最初の天気予報では、後半よりも前半の方が好天が期待できるという事でしたので
山仲間のYさんと、4月29日に丹沢の「大山」に行こうと決めました。
「ヤビツ峠から大山に登って、大山三峰山側に下りましょう」
「林道歩きが長いけど、今の季節ポワポワの木々の芽吹きが美しい」という彼女の薦めでした。
ところが出かける寸前に見たTVの天気予報
「今日は午後からの突然のにわか雨とカミナリにご注意ください」と
「大山のカミナリは怖い」(過去に落雷で何人も亡くなっています)
急遽、下りの電車に乗るつもりが、上りの電車に飛び乗り「高尾山」に変更です。
取り合えずお花が綺麗な「日影沢」に行こう・・・
GW初日とあって、午前8時過ぎの高尾駅北口は大混雑でしたが、
「小仏」行きの臨時便のバスが3台も出て、座って「日影」まで行けました。
日影沢のうっそうと木々が茂った森の中に足を踏み入れると、
ニリンソウとスミレの競演が広がっていて、思わず歓声をあげました
この涼やかなブルーの「タチツボスミレ」は高尾全山に咲いていました。
そしてニリンソウの中に見つけましたよ、「ラショウモンカズラ」
今年の春は2回も見られて嬉しいです
(情報を教えてくれたおみやさん、だんだんさん、ありがとう)
他にもイチリンソウ・ミヤマキケンマ・センボンヤリ・カキドオシなど
沢山の山野草が競って咲いていました。
そして「タカオスミレはいずこに?」
近くにいた人々に聞きましたが、どなたも詳しい場所を知りませんでした
新緑の中の「日影沢林道」は、朝の清々しい空気が気持ち良い
ここは以前登ったことがあるし、城山頂上まで舗装されていて
標高1258mの大山を登るつもりでいた私たちは「もう少し山道らしい所」を歩きたい・・・
「日影沢林道」から左手の「イロハの森コース」を行き、直接「高尾山頂上」を目指すことにします。
勝手知ったる「高尾山」
標識も充分あるし、行き当たりばったりでもどうにかなるわね~
(2人ともザックの中の地図は「丹沢」でした。でも雨具はモチロン、水も食料も厚手の衣類もバッチリヨ!)
ただし、くれぐれも我々のマネはしないで下さいね。
瑠璃色のヤマルリソウ | 珍しいピンクのヤマルリソウ(ぼけぼけの証拠写真) |
こちらは「ハナイカダ」
大きな葉の上に、小さな小さなゴマ粒のような蕾が見えていました。
木々には、木の名前を記したプレートが目につくようになります。
「いろはの森」とはイロハカエデの森かと思っていましたが、ちょっと違っていて・・・
いろは48文字が頭文字になっている木を選んで表示してあるそうです。
階段状の道をひたすら登って行きました。
やがて可愛いチゴユリがそこかしこに・・・ | まるでチゴユリロードでした |
出会った他の登山者の姿は3~4組、静かな静かな裏高尾のコースです。
やがて人の声が聞こえてくると、「高尾山の4号路コース」に出ました。
そして1号路と交わると、ファミリーの姿が大勢みられました。
ブナやカエデの目にも鮮やかな新緑が眩しい
こちらはコツクバネウツギらしい・・・ | そしてこちらは「ウグイスカグラ」でしょうか? |
tonaさん、教えて戴きありがとうございます。
登り始めて1時間で「高尾山・頂上」です。
残念ながら「富士山」は雲の中ですが、行くはずだった丹沢方面が見えていました。
頂上では多くの人たちがお弁当を広げていましたが
私たちはそのまま長い長い階段を下り、「一丁平~城山」を目指します。
山ザクラが辛うじて残っていました。
茶店前の大きなサクラです。
去年の秋は、紅葉の中を反対側から歩いてきましたね。
今は「八重サクラ」が見頃です。
下り階段の脇にはスミレ | 優しいホワイトピンクのスミレです |
高尾山にはたくさんのスミレが見られますが、
残念ながら私たち2人はルーペも植物図鑑も持ち合わせず、詳しい名前が判りません
名残のサクラのピンクと新緑の色が混じり合った風景が美しい・・・
「ミツバツツジ」が見られるかと思っていましたが、すでに「ヤマツツジ」が咲く季節のようです。
「丹沢の峰々」の周りには、黒い雲が増えていました。
「やっぱり丹沢で雷の恐怖の中を歩くより、こちらに変更して正解だったかも・・・」
そんなお喋りをしながら、私たちは一丁平を目ざしました。
九州の山めぐりや、京都での同窓会での疲れが出る頃なのでしょうか
この「高尾山ハイキング」の後、腰が重い感じがしましたが・・・
昨日、着替えている時突然ギクッと激痛が
今日もヒィ~ヒィ~言っています
連休後半は「畑作業」をする予定でしたが、腰が痛くてとても無理、嗚呼~