俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

『 Soulbook 』 Rod Stewart

2010年01月10日 15時11分43秒 | 時系列でご覧ください

Happy 65th Birthday! Rod

1970年代前半から中盤、アルバムで言えば
『ガソリン・アレイ』 - Gasoline Alley (1970)
『エブリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー』 - Every picture tells a story (1971)
『ネヴァー・ア・ダル・モーメント』 - Never a dull moment (1972)
『スマイラー』 - Smiler (1974)
『アトランティック・クロッシング』 - Atlantic Crossing (1975)
の頃、ロッド・スチュワートは一番好きなヴォーカリストだった。



あれから幾星霜、円熟味を増した歌声で 2000年以降はスタンダードやトラディショナル・ナンバーをカヴァーする「 The Great American Songbook 」を4作品に渡りシリーズ化。それぞれ驚異的なヒットを記録し、特に「 VOL.3 」はロッドにとって25年ぶりの全米チャート1位となり、さらには14度目のノミネートにして初のグラミー賞受賞するといった往年のファンにとって何とも微妙に目出度い結果に。
そしてその余勢をかってさらにはロック・クラシックを集めた『 Great Rock Classics 』を2006年にリリースし、これまた全米チャート1位を勝ち取り、今や押しも押されぬカヴァーの帝王となってしまったロッド。(おかげで“フェイセス”の再結成に不参加なんだよね)

そんなロッドが「最も作りたかったアルバム」と語っているのが彼の永遠の憧れであるオーティス・レディング、サム・クック、ジェイムス・ブラウン、ザ・テンプテーションズ、フォー・トップス、スタイリスティックスといったソウル・レジェンドたちのソウル・クラシックスをカヴァーした「 Soulbook 」。



収録されているいずれの曲も超が付くくらい有名どころの曲ばかりで、良い意味で安心して聴いてられるし、スティーヴィー・ワンダーやスモーキー・ロビンソンの参加に加え、M・J・ブライジやジェニファー・ハドソンとのデュエットも絶妙。

いやいや、ロッドは本当はこんなんじゃないという声も聞こえてきそうだけど、かつて同じサム・クックの「 You send me 」やアイズレー・ブラザーズの「 This old heart of mine 」を唄っていた70年代の頃とは声の張りも当然ながら違うし、それよりも何よりもロッドとともに年を重ねて(ちなみにロッドは今日で65歳!)いるのは聴き手も同様で、洋の東西を問わずそうしたおじちゃんおばちゃんのが存在するわけで、そうしたマーケットも意識している面ももちろんあるんだと思う。

ともあれ、映画「キャデラックレコード」とも相通じるソウルミュージックの先人たちへのリスペクトを大いに感じるこのアルバム、オーヴァー50s世代に特に特にオススメであります。



で、80年代と70年代の姿もおまけで

This old heart of mine - Rod Stewart 1989



Rod Stewart Gasoline Alley



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2 コメント

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ん? (みっちゃん)
2010-01-10 20:48:10
彼は1945年生まれだから65歳になったのでは?

そうだ! 今日は誕生日だったんだ。
年齢を重ねるごとにキュートでセクシーになっていくなぁ!

さんまの”あんたの夢をかなえたろか”でもしインタビューを受けたら絶対に『ロッド・スチュワートのライブを聴きに行きたい!』って言おうと思っていたけど2009年3月9日に大阪城ホールに来てくれました! 大枚18000円払ってS席買ってワクワクして聴きに行ったのを思い出します。
同世代が元気でロックを歌って、凄く楽しかったです。

あっ、申し遅れました。
おめでとうございます。←まだ松の内やな^^
今年も宜しくお願いいたします。
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げげっ、そうでした (nikidasu)
2010-01-11 00:10:26
あけましておめでとうございます。
今更ながら今年は2010年なんですね。
まだ2009年のつもりでありました(汗)
早速直させてもらいました。ありがとうございます。

ロッドはどうせならフェイセス再結成を見てみたいものです。

本年もよろしくお願い致しします。
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