花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

夏の中欧紀行⑮・ハンガリーの古都「エステルゴム」

2006年10月06日 | 中欧三カ国旅行記




エステルゴムは16世紀、オスマントルコ襲来まで栄華を極めた、ハンガリーの古都です。
大聖堂は大きなドーム屋根、古代ギリシャ風の列柱や2つの塔を持つ外観です。
正面に、ハンガリーの初代国王であり聖職者であった「イシュトヴァーン」の像が建っていました。
宗教的には、ここの大司教が代々ハンガリーの大主教を務め、ハンガリー・カソリックの総本山になっています。





私たちは中に入らず、そのまま丘の上に歩いていきました


橋を渡った向こう側は、ビロード革命でチェコから分離独立した「スロバキア」の街シュトロヴォです。
第二次世界大戦で破壊されたこの橋は、ずっと壊れたままでしたが、2001年の8月に修復されて渡れるようになったそうです。
川を挟んだ隣の国・・・島国日本では見られない風景ですね。



ドナウ川を見てから聖堂に戻り、中に入りました。
聖イシュトヴァーンがキリスト教に改宗したから、ハンガリーは1000年のもの長い間、国として維持されたとも言われているようです。

そして宝物殿の見学・・・
歴代司教の衣装や、宝石がちりばめられた勺、イコン,聖杯などが並んでいましたが
写真撮影は禁止でした
聖堂の中の写真は、サムネイルマウスオンで試してみたいと思います。
マウスを小さな写真の上にあてて下さい。
(タグはnon_nonさんのご好意で使わせていただきました。ありがとうございます)


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教会内部1
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教会内部2
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教会内部3
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教会内部4
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床のアンモナイト









一回りして元の駐車場に戻りました。
エステルゴムの大聖堂や宝物殿、そして城壁の印象は、絢爛豪華というよりは質実剛健と言う感じがしましたね。



1000年以上前、この地から始まったハンガリー・・・
蒙古軍やオスマントルコの襲来を受け、17世紀にはハプスブルグ家の支配がありました。
第二次大戦後は社会主義国となりましたが、ベルリンの壁崩壊から10数年・・・
東欧から西欧に復帰して、新たな道を歩み始めているのでしょう。


コメント (12)
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「山陰の旅」から無事帰宅・・・

2006年10月04日 | 旅日記

昨夜、山陰旅行から無事に帰ってきました。
ツァーでしたが、目的の「足立美術館」では2時間近くの時間が与えられ、充分に堪能できました
アメリカの専門誌による調査で、4年連続日本一になった「名庭園」は見ごたえがありましたね。
ちなみに2位は京都の「桂離宮」だそうです。

横山大観の収集で有名な美術館ですが、作品は撮影禁止
お庭も決められた所のみ・・・
こちらはお茶室に通じる庭園です。
午後から晴れたのですが、あいにく逆光で、主人は雲待ち状態でした
私は大観、上村松園、小林古径と、日本を代表する作家の作品を丹念に鑑賞・・・





足立美術館は島根県安来市にあります。
今回参加したのは「天の橋立と足立美術館、出雲大社正式参拝の旅」という2泊3日のツァーでした。
京都~兵庫~鳥取~島根と巡る旅は中味が濃くて、流石に少々疲れました。
詳しい旅行記は「中欧紀行」を終えてからUPする予定ですが、何故今回この旅に参加したか?


いきさつを少し綴ってみたいと思います。
このブログを立ち上げた最初の頃には何度か紹介しましたが、我が家の夫は55歳の時にサラリーマンを早期退職して、突然「植木職人」となりました。
私に何の相談も無くです

一年間、県立の職業訓練学校のエクステリアコースで学び、色々な免許を取りました。
その後修行の為、家の近くの大きな造園会社に就職、一年後に国家資格を取り独立しました。
その時、一緒に造園会社を退職した大ベテランの職人さんが主人の片腕となってくれて随分と助けられました。

今では5月から12月までは途切れることなく仕事に恵まれ、ひょんな事からオーストラリアのパースにまで弟子ができて、仕事の暇な冬はジャパニーズガーデンを教えに出かけています。

サラリーマン時代は広告マンとして時代の先端を行くような仕事をしていましたが、今では作業着に地下足袋姿です。
カンガルーハットにバンダナがトレードマークですが
本人は嬉々として仕事をやっていますので、これで良かったのでしょう・・・

最近「お前さんが百名山を目指すなら、俺は勉強のために百名庭園を目指す」が口癖になりました。
去年は仲間と「桂離宮」「修学院離宮」のお庭を見学・・・
今年は私と一緒に「足立美術館」見学となった次第です

尚、足立美術館のホームページはこちらです。


コメント (26)
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