花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑥

2005年09月27日 | パース滞在記
〔9月9日・ロッキンハムへ〕
朝の8時過ぎに目を覚ましました。雨音がしています。
スケジュールが決まっているわけでもないし---と、のんびりコーヒーを沸かしました。
主人も起き出して来て「今日はロッキンハムに行くぞ~」と元気いっぱいです。

実は主人のサラリーマン時代の大先輩から「ウエスタン・ダンスの仲間に、パース近郊で牧場をやっている男がいるから是非会ってこい」と言われ、名刺を渡されました。

その住所がパースから南に30キロほど行った所にある「ロッキンハム」---
パースの衛星都市と言われてる町です。

前夜、Mさんと食事している時にその話が出て、名刺を見せると地図で場所を調べてくれました。
「ここは牧場ではなくて町中です。そして名刺の上に書かれたマークはドイツ系の工業機器メーカーですよ」と言われたのですが,主人の頭の中は日本を発つ時から「牧場を訪ねる」と言う図式がインプットされていたようです。

朝食をしていると、Mさんが大きなポリタンクに入ったお水を届けてくれました。
「ここの水道水は飲めるけど、硬水だから日本人には馴染まないかも」と浄化した軟水を持って来てくれたのです。
仕事でこっち方面に来たとか---やっぱり大家さんはとても良い人だわ

彼に「これからロッキンハムに行ってくると」と伝えると、笑っていました。
「気を付けて、無事の成功を祈ります」だって

パースの街を通り抜けて、ハイウェーで南に下ると牧場が見えて来ました。
私の頭にも”カーボーイハットに皮ジャン姿の男が馬に乗って現れるシーン”が浮かんできます
ところが主人は「道を間違えた」と言ってUターン、やがて海沿いの町にでました。

そこはナント工業地帯、白煙モクモクの工場が立ち並んでしました。
オーストラリアの工業地帯を見るのは始めてですが、色彩が明るくて綺麗です。
海浜公園に車を止めて地図の確認をしました。間違いありません。

工場群が見えなくなると、整然とした住宅街が現れ、右側の海岸線は緑の林の中にバーベキュー施設とベンチが設えられて、それが一キロ以上も続いているのです。

ロッキンハムは小さなホテルが唯一のビルで、あとはカラフルな可愛い建物が立ち並ぶアメリカ風の町でした。雨はとっくにやんで、町は明るい太陽に照らされていました。
 
 ここが名刺の
 住所のテナント
 オフィスです。
 この一角に確かに
 Mさんの言ってい
 た会社がありまし
 た。でも誰もいま
 せんでした。
 ドァーに張り紙が
 してありましたが---
ここにたどり着くまでにどれだけのエネルギーを費やした事でしょう。
あっちへウロウロ、こっちへウロウロ

自動車修理工場のおじさん等、仕事の手を休めてあちこちと示してくれましたが、いかんせん言ってる言葉が聞き取れないのです
とりあえず訪ねた事だけは確かなので、建物の前に主人を立たせて証拠の写真を撮ってから、さらに南を目指しました。

〔ペンギン島〕
ロッキンハムの南西に
透明度の高いショール・
ウオーター湾があり、
そこにペンギン島が
あります。
ペンギンは元より、
アシカや野鳥の宝庫と
聞いていました。

 
 
 
 マシュウポイント
 からは船で10分、
 引き潮の時は、歩
 いても渡れるペン
 ギン島ですが、今は
 残念ながら行けませ
 んでした

最初の写真(一番上)の看板には「6月末~9月中旬まではペンギンが卵を産んで育てる時期なので、立ち入り禁止」と書かれていました。あともう少しなのに~~残念
牧場を訪ねる夢も壊れたし~
何事も情報収集が大事と実感しましたが、こんなヤジキタ道中も、案外面白いのかも知れませんね。(主人はわりと律儀なんです。定かでない人の紹介はやめて欲しいけど)

海は眩しいばかりに輝いていました。セーリングを楽しんでいる人々を眺めながら、昨夜の残りご飯で作った「おむすび」を食べました。

昨日は昼も夜もオージービーフのステーキだったので、日本から持ってきたシバ漬と一緒に食べたおむすびは、とてもさっぱりとして美味しかったなぁ~
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする