アイドルグループ「SixTONES」の京本大我と「偶然と想像」の古川琴音が共演したラブストーリー。アジア圏で大ヒットを記録した2007年の同名台湾映画を原案に、「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」の河合勇人監督がメガホンをとった。
ピアノ留学から帰国して伝統ある音楽大学に編入した湊人は、過去のトラウマのせいで思うようにピアノが弾けなくなってしまっていた。そんなある日、湊人は、取り壊しが迫った旧講義棟の演奏室で、神秘的なピアノを奏でる雪乃と出会う。美しい旋律に強くひかれた湊人は曲名を尋ねるが、雪乃は秘密だという。2人は自然とひかれ合い、湊人は雪乃の明るく純粋なピアノの演奏に触れるうちに、再び音楽と向き合うことができるようになっていく。かけがえのない日々を過ごす2人だったが、ある日突然、雪乃は湊人の前から姿を消してしまう。
その他の出演に「鯨の骨」の横田真悠、「彼女が好きなものは」の三浦りょう太、「ちはやふる」シリーズの坂口涼太郎。(映画.comより)
<2024年7月21日 劇場鑑賞>
こんな若い人たちのラブストーリー、久しぶりに見ました。京本政樹の息子さんを知らなかったので、収穫になりました。なかなかに爽やかな好青年。でも、個人の好みだとは思うけど、お父さんのほうが美形かな(笑)。青年、本当にピアノを弾いている感じでしたね。育ちがいいから、それくらいの教養はあるのかもしれませんね。
さて、元来私は、”しっかり恋愛しておいて突然姿を消す”系の女性は嫌いです。そんな、男を弄ぶようなことするのは傲慢だと思うからです。今回の映画はどういう展開になるのかな、と期待しながら見ていました。
<ここからネタバレ>
まさかの「時空超える系」でした。そう来るとは!ちょっと意外だったかな。
<ネタバレ終わり>
きれいな映画でした。一度挫折した京本君が、もう一度ピアノを弾く楽しみを取り戻し、再生してゆく過程は丁寧に描かれているし、学生らしくどこへ行くのも自転車愛用しているし、ピアノにしらけていた時期でも「大学はちゃんと卒業するよ。行かせてもらってるし」と、ただ自分の考えだけで突っ走るのではないところが現実的で「いいな」と思ったし、お節介な女友達もしっかり描かれていましたし、お父さんも優しかった。とても見やすい映画だったと思います。ただ一つ、これはまったく私の個人的な感想なのですが、京本君の相手役の女の子、もう少し美人がよかったな。映画ですから、ファンタジーですから。お節介な女友達のほうが目にも楽しい美人だったのはわざと?
つまらないことをすみません。元ネタの台湾映画を探してみようかな。