田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語(Little Women)

2020年08月10日 15時50分43秒 | 日記

Little Women (2019). A movie that matters. | by Sarah Callen | The ...映画 Little Women (2019) を見た。グレタ・ガーウィグの『ストーリー ...  

 

LITTLE WOMEN - First 10 Minutes From The Movie (2019) - YouTube

 「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再タッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説「若草物語」を新たな視点で映画化。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる隣家の青年ローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが……。ローリーを「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、長女メグを「美女と野獣」のエマ・ワトソン、末っ子エイミーを「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、4姉妹の母をローラ・ダーン、伯母をメリル・ストリープが演じるなど豪華キャストが集結。第92回アカデミー賞では作品賞はじめ計6部門でノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。(映画.comより)

 

 

 

 子供の頃読んだはずの原作は、まったく覚えていません。スーザン・サランドンとキーラ・ナイトレイ、クリスチャン・ベイルの「若草物語」は少し覚えているけれど、結局有名過ぎて「わかってるつもりでいるけれど、実はあんまり理解していない」類の作品になってしまってました。でも、今回はしっかり見ました。

 南北戦争時代のアメリカ。牧師だった父親は不在がちで、母と四姉妹は、決して裕福とはいえないなか、気丈に生きています。そして、それぞれいろんな才能を持ちいろんな夢を描きながら、隣人への愛を忘れず、お互いへの愛情と思いやりを忘れずに人生を過ごしています。裕福な叔母(メリル・ストリープ)に目をかけてもらってる末娘は「お金持ちの男と結婚することが大事よ」と言われて、絵画教室に通わされたりしています。この末娘を演じるのがフローレンス・ピュー。「ミッドサマー」で弱いふりして(いや自分では本当にそう思っていただろうけれど)もっともしたたかに生き抜いた主人公の女性を演じていた女優です。この映画でも花の冠をかぶって踊るシーンがあるのには噴き出してしまいました。偶然なのかわざとなのか。彼女はもうすぐ公開の「ブラックウィドー」にも出ていますね。売れっ子です。

 実は個人的に、今度の「若草物語」の主人公は、この末娘なのではないかと思っています。最初から才気煥発な次女と違って、おとなしく目立たないようでいて、その実(じつ)とても賢く、もっとも賢明な選択を続けて、幸せな人生を過ごすのです。いちいち考えや意見がもっともで、私はこの子が一番目立っていたのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

 男性陣が美しかったのも、目に楽しかったですね。ティモシー・シャラメ君は言うに及ばす、次女(シアーナ・ローシャン)の恋人にルイ・ガレルも!乳母の女性が「ハンサムねぇ」と正直に言ってのけてました(笑)。教養も高い知性のハンサムガイでした。個人的には、ラスト近くに、帰ってしまったルイを「追うのよ!」と皆が次女を焚きつけた時に、階段にもたれて余裕かましてたシャラメくんが「突っ立てないで、早く馬車を!」と妻に言われて急に動いた場面がツボでした。まさにありそうでおかしい(笑)。

 とにかく、これは女性に限らず男性でもそうなんでしょうけれど、自分に正直に生きることですね。できればフローレンス・ピューの末娘のように賢い判断を伴って。それが難しいんですけどね~。

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