の上がった位置、方向性と野手の守備の位置との関係を、瞬時にまとめ上げることが遅いのであろう。 今後も同じようなケースは幾度となく出くわすであろう。しかし、いままでの状況を判断すると、自分なりに次の反省と、逆に解決方法を見つけなければならない。 私は、打球が上がった瞬間、即座に野手の動きを気にする。したがって、そこでは、打球の勢い、上がった方向、落ちる位置を想像しないまま、次の動き、つまり野手の動きに目が移り、必死に対処しようとしているのである。 結果として、打球の落下位置、あるいは捕球位置をあわてて確認し、十分なジャッジ体勢を取らないまま見ているように考える。 この反省がいいかどうかはわからない。単に加齢による判断、動きの鈍りかもしれない。しかし、もう少し審判を続けるのなら、反省するような動きをいかに少なくするかの努力は必要だと考える。