田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ミラベルと魔法だらけの家(Encanto)

2021年12月01日 22時39分23秒 | 日記

Amazon | Disney Encanto: The Junior Novelization (Disney Encanto) |  Cervantes, Angela | Friendship

Amazon | Family Is Everything (Disney Encanto) (Step into Reading) | Mack,  Luz M., The Disney Storybook Art Team | Friendship

On Location: The Colombian Towns, Architecture, and Music that Inspired  Disney's 'Encanto' | Condé Nast Traveler

 

「白雪姫」、「シンデレラ」、「美女と野獣」、そして世界中で大ヒットした「アナと雪の女王」まで、魔法のように美しい映像と、素晴らしい楽曲によって数々の伝説を生み出してきたディズニー・ミュージカル。
この冬、「ズートピア」の監督と「モアナと伝説の海」の音楽というディズニー史上最強の豪華スタッフが集結した、全世界待望のミュージカル・ファンタジーがついに誕生!


「“魔法だらけの家”へ、ようこそ──」

魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。
家族全員が家から与えられた“魔法のギフト(才能)”を持つ中で、少女ミラベルだけ何の魔法も使えなかった。

ある日、彼女は家に大きな”亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆だった。 残された希望は、魔法のギフトを持たないミラベルただひとり。

なぜ、彼女だけ魔法が使えないのか?
そして、魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは…?

(Disney  movie  websiteより)

 

 

 

<2021年11月28日 劇場鑑賞>

 田舎に住んでいるので、上映は吹き替えのみ。ま、でも明るくて楽しそうな映画だからいいかって。新聞のコラムでは「ディア・エヴァン・ハンセン」と趣旨が似ているようなことを書いてあったので、そこに興味がありました。予告を見る限りでは全然違う映画に見えたので。ちなみに「ディア・・・」は、まだ見てません。

 さて、映画はDisneyらしいファンタジーで、なんでそうなるのか、わからなかったけれど、とにかく魔法の力を授かった女性とその子供たちが、その地域に住み着き、君臨している話です。この家の子は、代々魔法の力を授かるので、その力を地域に還元し、皆のためにと考えながら地域に尽くしているのです。名家ですね。

 しかし、ミラベル一人だけ、なぜか力を授かりませんでした。みないい人ばかりだから、ミラベルも明るく振舞っているし、おばあちゃんも、力を授からなかったミラベルを差別することなく「あなたは特別なのよ」と折に触れ声をかけています。つまり、今でいう「ポリティカル・コレクトネス」満載な家族なわけです。見ている私も「うわ、大変だな。ミラベルも疲れてないのかな」と思ってました。性格ヒネててすみません。でも、あれほど”腫れ物に触るように”接しられたら、余計にいたたまれないんじゃないでしょうか。みんながいい人過ぎて、ちょっとしんどかったかも。こういう世界、みんなが努力しているだろうし、本当は正しいと思うけれど、やっぱりいつかほころびるのではないでしょうか。

 もちろん、ミラベルは魔法ではない能力を使って、家族をまとめ上げることに成功します。でも、こういうことって、別に「皆が魔法を使える」という設定がなくても、普遍的なものではないでしょうか。

<ここからネタバレ>

 個人的には、ミラベルがおばあちゃんに「あなたがすべての原因なのよ!」と指摘した時に「すごい!」と思いました。それに気づくのもすごいけれど、ちゃんと言葉にして指摘できるって、すごいです。なかなか子供の頃って(ミラベルはわりと大きいのかもしれないけれど)、そこまで表現できなくて、理不尽でも言いなりになるしかなくて、後で「あの時、母親にこう言い返すことができたらよかったのに」と思うことって、あると思うのです。だから、ここでミラベルが放った言葉がうらやましかったです。また、さすが、おばあちゃんも素直に受け入れてましたね。できた人は違います。「なに~~もう一遍言うてみい!!!」と逆上する人とは違うのです(笑)。

 そこにちょっと感動しました。また(暗い)未来が見えてしまうブルーノが隔離されてしまっているのが、理不尽だと思いました。だって、彼はそれが見えるだけで、彼には何の責任もないのですから。そんなに”いやなことは聞かない”なんて、誰か間違っていると言わなかったのですか。

 こんなこと書くと、すご~い大人向けの映画みたいですが、主題は「みんな違って、みんないい」です。画も、とっても鮮やかできれい。目を見張るほどです。あんなピンク色で、ニットセーター新調しようかな。

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