花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

花の百名山・「角田山」と「弥彦山」(その1)

2013年04月18日 | 山シリーズ
春爛漫の気持ちの良い日が続き、
例年ならGWに見頃となる我が家の庭の藤やモッコウバラが
あっという間に満開になりました。

住宅地を歩けば、ハナミズキやツツジ、ボタンまでが見頃です。
今年の春の花々は何もかもが早いので、追いかける身としては大忙し・・・

昨日行った「多摩森林科学園」の八重桜もほぼ終わっていて、私の春のお花の追っかけも一段落です。
例年なら20日過ぎに訪ねても充分観賞できたのですが・・・

季節はずれにならない内に、山仲間のYさんと行った新潟県の「弥彦山」と「角田山」
可憐な春の妖精たちを紹介したいと思います。

4月9日(火)「弥彦山」へ
横浜駅前を6時45分に出発し、町田に7時半に到着
ここでYさん他15名が合流し、合計26名がバスで一路新潟県の「弥彦山」を目指しました。


題して"越後の春を感じて!、日本海を望む越後2名山に登る”という
K旅行社のトレッキングツァーに参加しました。

お天気はまずまず、50人乗りの豪華バスの乗り心地もゆったりとしていてグ~

新しく通じた圏央道の「高尾山トンネル」を通り、
関越自動車道の「高坂サービスエリア」で休憩
ここで私は「おにぎり弁当」を購入し、バスの中で昼食です


浅間山がうっすらと見えていて、あれは榛名山?、こちらは赤城?
と言いながら、Yさんと車窓の風景を楽しんでいると、
やがて群馬県と新潟県の県境の長いトンネルに入ります。

その寸前で見えるのが「谷川連峰」
トマの耳・オキの耳と、猫の耳のような双耳峰の頂上ですぐ分かる「谷川岳」をパチリ


長い長い関越トンネルを抜けると、そこは雪国・・・
まだまだ春浅き白い世界が広がっていました。

八海山が望める小さな「塩沢・石打サービスエリア」で2度目の休憩を取り
三条・燕で高速道路を降りました。

そしてバスに乗ったまま、赤い大きな鳥居をくぐるとようやく「弥彦神社」に到着です。
時計を見ると午後1時半近くになっていました。


越後の人なら一度はお参りに行っている「弥彦神社」
天照大神の曾孫にあたる「天香山命(あめのかごやまのみこと)」を御祭神とする越後一宮です。

万葉の昔から「おやひこさま」の愛称でひろく人々の信仰を集め、
また神領地として時の朝廷や幕府、武将の手厚い庇護も受けてきました。

私も父の転勤先の新潟市に5年住んでいましたから、中学時代に家族で来ているはずですが・・・
今回現地で合流したガイドさんに案内されてお参りしましたが、すっかり忘れています。

(ネットよりお借りしました)
山姿の26人の団体がぞろぞろと行きましたので、神社内の写真は撮りませんでした。

詳しい「弥彦神社」のマップと画像はこちらをご覧ください。

弥彦神社から弥彦山頂上へ

本殿の左側を進んでいくと、いよいよ奥の宮の建つ頂上に向かう登山道になります。


弥彦山の標高は東京スカイツリーと同じ「634m
神社からの標高差623mを二時間半の予定で登ります。


添乗員さんがバスの中で配ってくれた手書きの地図ですが・・・
これは思っていた以上に登り甲斐がありますね。

私は「翌日の足慣らしの山」と簡単に考えていましたが


いきなりジグザクの急登が始まりました。

山登りの時は、ポケットに入る小さなコンデジカメラで、歩きながら写真を撮りますが
今回、そのコンデジを忘れてしまった

仕方なく、大きな一眼レフカメラを首からぶら下げて登りました。


登り口からたくさんのスミレのお出迎えです

前の人からの伝言で「大きなスミレはスミレサイシン」とのこと
これがそうかしら?

スミレに混じって白い「キクザキイチゲ」が・・・青い色は上の方の4合目付近で見られました


撮影ツァーではないので、カメラの設定の余裕などありません

ただガイドさんが立ち止まりながら丁寧に説明してくれるので、その時に撮影はできました。
ボケボケの写真が多くなりましたが、記録を残すために載せたいと思います。


登りだして、すぐに姿を見せたカタクリの花


頂上近くまで、登山道の脇にはこの春の妖精「カタクリ」が可愛い姿を見せていました。
その中に混じってたくさんの「ショウジョウバカマ」が優しく咲いています。

エンレイソウもあちこちに・・・優しい色合いのショウジョウバカマです


まさに「スプリング・エフェメラル」の世界が広がっていました


初めて見た「ミチノクエンゴサク」
綺麗なスカイブルーが忘れられません。

黄色いお花のアブラチャン、枝は薪にうって付け越のコバイモは新潟県産?




こちらも初めて写真に撮った「オウレン」です。
弥彦山がこんなにお花が豊富とはビックリしました
お天気も良かったし、季節も良かったのね



そして遂に出会えました
憧れの「雪割草」(オオミスミソウ)に


毎年Yさんと秋に「東北の山の紅葉」ツァーに参加していますが
そろそろ山活動の限界が見えてきた昨今

「元気に歩ける内に、お花や新緑の美しい春にも遠出をしましょう」と・・・
2人とも思い切って実行して、本当に良かったと思いました。





コメント (32)
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