「グレイテスト・ショーマン」のザック・エフロンが、30人以上の女性を惨殺した実在の殺人鬼を演じた犯罪ドラマ。1969年、ワシントン州シアトル。とあるバーで出会い恋に落ちたテッド・バンディとシングルマザーのリズは、リズの幼い娘モリーとともに3人で幸福な家庭生活を築いていた。しかし、ある時、信号無視で警官に止められたテッドは、車の後部座席に積んであった疑わしい道具袋の存在から、誘拐未遂事件の容疑で逮捕されてしまう。また、その前年にも女性の誘拐事件が起きており、目撃された犯人らしき男はテッドと同じフォルクスワーゲンに乗り、その似顔絵はテッドの顔に酷似していた。テッド役のエフロンのほか、リリー・コリンズ、ジョン・マルコビッチらが脇を固める。監督は、同じくテッド・バンディを題材としたNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ「殺人鬼との対談 テッド・バンディの場合」を手がけたジョー・バリンジャー。(映画.comより)
<2021年5月27日 録画鑑賞>
ザック・エフロンは男前だけれど、それだけでなくて演技もうまいと思います。ディカプリオのように。「きみがくれた未来」なんかとてもよかった!彼を見直した作品でした。「グレイテスト・ショーマン」もよかった。とにかく、主演がザック・エフロンということで、期待してました。
今回は、ハンサムでIQも高く、女性にモテまくるサイコキラーの役を演じたのだけれど、ちょっと色黒で疲れた感じに見えました。メイクをしてでも、もっとハンサムに作り込んだ方がおもしろかったかも。もちろん、テッド本人に似せる必要があってそうなったのかもしれないけれど。しかし、今テッド・バンディ本人の写真を見ても、ちっともハンサムに見えないのにね。時代と国の価値観の差か。でも、モテ男の定番、口のうまさはさすが!個人的には、人生の残りが少ない今なら、ウソでいいからこんな口説かれ方、されてみたいね。いや、標的は若い女性だろうけれど(笑)。
しかし、自分の無罪を主張するためと女を口説くためなら、とにかく口八丁手八丁。ほとんど出まかせ?と思われることも言うほどの口の上手い男が、こんな不必要な残虐殺人をしたのが意外。ある種の病気だったんじゃないだろうか。レイプする、もてあそぶ、それで充分じゃないの。頭に穴があくほどの殺し方、首を切る、顔を潰す、アゴを砕くなど、そこまでして殺す必要ある?また、ずっと「やってない」とあまりに無罪を主張するその姿は、ある意味自分のやったことを認識できてなかったのではないか、本当にやってないと思っていたんじゃないか、とすら思わせました。
でも、誠実そう、純粋そうな物言いと魅力的なルックスに、女性ファンが多かったのもわかる気がしました。法廷でプロポーズなんて!きっと、見ていたたくさんの女性がため息をついたことでしょう。そうそう、いい人役で(太った)ハーレイ・ジョエル・オスメントが出てました。どこまでもいい人で、ちょっと気の毒でした。
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