バラの綺麗な季節の到来ですね
先日我々夫婦は41回目の結婚記念日を迎えました。
25周年の時は「カナディアンロッキー」を歩き、
30周年の時は「スイスアルプス・ハイキングの旅」に行きましたが・・・
35周年の時には、主人は一人でさっさとオージーの弟子がいるパースに飛びましたので、
それ以来どこか私もプッツンして、メモリアル年でのイベント旅行も特に考えなくなり・・・
去年の40周年は母の入院騒ぎがあったりで何もしませんでした。
主人が一人でオーストラリアのパースに行った時は、私より息子のお嫁さんの方が驚いて
「結婚記念日の日にお義父さん一人でパースだなんて、お義母さん許せるのですか?」と
電話がかかってきましたわ。
「私も仕事があるし、お互い元気なら、今更この歳での結婚記念日はどうでもいいのよ」と答えました。
それでも好天に恵まれた今年の「結婚記念日」は、久しぶりにMM21で映画でも観て、
港の見える丘公園の「バラ」を撮影し、海の近くで夕食をしようと考えました。
レストランクルーズ船「ロイヤルウィング」を楽しんだ結婚記念日もありましたしねこちらとこちらです。
MM21内にある「ワールドポーターズ」で映画「岳ーガク」を観る事にしました。
「今日は休日、小栗旬君が主役だから、若い子が多くて混むかも知れない」と
早めに行って良い席を取り、その後「赤い靴号」のバスで
港の見える丘公園のバラを見に行こうと、私は頭の中で考えていました。
ところが前日、ゴルフだった夫は「この暑い中、動くのはいやだ」と・・・
結局お隣のレンガ倉庫でサンドイッチとコーヒーの昼食をしてブラブラ
休日だけあって若い子がいっぱい
野外ライブも行なわれていて、ヘビメタ音楽ガンガンでした
余った時間は映画館のあるワールドポーターズ内の「山の店」をウロウロ
映画を観る前にドット疲れてしまいました
「岳ーガク」
◆ストーリー
世界の巨峰を登り歩き山をこよなく愛する島崎三歩。
山岳救助ボランティアとして登山者の命を守ってきた。
長野県警山岳救助隊に配属された椎名久美は、三歩の指導のもと成長していく。
そんなある日、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生し、久美は仲間と共に救助に向かう。
原作は小学館漫画大賞を受賞した石塚真一の人気コミック「岳・みんなの山」だそうです。
私は一度も読んだことがありませんので、純粋に「山の映画」として観ました。
山岳映画の主人公役を小栗旬がやると知って正直ビックリしました。
彼のイメージはちょっとひねた斜に構えた青年役と思っていましたから・・・
太陽のように明るく優しい笑顔を見せる、三歩役の小栗旬君が意外でしたね。
最初、ポスターを見た時、「ファイト!、いっぱ~つ!」のコマーシャルに出ている、
三浦友和・百恵夫妻の次男「三浦貴大」かと思ったくらいです。
私は冬山は全くやりませんが、北海道時代スキーを散々やりましたので、
その美しさと天候不良時の壮絶さは理解できます。
ブリザードになると動けなくなりますものね。
実際に4年前爆弾低気圧が中部山岳地帯を襲った時、ブログ仲間だった
「風にのせてのんびりと」の風さんが、真冬の中央アルプスで命を落としました
この映画は、副題にもなっている「命は命でしか救えない」ということを伝えたかったのでしょう。
●三歩君、冬山を走って登るなんてありえるの?
まして自ら雪崩にあって怪我をしているのに、凍傷にかかった久美ちゃんと遭難者の二人を
両手で抱えて下山、スーパーマンのようでした。
●最近はお洒落な山ガールも増えたけど、プロの山岳救助隊員にしては長澤まさみちゃんは細すぎ
その上、上司の命令に背いて勝手に救助者を助けようとし、そこに三歩が巻き込れていく展開はどうもねぇ~
●日本の山にあのような大きなクレパスがあるのかしら?
●悪天候の中、渡辺篤郎演じるパイロットのようにヘリを飛ばせる命知らずが実際にいるのかしら?
と突っ込み所は満載ですが
厳冬期の「奥穂高岳・頂上」の空撮や、夕日に染まる雲海など、
ダイナミックな雪山の風景が美しいです。
実際に「涸沢」「八方尾根」、「八ケ岳」から見たアルプスの山々の姿が背景となっていて
「槍ヶ岳が見えている!」「そしてあの山は?」と私はそんなことを楽しみました。
ちょっと実写とCGの違いがハッキリしていて
一昨年に見た「劔岳・点の記」の春夏秋冬の立山連峰の美しい風景には叶いませんが・・・
ストーリーとしては過酷な任務の長野県山岳救助隊の中で、成長して行く
長澤まさみ演じる新人女性隊員の物語が軸になっています。
運動靴でアルプスに登って怪我をしたオジサンが「救助隊が来るのが遅い」と
文句をいう場面が印象的でした。
久美ちゃんは「そんな靴と装備で登ってくる方が悪い」と腹を立てますが
三歩君は「大事に至らないで良かった!良かった!」とオジサンに声をかけます。
山の悲惨さを知り尽くした彼は命の尊さを誰よりも良く知っているのでしょうね。
叉三歩君は久美ちゃんに「山で捨ててはいけないものが二つある」と再三クイズを出します。
その答えは「ゴミと○○○」、山をやる人は心しましょうね。
去年見た「アイガー北壁」はシリアスな実話、とても悲惨で観ていて疲れましたが、
この「岳」は、涙の場面もありましたが、ある意味気楽に楽しめました。
観終わって外に出てみると、夕闇迫る「MM21」の風景が広がっていました。
歩いて「馬車道」に出て、昔通ったカニ料理のお店でお食事するつもりでいましたが、
閉店したようで見つからず
伊勢佐木町の老舗のあの店、この店も姿を消している
どこもかしこも居酒屋さんだらけになりましたね
仕方なくその中の一軒に入り、「不味いお料理」に、二人とも不機嫌になった「結婚記念日」でしたよ
地元とはいえ、もっと情報収集をするべきでした
「英国王のスピーチ」
我が家の庭のバラが見頃です。
こちらはピンクの「クィーンエリザベス」
中学校時代の英語の教科書に、エリザベス女王の魅力は「ばら色の頬」と
書かれた章があり、未だに印象に残っています。
おん歳85歳となるエリザベス女王は先日の孫のウイリアム王子の結婚式で
そのお元気な姿を見せてくれましたが・・・
その女王の父君「ジョージ6世」の実話を元にした映画「英国王のスピーチ」を観て着ました。
◇ストーリー
幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。
そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、
さまざまな式典でスピーチを命じる。
ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、
スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが・・・
兄が王冠を投げ出して、離婚暦のある女性との結婚を貫いたため(この話も有名ですね)
突然王位が廻ってきたヨーク公、彼はまじめで責任感もあり忍耐強かった。
優しい妻と可愛い娘が2人いて・・・
そして、彼の心に寄り添って吃音と向き合ってくれた友人・ローグ(言語聴覚士)の存在があったから
彼は努力して、心に響く立派な演説を行うことが出来た。
苦労する王様の、家族愛と矯正士ライオネルとの友情物語でした。
ヨーロッパではヒットラーが台頭してきて、第二次世界大戦が始まった時代
兵士も国民も国王の演説に勇気をもらう・・
2010年度のアカデミー賞4部門(作品賞・監督賞・主演男優賞・脚本賞)
に輝いた作品です
超大作ではありませんが、しみじみとした良い映画でした。
5月初めに、買い物がてら我が家近くのショッピングセンター内のミニシアターで観ましたが
結構人が入っていて、未だにやっている所を見ると大好評なのでしょう。
一人で自由な時に、自由な作品を見るのが一番です。
ハイキングもそうですが、最近は友人同士のスケジュール合わせも面倒になり、
主人とは映画の好みも違っていて、「一人が一番」と孤独を楽しんでいる私です。
もっとも仕事も辞めて人との触れ合いが少なくなっては「ボケ」が怖い
写真教室に入りましたが、
昨日はいきなりベテランばかり20数名が集まっての撮影会でした
この模様は後日UPさせて戴きます。