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俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

Deja Vu Live   Crosby, Stills, Nash & Young

2008年08月29日 02時57分10秒 | 時系列でご覧ください
今年2008年の1月に行われたサンダンス国際映画祭のフィナーレを飾る作品として登場したのが、2006年に実施された CSN&Y 再結成コンサート「 Freedom Of Speech Tour 」のドキュメンタリー映画『 CSNY DEJA VU 』。
映画の詳しい内容に関してはツボヤキさんの紹介ページ(http://tuboyaki.ameblo.jp/tuboyaki/day-20080620.html)へ是非!

そしてそんなコンサートのサウンドトラック盤である『 Deja Vu Live 』をようやく聴くことができた。
再結成と言いつつ、内容的に CSN&Y というよりニール・ヤング with クロスビー、スティルス&ナッシュといった印象はどうしても強いけれど、そんなことはさておき彼らの真摯なる熱い思いに圧倒され感動してしまったぞ!



もちろんかの歴史的ライヴ名盤「4WAY STREES 」に比べれば音楽的な完成度は決して傑出したものではないかもしれないけれど、それを補って余りあるのが1960年代から歌い継がれてきた彼らの歌に対する強い思い入れ、そして決して変わることのない「反戦」意識のブレのなさだ。

1970年にリリースされた CSN&Y としての歴史的名盤『 Deja Vu 』では当時のベトナム戦争に対する批判が多く盛り込まれ、ソロのながら2006年にリリースされたニール・ヤングの『Living With War 』(過去のエントリーはコチラ)ではジョージ・ブッシュ、そしてイラク・アフガニスタン戦争への痛烈な批判が大いに話題になったけれど、そうした4人の反戦メッセージが本当に強く強く伝わってくる。

そして例えば“ Shock And Aw ”や“ After The Garden ”、“ Let's Impeach The President ”といった『 Living With War 』からの曲は3人のサポート(がまるで目に浮かぶようで)によってアルバムよりも遥かに伝わってきたし、ベトナム反戦を象徴していた名曲“ Find The Cost Of Freedom ”での今の彼らなりのハーモニー、あるいはニコラス・ケイジ主演の映画「ロード・オヴ・ウォー」のオープニングにも使われていたバッファロー・スプリングフィールド時代のS・スティルスの代表曲“ For What It's Worth ”やG・ナッシュによる反戦歌“ Military Madness ”などなどといった選曲も納得もので、アルバムはアルバムとして大いに満足したのはもちろんだけど、何としてでも映画を観たいという思いもまた強く強くなったのでありました。
そして、そして敢えてこのタイトルを今再び使ったことにも大いに納得。



それにしてもこうした骨太な親爺たちを見ると、この国の問題意識欠如で軽佻浮薄な多くの音楽シーンに対して暗い思いをせざるを得ないぞ。ウーム。


そして最後にこの映画でも歌われているニール・ヤングの21世紀版“ HELPLESS ”とでも言うべき“ Roger And Out ”の歌詞を是非。
スプリングスティーンの“ RIVER ”をも思い出させてくれ、そして、そして、ちょっぴり泣かされてしまいますぜ。



ROGER AND OUT

Trippin' down that old Hippie Highway
昔よく来た「ヒッピーハイウェイ」

Got to thinkin' 'bout you again
またおまえの事考えてた

Wonderin' how it really was for you
おまえにどんなことがあったのか

And how it happened in the end
おまえがどうやって逝ったのか

But I guess I'll never know the truth
でもきっとわかりゃしないよな

If you were really all alone
独りで逝っちゃったんだもの

We were just a couple of kids then
あの頃俺らガキだった

Livin' each and every day
毎日気ままに暮らしてさ

When we both went down to register
一緒に志願に行った時

We were laughin' all the way
俺たちずっと笑ってた

That's when we named it Hippie Highway
だから「ヒッピーハイウェイ」さ

I still call it that today
俺は今でもそう呼ぶよ

Roger and out good buddy
以上、通信終わります
さよなら、俺の相棒

I still call it that today
俺は今でもそう呼ぶよ

Two camaros racin' down the road
カマロ2台でレースした

Feels just like yesterday
まるで昨日のことみたいだ

Roger and out good buddy
以上、通信終わります
さよなら、俺の相棒

I feel you in the air today
今、おまえは風の中

I know you gave for your country
国のために逝ったんだよな

I feel you in the air today
今、おまえは風の中

Roger and out good buddy
以上、通信終わります
さよなら、俺の相棒


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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おおおお。。。! (ツボヤキ)
2008-08-30 16:30:28
TBありがとうございます!
なんと!こちらからもTBさせていただくことが
できるようになったデスね。
うはははーッ!嬉しいデス。
で、アン・リー監督の次回作は「Taking Woodstock」
気になりますデスね。。。
返信する
◇ツボヤキさん (nikidasu)
2008-08-31 14:50:58
CSN&Yが歌っていた「 Woodstock 」。
あのコンサートにまつわる顛末を描いた映画ですよね。
いろんな意味で期待したい映画ではありますが、ただどこかでコメディの文字が躍っているのを見て
ちょっとだけ不安になったりもするのですが…。

それよりも何よりも、このコンサートフィルムいつになったら日本で
公開されるのでしょう?
返信する

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