俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

さりげなく吹き付けられる水滴  What's that?

2010年05月06日 20時06分44秒 | 時系列でご覧ください

普段それほど気にはしていないけれど、料理屋さんのひとつの目安として椀物を出してもらう際、蓋にさりげなく水滴が吹きかけられているかどうかで、そのお店の姿勢をある意味窺い知ることが出来るような気がする。

別段そんなことしてなくたって個人的には全然問題ないとも思うけれど、実際にそんな風にして出してもらえるとやはりちょいと嬉しくなってしまう。

ただ先日とあるお店でそんな話をしながら家族で食事していたとき、「ところでこのお椀の蓋に吹きかけられている水滴には一体どんな意味があるんだろう?」ということになって思わずお店の人に訊いてみた。

で、そこで訊いたところによると「料理をお椀に盛って蓋を閉めた後は誰も触ってませんよ」という意味があるらしく、だから「最初に蓋に触るのはお客様ですよ」、つまり“ It's for you ”的な意味合いが込められているとの事。

さらには、蓋を閉めてしまうと料理の向きがわからなくなるため、水が吹きかけられているところが正面となっていると説明してくれたお店もあり、さらには水を吹きかけるには本来は茶筅(茶道で使う例のものです)を使うのがあるべき姿ではあるけれど、霧吹きで代用するところも多く、さらには夏の清涼感を出すために吹きかけている料理屋さんもあるといった具合にどんどん話は広がっていったのであります。



そしてそんな中、よしゃいいのに(汗)「ではこの行為にも何か正式な名称があるんだろうか?」と余計なことを思い始め、いろんな料理人や飲食関係の人に訊いてみたもののこれぞという答えが返ってこなかったのだ。トホホ

それから数ヶ月、今日たまたまソムリエ中っちとその話をしていたところ「日本ホテル・レストランサービス技能協会というところがあるので、そこで訊いてみたら」とナイスなアドバイスをもらい早速訊いてみた。
そしてとても感じの良い対応をしていただき「迂闊なことは言えないので、担当のものから後ほどご連絡させます」と言われつつ、結局のところなしのつぶて状態。オヨヨ



ということで、かくなる上はと金沢の料理の生き字引(と勝手に尊敬している)「四遊」の佐伯くん電話して訊いてみたところ、これといったちゃんとした名称はないとのこと。ふ~む。

ということで、わざわざ『教えて goo! 』するほどではないものの未だに諦め切れないので、もしご存知の方がいらっしゃったら是非ともお教えください。
よろしくお願いいたします。




今日の1曲 “ Tea for two ” :  Doris Day

昔々ロンドンの家具屋さんに併設されていた喫茶店でデートしていたとき、この曲のタイトルである独特の言い回しを知って、何とも素敵に思ったものだった。
ということで、ドリス・ディが歌うおなじみのこの曲を


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kit)
2010-05-06 21:50:58
茶道で「露打ち」というのが茶筅で露を作ることではなかったか、と思いますが、この場合もそれにあたるのでは?あ、でも風炉の間のみのことでしたか?
返信する
そういえば (ショウタ)
2010-05-07 08:06:52
先日、お伺いした「一滴」さんでもされてましたね。

あの水滴にはそういった云われがあるなんて、知らなかったぁ~。
またまたnikiペディア(笑)
で新たな知識を得ることが出来ました(笑)
返信する
◇ショウタヘ (nikidasu)
2010-05-08 01:55:49
そうなんだよね。
思っていた以上に知っている人というか、気づいている人が少なく
それならばらと敢えて取り上げたという次第。

たかが霧吹き、されど霧吹きであります。
返信する
◇ kit さんへ (nikidasu)
2010-05-08 09:22:53
早々とコメント頂きありがとうございます。
“ It makes sense ”というか、とても合点がいって大いに納得です。
茶道だけではなく料理の世界でもこの言葉で統一するというのも
ありかも知れませんね。

ともあれ今後何かあったら、またよろしくお願いいたします。ぺこっ
返信する

コメントを投稿