田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

モンキーマン(Monkey Man)

2024年10月28日 19時13分40秒 | 日記

Monkey Man | Trailer (2024) - YouTube

News - SlashFilm

Dev Patel's Monkey Man Gets First Trailer and April Release Date

 

「スラムドッグ$ミリオネア」などの俳優デヴ・パテルが構想に8年をかけた監督デビュー作で、架空のインドの都市を舞台にひとりの男の復讐劇を描いたアクション映画。

幼い頃に故郷の村を焼かれ、母も殺されて孤児となったキッド。どん底の人生を歩んできた彼は、現在は闇のファイトクラブで猿のマスクを被って「モンキーマン」と名乗り、殴られ屋として生計を立てていた。そんなある日、キッドはかつて自分から全てを奪った者たちのアジトに潜入する方法を見つける。長年にわたって押し殺してきた怒りをついに爆発させた彼は、復讐の化身「モンキーマン」となって壮絶な戦いに身を投じていく。

パテルが自ら主演を務め、「第9地区」のシャルト・コプリー、「ミリオンダラー・アーム」のピトバッシュが共演。パテルとともにポール・アングナウェラと「ホテル・ムンバイ」のジョン・コリーが脚本を手がけ、「ゲット・アウト」のジョーダン・ピールがプロデュースを担当。第31回サウス・バイ・サウスウエスト映画祭で観客賞を受賞した。(映画.comより)

 

 

<2024年8月25日 劇場鑑賞>

 「スラムドッグ・ミリオネア」で少年だったデヴ・パテルも、もう立派な大人の俳優になりました。「ライオン」や「ホテル・ムンバイ」「グリーンナイト」など、いくつも作品を見ましたが、今回は初監督作品だということで、どういう題材なんだろうと思っていました。この作品は、インドの架空都市を舞台に、インドに深く根付く神話をベースにしています。なので、ある程度神話を理解しているほうがわかりやすいかと思います。

 デヴ演じるキッドは、幼い頃、目の前で母親を焼き殺されました。なぜなら、カーストの身分が著しく低かったからです。突然立ち退きを強要され、抵抗した。それだけです。生活の保障もないのに反論するのは当然です。それなのに「女の癖に生意気な」と焼き殺されてしまったのです。そのトラウマとや、想像絶するものがあると思います。その後も親のないまま、苦労を重ねて成長しました。今は猿の被り物をして闇のファイトクラブで殴られ屋をしています。

 ところで、この映画には時々彼の回想シーンが入るのですが、そこで母親がハヌマーン(猿の顔を持つ神様)の物語を語って聞かせるシーンが何度かあります。その中に、ハヌマーンは太陽を熟した果実と勘違いして登り、一度落とされてしまった、という話があります(そんなバカな、と思いましたけどね。笑)。実際のハヌマーン神話には、ラーマ王子が妻シータを助けに行く旅に同行して協力したり、一度死んだものの破壊神シヴァによって再生され、そして雷、水や火にも耐性のある戦士となって蘇ったとか、いろんな話があるようです。

 それで、そういうバックグラウンドもあって、キッドは基本的に猿神ハヌマーンに守られている、という設定になってたみたいです。それというのも、キッドは何かを周到に準備していたわけではなく、偶然の機会を得て復讐を開始するし、準備不足からか、やられてしまったりすることも多々あるのです。見ていた私は「えぇ?復讐って、そんな行き当たりばったりでできるものなん?危険すぎるやろ」と思ったし、それでも殺されずに生き永らえ、やがてヒジュラ(女性の格好をしているけど男性)の部落に匿われ、そこで鍛錬を積み、強くなってまた世の中に打って出る姿を見るにつけ、どういう展開なのかと少し思っていたのですが、どうやら「すべてハヌマーンの庇護があったから強くなり、成功してゆく」ということだったようです。

 ともかく、キッドは強くなり、復讐を果たせました。ヒジュラの面々も応援に駆けつけてくれました。彼らは、普段女性の格好をしていますが、いざとなれば体格のある男性ですから、強いのです。この辺も、シヴァにより再生したハヌマーンや、ラーマと共に猿の軍団を率いて戦ったハヌマーンになぞらえてあるのかもしれません。

 今回、デヴの細くて長い手足に見とれました。こんなに足細かったっけ?とか、こんなに背が高かったっけ?とか思いました。こんな見栄えのする体格だったっけ~と真剣に思いましたが、彼自身はテコンドーの黒帯なんですってね。さすが。素養があったのですね。

 神話を知らなかった私は、”こんなへなちょこ戦士があるものか”と思ってましたが、その辺、インドのことをよく知って見ると、きっと楽しめる映画だと思います。

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ソウルの春(서울의)

2024年10月25日 18時19分41秒 | 日記

서울의 봄(영화) - 나무위키

CGV

서울의 봄'은 어떻게 천만 관객을 사로잡았나? | YTN

 1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。(「ソウルの春」オフィシャルサイトより)

 

 

<2024年8月24日 劇場鑑賞>

 韓国の今の大統領は尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏、前大統領は文在寅(ムン・ジェイン)氏、その前が女性の大統領でしたね。朴槿恵(パク・クネ)さんです。あのセウォル号沈没事故があったときの大統領です。修学旅行生が大勢亡くなりましたね。彼女のお父さん朴正熙(パク・チョンヒ)大統領が部下に暗殺された事件から、この物語は始まります。独裁者とも言われた人物の暗殺で、かの国は民主化が進むかと思われましたが、新たな独裁者が現れて来るのです。この辺を描いた映画です。

 イ・ビョンホン主演の「KCIA 南山の部長たち」もこの事件を描いた映画でしたね。しかし、時の捜査責任者チョン・ドグァン(ファン・ジョンミン)は、この事件の真犯人に対する取り調べが荒っぽかったことを批判され、そのまま田舎に左遷されそうになり「一生冷や飯を食うくらいなら」と謀反を決意。権力を掌握しようとクーデターを起こします。陸軍内のハナ会という組織を牛耳り、陸軍トップの参謀総長を拉致するなど、徐々に足場を固めていきます。片や、危機を察した参謀総長は、拉致される前に、信頼できる軍人イ・テシン(チョン・ウソン)をソウルの警備長に据えます。この二人(チョン・ドグァンとイ・テシン)の攻防がお話のメインです。

 多分、誰もがイ・テシン側が正義だとわかっていたのです。しかし、あまりに強い態度のチョン・ドグァンに誰もが逆らえなかった。というか、今逆らって、後にこの男が本当に実権を握ったら、自分は冷や飯か?と現実的な怯えで、追従した輩も多かったと思われます。そして肝心な権力者(国防長官とか)は、逃げ回るばかりで何の役にも立ちません。アメリカ合衆国の大使館にまで逃げ込んで「なんなのですか。ここへ来てもなんの解決にもなりません」とはっきり言われても愛想笑いを浮かべてのらりくらりと時間を稼ぐ姿は、みっともないことこの上ない。よくのうのうと生きてるわ、と思いました。そのくせ、形勢が逆転しそうになると突然現れ「国防長官は俺だ!俺が決めるんだ!」と声高にのたまい、不利になると見て取るや階段の下にまた身をひそめる。なんでこんな奴が出世しているのか。まったくもって不思議でした。

 ともかく、そんなこんなで政変が起きるのです。歴史は広く知られているので書いてしまいますが、民主化の夢は破れ、イ・テシンは拘束されます。チョン・ドグァンは独裁者として君臨。のちに有力政治家を軟禁したり、市民のデモを弾圧したりします。この辺を描いた映画が「光州事件」「タクシー運転手 約束は海を越えて」ですね。そして彼は1980年、全斗煥(チョン・ドファン)大統領となるのです。民主化を求める市民デモは散発的にはずっと起きていたようですが、1987年の6月の民主抗争でピークを迎え、ついに1987年6月29日、民主化宣言が出されます。この辺を描いたのが、若作りぱっつん前髪のカン・ドンウォンが出ていた「1987、ある闘いの真実」ですね。韓国って、けっこう真正面から歴史を描いた映画、作ってます。「1987~」では、靴屋のおばさんが印象に残ってます。学生運動しているカン・ドンウォンらを支援するふりして「この靴を持って行きな。○○に負けとくよ」って、きっちり商売するんです。がめつい(笑)。思わず苦笑したのを覚えています。

 韓国の大統領って、いつも退陣後に訴追され拘束されてるイメージです。チョン・ドファン大統領も、少し前に90歳くらいで亡くなられたのを覚えています。盧泰愚さんと共に起訴されたんじゃなかったかな。細かいことは覚えてないけど。

 いっぱい韓国映画見て来たけど、今回の映画のおかげで少し整理がつきました。勉強になりました。

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大いなる不在

2024年10月22日 17時30分05秒 | 日記

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 長編デビュー作「コンプリシティ 優しい共犯」がトロント、ベルリン、釜山などの国際映画祭に招待され高い評価を得た近浦啓監督の第2作。森山未來が主演を務め、藤竜也と親子役で初共演を果たしたヒューマンサスペンス。

幼い頃に自分と母を捨てた父が事件を起こして警察に捕まった。知らせを受けて久しぶりに父である陽二のもとを訪ねることになった卓(たかし)は、認知症で別人のように変わり果てた父と再会する。さらに、卓にとっては義母になる、父の再婚相手である直美が行方をくらましていた。一体、彼らに何があったのか。卓は、父と義母の生活を調べ始める。父の家に残されていた大量の手紙やメモ、そして父を知る人たちから聞く話を通して、卓は次第に父の人生をたどっていくことになるが……。

主人公・卓を森山未來が演じ、父・陽二役は「コンプリシティ 優しい共犯」でも近浦監督とタッグを組んだ藤竜也が務めた。卓の理解者となる妻の夕希役は真木よう子、行方知れずの義母・直美役は原日出子。第71回サン・セバスチャン国際映画祭のコンペティション部門で藤竜也がシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を受賞。第67回サンフランシスコ国際映画祭では最高賞のグローバル・ビジョンアワードを受賞。(映画.comより)

 

 

<2024年8月18日 劇場鑑賞>

 こういう理屈っぽそうな邦画は、あんまり選ばないのですが、今回はよく行く和歌山のマルチプレックッスシアターの名画座で上映されていたので、なにか評判の映画なのかと思って見てみました。

 しかしまぁ、所々腑に落ちない映画ではありました。もちろん、役者さんたちはさすがの名演で、認知症をわずらった頑固な元大学教授の藤竜也、その息子の森山未來、父の再婚相手(要するに義母)の原日出子など、本当に名演だったと思うのですが、冒頭の警察の物々しい出動シーンから始まって、だから結局何を言いたかったのかがよくわからない感じでした。そんなもの、なかったのかもしれませんが。

 元気なころから理屈っぽくて上から目線の父親はしかし、森山くんたち母子を捨てて原日出子さんと一緒になってるのです。後に、結婚する前から彼女のことが好きだったことがわかります。彼女に対する恋文の中で「月並みに結婚してしまった」とあるのです。こんなこと、言われたくないですよね。母子はショックすぎます。とにかく、映画はその”教養人”だった父親が認知症になってしまい、周りが振り回されるという話、そこに尽きるのです。父が元気なころから、真面目な森山くんは、父親にどんなに因縁つけられても(優しい義母の手前もあるだろうが)逆らうこともせず「はい」と答えていた賢い男の子なのです。すごいと思いました。こんなこと、あり得る?と思うほど。私なら真剣にいやになる。絶対に会いになんか行かない。しかし、森山君が義母に会ってるのは過去のシーンで、実際認知症で問題を起こして呼ばれた頃は彼女はいなくなってて、父は一人だったのです。「あいつは死んだ」とか、父は会うたび違うこと言うから実際のところはわからなくて、かなり探す羽目になるし、なぜか義母の”本当の息子”も登場するのに(最初の結婚で子供がいた。熱烈なアタックにより、離婚してまで藤竜也と一緒になったのですね)、彼も本当のことを言わなかったり。よくわからない展開でした。

 もちろんそれなりの理由があっての不在だとは思うのですが、やはり妻であったのですから、そうなる前に専門家に相談するとか、役所に相談するとか、それこそ森山君に相談するとか、なにか手は打てたのではないかと思うのです。本人が頑固に嫌がるということはあったにしても。実際、あれだけ認知症が進行しているのにほったらかしたら危ないし。車の運転がままならなくなっても、妻に怒鳴り散らして自分で行ってしまったところは、本当に怖かった。よく事故にならなかったものです。

 この映画での「不在」は、妻(原日出子)の不在なのか、認知症になってしまった父親が、そこに「不在」なのか、あるいは長らく会ってなかった息子とお互いに「不在」だったのか。いろいろ解釈できるのだと思います。でも、凡人な私は、なんだか不思議な感じ、腑に落ちない感じを受ける映画でした。

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フォールガイ(The Fall Guy)

2024年10月21日 19時07分03秒 | 日記

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 「ブレット・トレイン」「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のデビッド・リーチ監督が、ライアン・ゴズリングとタッグを組んで描いた痛快アクション。1980年代に放送されたテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」を映画としてリメイクし、危険な陰謀に巻き込まれたスタントマンの戦いを、自身もスタントマン出身のリーチ監督がリアルかつ斬新なアクションで活写する。

大怪我を負い一線から退いていたスタントマンのコルトは、復帰作となるハリウッド映画の撮影現場で、監督を務める元恋人ジョディと再会する。そんな中、長年にわたりコルトがスタントダブルを請け負ってきた因縁の主演俳優トム・ライダーが失踪。ジョディとの復縁と一流スタントマンとしてのキャリア復活を狙うコルトはトムの行方を追うが、思わぬ事件に巻き込まれてしまう。

主人公コルトの元恋人ジョディを「クワイエット・プレイス」シリーズのエミリー・ブラント、失踪した主演俳優トム・ライダーを「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソンが演じた。(映画.comより)

 

 

2024年8月18日 <劇場鑑賞>

 ライアン・ゴズリング、最近本当にがんばってますねぇ。若い頃の方が渋い役やってたよね、寡黙なドライバーとか。でも、なんでもやってのけるライアンは、歳を重ねても素敵です。主演がライアンなので、相手役が妙に若い子でも不自然だと思ったのか、元カノで映画監督の女性を演じるのはエミリー・ブラントです。付き合っていた当時はカメラアシスタントだったエミリー・ブラントは、今では映画監督となり、新作のアクション映画を手掛けています。彼女は、主演にハンサムな人気俳優アーロン・テイラー=ジョンソンを起用したのですが、彼が突如失踪。そして、かつてこのアーロンのスタントをしていて大けがを負い引退していたライアンを呼び戻したのは、監督と一緒に仕事をしている女性プロデューサーでした。

 元カレが戻って来ることに戸惑うエミリーですが、とりあえずすぐに空いているスタントマンはいなかったのと、やっぱり、過去に突然いなくなった彼に未練があったのとで、彼を迎え入れます。ここから、スタントマンなはずのライアンは、スタントだけではなく、主演俳優を探す任務も負うのです。

 話は最後までわかりやすく、悪い奴は最初から悪人面(アホっぽい?)だったり、妙に言葉巧みだったりするから、だいたいの見当は付くので、あくまでライアンの頑張りと、スタント仲間たちの友情、そして元恋人たちのハッピーエンド、この辺を堪能する映画かと思います。まぁ、ライアンがスタントマンに復帰してすぐの撮影現場での、ライアンとエミリーのさや当て合戦は、ややだるく、”年甲斐もない。ここは仕事場なのに”と思いましたけれども。

 ともかく、楽しい映画でした。最後の最後まで、ふいに驚きの登場人物が現れたりして、目が離せません。この映画は、元々テレビドラマだったものをリメイクしたらしいので、そのオリジナルを知ってると、その時の俳優さんがカメオ出演していたりするらしいので、もっと楽しめるようです。個人的には「ライアン、不死身過ぎ」と思いました(笑)。

 

 

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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(QT8: The First Eight)

2024年10月14日 18時51分06秒 | 日記

Prime Video:QT8: The First Eight

Tara Wood talks 'QT8: The First Eight' - FF2 Media

QT8: The First Eight - Filmkrant

 

奇才クエンティン・タランティーノの素顔を、彼の作品の出演俳優たちが明かしたドキュメンタリー。

唯一無二の作風で世界中の映画ファンに支持され、長編10作目を完成させたら映画監督を引退すると公言しているタランティーノ。監督デビュー作「レザボア・ドッグス」から8作目の「ヘイトフル・エイト」までに出演したサミュエル・L・ジャクソン、ジェイミー・フォックス、ダイアン・クルーガーら俳優やスタッフたちが登場し、「レザボア・ドッグス」の伝説の耳切りシーン誕生秘話、「パルプ・フィクション」のキャスティングの裏側、「キル・ビル」撮影現場で起きた事故の真相、そして盟友ティム・ロスが明かす引退後の計画など、驚きのエピソードの数々がタブーなしで語られる。

リチャード・リンクレイター監督についてのドキュメンタリーも手がけたタラ・ウッドが監督を務めた。(映画.comより)

 

 

<2024年8月17日 録画鑑賞> 

 タランティーノ監督って、本当にすごい男だと思うのです。私は「レザボアドックス」はリアルタイムで見てなくて、初めて彼の作品を見たのは「パルプフィクション」だったと記憶します。「ベイビー・トーク」以来のジョン・トラボルタを見て(しかも踊ってる!)えらく感動したのを覚えています。ウマ・サーマンのダンスも素敵だった。個人的にはカースティ・アレイ共演の「ベイビー・トーク」シリーズも好きでしたけどね。パンフレットを3作とも持ってたりします(笑)。監督は、ものすごくIQの高い人だとも聞きました。裏話を聞かなくても、充分楽しんできたわけですけども、今回「キル・ビル」でのウマ・サーマンの出来事を聞いてとても驚きました。すごいなぁ。やっぱり危険すぎることはスタントに任すべきですね。

 さて、そんなこんなで、彼を取り巻く人々が出て来て(本人は出ないが)彼に関する逸話を披露します。私は、その中身より(だって、エキセントリックなのはわかってるし)「わぁ、マイケル・マドセンだ!」とか、日本ではあんまり見なくなった人に会えたのがうれしかったです。監督、本当に辞めちゃうのかな。まぁ、残りの人生を生きて行けるほどは稼いだだろうし、好きなことをやりたい、あるいは休みたいとか、いろいろあるだろうけれど、ここらでローズ・マッゴーワン主演とか、足にマシンガンはめ込むような(監督違いでごめんだけど)、あるいは老けすぎ高校生の(笑)「ハードキャンディ」みたいな(1999年のほうね。こちらも監督違いでごめん)、ぶっ飛んだ映画録ってくれないかな。差別を告発するような真面目な映画じゃなくてさ、「うわ~さっすが~」と思うような、誰も思いつかないようなぶっ飛び映画を作って欲しいな、と思う今日この頃です。

 

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