この3~4日は冬に逆戻りしたような寒さが続いています。
ニュースの画面では、東北地方の満開の桜の花びらに白い雪が舞い降りていました


春の花々が咲き乱れていた越後の山にも雪が降ったでしょうか?
4月9日・「弥彦山」五合目からようやく頂上へ
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お天気にも恵まれた「弥彦山登山」を思い出すたびに、
登山道の脇に咲き乱れていた可憐な「カタクリ」の姿が浮かびます

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弥彦神社から歩き出して1時間半、ようやく尾根に出ました。
黄色いマンサクの花と、白いタムシバが目に付きます。
ガイドさんが立ち止まり、コブシとタムシバの違いを説明してくれました。
「コブシにはお花の下に一枚の葉っぱが必ず着いていますが、タムシバにはありません」
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この日の天気予報は「晴れのち雨」


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登山道はまだまだ続きます。
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ガイドさんが道端に置いてあったペットボトルを拾い上げ、再び説明が始まりました。
「これは何でしょう?、ゴミではありません」
「これから初夏にかけて、この中に蜜を溶かした水を入れて枝に掛けておきます」
「ススメバチを引き寄せて駆除する優れものです」
事故がないようにと、登山道は多くの人々によって守られているのですね。
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「この山は2時間で登り、帰路はロープウェーを使います」
「ホテルのある岩室温泉もすぐ近くですので、今夜の夕食は6時としました」と
出発時に説明していた添乗員さんですが・・・
1時間半以上かかってまだ中間地点です

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その後も登山道脇には次々と春の妖精たちが姿を現します。
この春高取山の下りでも咲いていた「シュンラン」
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ユキワリソウ(オオミスミソウ)の群生も見られます

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ガイドさんはその後も熱心にお花の名前を説明してくれて、カメラを向ける時間も取れましたが
カメラの設定をスポット撮影にしてしまい、ピントを合わせた一輪以外はボケました


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「カタクリロード」はまだまだ続きます。
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その中にたくさんの種類のスミレも混じっていました。
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途中で視界が開けて、日本一の穀倉地帯「越後平野」が霞んで見えました。
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説明されるたびにかがんだりしゃがんだりして撮影していたら、
私立ち上がったとたんにつまずいてしまった

前の階段に軽く手を突いたら、後ろのYさんが「カメラ大丈夫

少し衝撃が加わったかしら

「こんなに時間をかけて登ると、反対に疲れるんだよ」と、そばの殿方が呟きます。
お花好きの女性群は大満足でしたが、確かにそろそろ腰と膝がくたびれてきました。
私も登りはテンポ良く早めに進む方が好きですね。
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ロープウェー駅を右に見て登っていくと9合目の分岐で、ようやく頂上の神社に向かう路に出ました。
すぐ下が日本海です。
晴れていれば正面に「佐渡島」が望めるはずなのですが・・・
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やがて弥彦神社奥の宮の鳥居が見えてきました。
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午後4時半近くにようやく634mの頂上に到着です。
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東京スカイツリーと同じ高さの弥彦山の頂上には、大きなパラボラアンテナが建っています。
カメラを覗きながら「あのアンテナが邪魔だわ」と呟いたら
ガイドさんが「これこそ弥彦らしい風景なんですよ」と・・・
それから急いでロープウェー駅に向かい、新潟美人の初々しい研修中の新人スタッフさんに
見送られて、ロープウェーで下りました。
「岩室温泉」
この日の宿は弥彦神社からバスで10分のところにある岩室温泉「ほてる大橋・館の湯」
「北国街道・宿場町」と書かれた古い石塔が門の横に立っていました。
和服姿の従業員さんがズラリと頭を下げてのお出迎え

「トレッキングツァー」では珍しい風景です。
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このホテル、新潟の友人に言わせると「一流どころ」なのだそうです。
汚れた登山靴をゴシゴシ洗ってから、スリッパに履き替えロビーに入りました。
「遅くなりましたので夕食時間は6時半に変更しました」とのことで
Yさんと大急ぎで、汗だけ流しに温泉に浸かりました。
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お隣に座った上大岡にお住まいのご夫妻との「山談議」も楽しいもので
「これからは100名低山巡りを楽しもう」と、意気投合いたしました

食後はYさんと2人でお土産を買ったりして、最後にもう一度ゆっくり温泉に入り
9時半には眠りにつきましたが

