マーベルコミック原作の人気アクション大作「X-MEN」の前日譚を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「X-MEN:フューチャー&パスト」のシリーズ続編。人類の文明誕生以前からミュータントの力を使い、神として世界を支配していたアポカリプスが、数千年の眠りから目を覚ました。人類の文明が間違った方向に発展したと考えるアポカリプスは、世界に新たな秩序をもたらすため、マグニートーらを従え、世界の破滅を計画。プロフェッサーXやミスティークらが率いる若きX-MENたちは、アポカリプスの企みを阻止するため立ち上がるが……。シリーズ第1作「X-MEN」や、前作「X-MEN:フューチャー&パスト」を手がけたブライアン・シンガーが監督。アポカリプス役は、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のオスカー・アイザックが務めた。(映画.comより)
やっと見た!すべてリアルタイムで鑑賞して来た私にとっては、そろそろ頭がこんがらがって来たので、ここで少し整理します。ウィキからの抜粋なのですが・・・。
X-MENシリーズでは、今回の「アポカリプス」は8作目の作品となるようです。
1.『X-メン』(2000年)
2.『X-MEN2』(2003年)
3.『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)
4.『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009年)
5.『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年)
6.『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013年)
7.『X-MEN: フューチャー&パスト』 (2014年)
8.『X-MEN: アポカリプス』 (2016年)
なるほど、なるほど。時系列が行ったり来たりするので、本当に混乱します。最近は話のつながった続編が多くて、それもたくさん系列映画があったり、ななめに(?)登場人物がクロスしていたりするので、誰がどの仲間だったか、どの話の登場人物だったか、把握できていない気もします。脳みそがだいぶ古くなってきてるので、諦めそうになることもあります。
今回は、「ミュータント達が若い」シリーズの3作目。お話から言うと、「future&past」の続きです。「恵まれし子たちの学園」で、ニコラス・ホルトの補助を受けながら、若いミュータントたちを教育しているプロフェッサー(ジェームズ・マカヴォイ)。その能力に覚醒したサイクロップスが連れられて来たりと、日々忙しくしています。一方のエリック(マイケル・ファスベンダー)は、東欧の国で、人間社会に溶け込もうと必死に努力し、妻と娘と共に「普通の家庭」を営むことに余念がありません。しかし、こんなに努力しているにもかかわらず、ちょっとしたことで人間はビビり、通報してしまいます。同僚が、真っ赤な鉄の粉を浴びそうになったのを思わず防いだだけなのに。かわいそうなファスベンダー。私だって、同じ能力があったら同じことします。自分たちとちょっとでも違ったら 排除しようとする人間のサガが悲しいですね。あっという間に追われる身に。家族を殺され、復讐の鬼と化した彼を止められるモノはなにもありません。
そして、そこに現れるのは、文明の誕生以前から神として君臨していたアポカリプス。わけあって数千年の眠りについていたものを呼び覚まされたのです。人間たちの乱れた世の中を直視したアポカリプスは、一から世の中を立て直すため、人類一掃を図ります。そして、彼に賛同する、あるいは彼により能力を増大させてもらったミュータントたちを率い、破壊を開始します。それにあたり、すべての人類・ミュータントとテレパシーでつながることができるプロフェッサーを発見。アポカリプスにその能力はなかったんでしょうね、彼の能力を自分のものにしようとします。プロフェッサーを助けようと奔走するミュータントたち。やけくそで破壊に荷担するファスベンダー。さて、どうなる?
<ここからネタバレあり>
というのが大筋なのですが、結論から言うと、当たり前ですがプロフェッサーたちが勝つのです。改心しそうになるファスベンダーもいつもの通り。若いキャラがいっぱい出てきて少し混乱しますが、まぁ今までもちょっと出てた、とか、見知ったキャラばかりなので、それなりに把握することはできます。個人的にはCIAの女性モイラ、かつてプロフェッサーと恋仲だったけれど、記憶を消された女性ね、彼女を覚えてなかったのが不覚でした。彼女が今回は出ずっぱりです。で、その過去をきちんと理解している方が全然楽しめる。なんで覚えてなかったのかなぁ。
あと、カメオでウルヴァリンが出てるのですが、彼はラボみたいなところに閉じ込められているのです。で、その奥に血清が隠されてあったりするし、「え?今、改造されたの?時系列、おかしくない??」とものすごく混乱しました。これは、前作「future&past」のラストで、大佐にウルヴァリンが捕まるシーンがあったようで(覚えてなかった・・・)、単に拘束されていただけのようです。血清は二重扉でその奥にあっただけで、多分ウルヴァリンはそんなこと知らなかったのです。この大佐、今回もきちんと脱出していたので、次回作でも・・・。
あれほど強い(本当に強かった)アポカリプスがなんであっさりやられるのか、なんだか不思議な展開なのですが(案外細胞の一部が残っていて、その後増殖・・・なんてことになるのかもしれませんが)、物語的には同じことの繰り返しっぽいな、という印象でした。他の俳優が若返っている分、ウルヴァリンが妙に老けて見えたり(笑)。いや、歳をとらない(あるいは遅い)キャラだとわかっているのですが、それでもやっぱビジュアルがね。
映像もすごい迫力で、見応えはあるのですが、いかんせん長い。もうそろそろ完結編にしたらどうかな。で、恒例ですが、クレジットが終わっても立たないでください。重要なシーンが残っています。
是非劇場で、どうぞ。
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