栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」
北九州記念は例年Hペース追い込みズボズボのイメージが強いですが、前半3Fが32秒後半～33秒台だと4角で好位にいないと間に合わないレースでもあり、今年は▲エーシンダックマンに競りかけられそうなメモリアルイヤーみたいな馬が見当たらないので、サンダルフォン・レディルージュ・カノヤサクラで決まった年、33秒ちょいで好位追走し34秒ちょいで流れ込むミスプロ持ち…というイメージでいくと辿り着いたのは1人気の◎エーシンヒットマンで(^ ^;)、皆さん苦しみながらここに辿り着いたんかと思うと苦笑い
配合的には母エイシンヘーベがDamascusにShamにWishing Wellにパーソロンにウィルディールにパールダイヴァーとアウトサイダー血脈だらけで、そこにNorthern Dancer4×4・6のキンカメをもってきたというメリハリが良い配合
アパパネ的な発想の配合ともいえますが、トウカイミステリーも母がGreen Forest×Known Factですからなかなかのアウトサイダーです
今日は○マイネルテンクウを持ってる同級生と定山渓を現地観戦ですが、テンクウはRoberto的脚捌きで走るので前から小回り向きだろうとは思っていて「トウカイトリックみたいな馬になればいいんじゃないか」と言ってるんですが、小回りの4角ではいつもいい手応えで、2000mはちょっと短いですが先行なら案外やれるんじゃないかとも
◎アドマイヤフライトは母系にジャッジアンジェルーチが入るだけに小回りでも機動力があるところをみせたし、なによりサンデー×トニービン×Lyphardですから前受けに転ずるキッカケをつかんだのが大きいかと
もともとデビュー2戦目には先行してて、逃げたクランモンタナ(これもサンデー×トニービン×Lyphard)と叩き合って後続を5馬身ちぎってたんですよね～
札幌7は3歳の好素材が集まって注目の平場戦で、ベストは1600mでもデビュー戦圧勝が忘れられない▲アナスタシアブルー、まだスタートが甘くて大雑把な競馬しかできないけど確かな能力をみせる☆ウィケットキーパー、そして母父アラジの“硬肉ペルーサ”で前々走☆とハナ差で前走好時計好上がりで楽勝○レッドルイーザと目移りしますが、リルダヴァルと3/4同血で小倉1800mの未勝利勝ちがやけに強かった◎セシリアはタキオン×Giant's Causewayですからいかにも小回り1800m向きの機動力型血統、春は馬体減でスランプに陥っていたので滞在で休み明けのここが狙い目ではないかと
少なくとも人気ほど素質の差はないと思いますよ
古町は◎ファントムロード
どうみても外1600m＞内1400mのストライドやスピードの乗りなのに、ここ2走手強い相手に中身濃い競馬を評価
ラパージュはダメジャー×KingmamboでHalo3×3ですから、これはいかにも内回り向きのパワーと粘りと機動力のマイラー、マイネルスパイスはデュランダル×Woodman×Danzigで伸びのない体型ですからこれは1400m＞1600mだろうということで、この組ではメイショウボーラーをよりナスキロ柔くしたようなストライドで外回り歓迎の○ヤサカオディールを相手本線
あとは赤松5着が悪くない内容の☆コリーヌも前にいけるだけに狙いは立つかと
天の川は外回りなら○ステラロッサでいいかと思いますが、新潟芝はまだイン伸び優勢だけに善臣センセが安全運転で外を回しすぎると…という一抹の不安がなくもなく(^ ^;)、好枠を引いた◎タガノキャプテンの前残りを狙ってみます
前走も◎でそのときに新潟なら内回り向きだろうと書いたんですが、後手を踏んだこともありますが4角で捲りたいところで意外にモタつき気味で、あれをみると母のDrone≒Foreseer3×3のナスキロ柔さもわりとONになっていて、たしかにこの馬、阪神外2400mでもネオブラックダイヤ(東京2400mでハーバーコマンドに食い下がったストレッチランナー)に競り勝ってて、あの感じだと外回りでダラダラッと加速して流れ込む先行馬なのかなあ…と
イン番手でダラダラッと抜け出してしまえば楽やと思いますよ
