田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

無法松の一生(1958)

2023年03月21日 17時14分23秒 | 日記

「無法松の一生(1958)」の映画レビューと興行収入 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

無法松の一生|kazzpの音楽&映画

無法松の一生 (1958年の映画) - Rickshaw Man - JapaneseClass.jp

解説

戦時中の1943年(昭和18年)に公開され、大ヒットした阪東妻三郎主演『無法松の一生』から15年、稲垣浩監督が、人気絶頂の三船敏郎を主演にカラー、スコープサイズで自らリメイク。オリジナル版は検閲によっていくつかの場面がカットされてしまったが、このリメイクはヴェネツィア映画祭・金獅子賞を受賞。監督は無念を晴らした。

物語

明治三十年、初秋。九州・小倉の古船場に博奕で故郷を追われていた人力車夫の富島松五郎、人呼んで“無法松”(三船敏郎)が舞い戻ってきた。ある日、松五郎は木から落ちて足を痛めた少年・敏雄を助け、それが縁で敏雄の父・吉岡大尉(芥川比呂志)の家に招かれるようになる。酔えば機嫌よく唄う松五郎だが、大尉の妻・良子(高峰秀子)の前では照れくさくなり、声も出なかった。大尉が急死した後、松五郎は吉岡家の面倒を見るようになるが―。

(午前十時の映画祭 公式ウェブサイトより)

 

 

<2023年3月19日 劇場鑑賞> <午前十時の映画祭>

 うんと古い作品を見ました。元々時代劇があまり好きではなかったし、三船敏郎は名優だと知ってはいても、さほど興味もありませんでした。一度、工藤夕貴の「ピクチャー・ブライド」でお見かけしたかな。そのくせ、北欧の監督の「MIFUNE」はちゃんと見てあったりするのですが。すみません。

 しかし、今回上映時間などの縁を得て、鑑賞。日本の古典を見直す機会となりました。今まで”食わず嫌い”だった自分を反省。いや、ひょっとして、自分が歳を取って共感できるようになっただけかもしれません。いずれにしても、これからも、どんどん鑑賞幅を広げていきたいと思ったのでした。

 話はなんてことありません。学もなく武骨な車引きが、高貴なおうちのお坊ちゃまを助けた縁で気に入られ、そのおうちに出入りするようになる。そのうち、旦那様は体を壊して亡くなり、未亡人となった奥様と坊ちゃまに何くれと世話を焼くうちに、奥様を慕うようになってしまう・・・そんな話です。もちろん、昔の話ですから、奥様も純粋に松五郎のことは”いい人”だと思っていますし、松五郎だって、奥様に対して行動を起こすようなことはありません。坊ちゃまも無事に大きくなりました。でも、この”三船バージョン”では、最後の最後に自分の感情を伝えてしまう場面があります。私は見ていないのですが、阪妻バージョンは、最後まで気持ちを表さなかったと聞いています。個人的には、そちらの方がよかったんじゃないかな、と思いました。

 高峰秀子がきれいでした。こんなにきれいな人だったかな、と思うほど。上品だし、本当に息子思いだし(ちなみに私の個人的見解ですが、息子はゲイではないのかな、と思いました)、私が見ても「素敵な人だなぁ」って感じです。こんなきれいな人が、早くに未亡人になるなんて、犯罪ですね(笑)。

 笠智衆さんも、いい味出してました。こんなにお若い笠さんを初めて見ました。みなさん、素敵ですね。これからも、邦画を見ようと思いました。

 

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