花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

初冬の箱根ハイキング・「乙女峠から丸岳へ」

2009年12月07日 | 山シリーズ
車椅子から転落した母の様子を見に、一日おきに介護施設に通いながら
月末と月初めの忙しい仕事をこなした週がやっと終わりました。
そして、翌6日の日曜日はいつもの山仲間三人での「箱根ハイキング」がようやく実現しました。


こちらは、登山コースの「乙女峠」から見た富士山です
昨日の日曜日は、前日とはうって変わってのピカピカお天気に恵まれ
早朝の我家からも、小田原に向かう東海道線の電車の中からも
雲ひとつ無い素晴らしい「富士山」が望めました。

ところが温度が上がりすぎて、各地で霧が発生していたようで・・・
我々が「乙女峠」にたどり着いたときの富士山は、御殿場の町の上を覆った雲の上から
顔を出した姿でした。

今回は昨年の11月に歩いた箱根峠から、山伏峠を経て湖尻峠に抜けた
「箱根外輪山周遊コース」の続きが1年ぶりで実現です。

「乙女口から乙女峠へ」

午前中に1本だけある、箱根湯本9時発の箱根登山鉄道のバス「乙女峠経由御殿場行き」に乗り
金時神社前の次の「乙女口」で下車し、身支度を整え、9時40分から歩き始めました。
12月とは思えない暖かさで、3人ともダウンやフリースの上着を脱ぎました。
陽だまりの中、枯葉を踏み分け、登山道を40分登ると「乙女峠」(標高1005m)です。
峠には古いお茶屋さんが建っていました。

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マウスオンでもう一度、この展望台から望んだ「富士山」をご覧下さい

「乙女峠」という地名は・・・
昔、仙石原の娘が、父の病気を治そうと、峠の先の地蔵堂に日参。
満願の日に父親の病気は治ったが、彼女は雪に埋もれて死んでしまったと伝えられ
彼女の霊を哀れみて乙女峠と呼ばれているそうです。


ほとんどのハイカーは、この乙女峠から「金時山」を目指しますが
私たちは反対方面の「丸岳&長尾峠」に向かいます。


こちらが今回歩いたコースです。
乙女口~丸岳~長尾峠・・・2時間
長尾峠~湖尻峠~桃源台・・・2時間半

「乙女峠から丸岳」へ
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快晴の中、人の姿もほとんど無く、気持ちの良い尾根歩きが楽しめました。
Kさんも加わっての3人一緒のハイキングは1年ぶりです。
3人の嬉しそうな姿をマウスオンでご覧下さい
(2枚目は、Yさんから送られてきた携帯画像を使わせていただきました)

去年「ケァーマネージャー」の国家試験にトライして見事合格し、ますます仕事が忙しくなったKさんは
九州のご実家の冠婚葬祭にも度々出席、なかなか一緒に「山登り」を楽しむ時間が取れなかったのです。


上を見上げると真っ青な空が広がり


右手には葉を落とした木々の間から真っ白な「富士山」が


一度下って登り返すと大きなパラボラアンテナが現れ、左手前方に「芦ノ湖」が見えてきて・・・
木のベンチが置かれている所が「丸岳」頂上(標高1156m)でした。


流石に頂上は人の姿も多く、陽だまりの中でみなくつろいでいました。
北西側は山が盛り上がっていて富士山の眺望は利きませんが、その分風が遮られて暖かいのです。
私たちもベンチに座って持ってきたオニギリを食べ、熱いポットのお茶を飲んで一休みしました。
反対側の長尾峠方面から登ってくる人が多いようでした。

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丸岳頂上から20分下ると
「富士山と芦ノ湖が同時に見えるのはここだけ 」と書かれた「富士見台」
展望台がありました。
マウスオンでご覧下さい

白い雲が切れて、箱根の「神山」がクッキリと見えてきました。
大涌谷の噴煙も立ちのぼっています。
眼下には仙石原のゴルフコースも広がっていますね。


そして反対側が御殿場の町と富士山ですが・・・
お昼近くなって、御殿場上空の雲がだいぶ上がってきていました。


やがて登山道は深いハコネダケの茂る中を歩くようになり、霧も時々流れて少しうす暗くなって来ました。
私たちは「長尾峠」を目ざして更に進みます。

       

一週間ぶりの更新となりました。
ブログ仲間の皆様の所にも中々ご訪問が出来ずに失礼をしております。

海外旅行などでブログのUPが途切れた事はありますが、
毎日家にいながら、こんなに休んだのは初めてかもしれません。

前回UPした「天園ハイキングコース」の次には「紅葉の建長寺編」も準備していたのですが・・・
仕事と雑用に追われ、叶いませんでした
連日疲れ果てて、PCに向かう気力体力がなくなったような気もします。

それだけ「歳をとったんだわ」と、打ちのめされる思いですが・・・
友と箱根を歩き、少し元気が出ました。

私は気力・体力・知力の衰えを実感し「公共施設の仕事を辞めようか」と
思い悩んでいましたが・・・
同じ歳のKさんが遊ぶ時間を惜しんでまで、ケァマネとして介護の仕事に打ち込んでいるし・・・
3歳若いYさんもお琴の先生としてあちこちの演奏会で大活躍・・・

山の友たちの頑張りを見て、まだまだ頭も身体も使わなければ
とヤル気になりました。
気力をいただいた「山」と「仲間」に感謝です




           
コメント (24)
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