即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

朝から温泉

2008年05月30日 10時37分00秒 | 
広いのに、貸し切りです。

ゆったりとした時間。
都会の進み方とは明らかに違います。
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高原は新緑が眩しい

2008年05月29日 23時46分19秒 | 
どしゃ降りの東京を出て、天気に関してはあきらめつつ来てみたら、日が照ってきてさわやかです。

カフェ・カームのNさんご夫妻と愛犬ジュリアン、ビスケを訪ねた後、一緒にこんな庭を見ながらランチ。

最高の休日です。
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ちょっとリフレッシュ

2008年05月29日 01時52分34秒 | 
このところ仕事も忙しい中で、結構いろんな記事書いてきました。
(将棋ネタがほとんどだけど)

まだまだ書きかけの記事、山ほどあります。
チベットネタもあるし、読書ネタもあるし、仕事ビジネスネタもある。
ほとんどできてるのに、タイムリーでなくなって没にするしかないのもあります。

最近のバレーボールネタもあるし、サッカーネタ、プロレスネタも書きかけてます。

そんな中で、明日からちょっと一休み。
リフレッシュしてきます。

そして、いろんなことを整理したり、見直したり、クールダウンしながら、ゆったりしてくるつもりです。

行き先?

旅先から、携帯でアップしますね。

ではしばし、休養です。
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「崩信」の時代

2008年05月29日 01時52分15秒 | 雑感
船場吉兆が廃業=偽装、使い回しで経営悪化-「営業は社会的に許されない」と女将(時事通信) - goo ニュース

ついに、こうなりましたか。
当然といえば当然です。

ちょっと前になるけれど、5月6日の天声人語。引用させてもらいます。
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朝日歌壇でよくお見受けする大阪の長尾幹也さんに先日、次の作があった。

「おのずから 足踏んばって 電車待つ

  突如背中を  押す奴のため」

人は押されれば、簡単にホームから落ちるに違いない。だが私たちは普段、そんな理不尽はないと信頼して、無防備な背を他人に見せて電車を待つ

▼世の中をつかさどる「暗黙の信頼」である。それを、岡山で3月にあった事件は揺るがした。疑心暗鬼を生ずれば、おちおち電車にも乗れない。歌の心境が他人事(ひとごと)ではない向きも多かっただろう

▼ことの度合いは違うけれど、高級料亭「船場吉兆」で、また醜聞が噴き出した。客の食べ残しを別の客に出していたという。思えば料理屋の厨房(ちゅうぼう)は、客の目を隔てた「密室」だ。吉兆に限らず、やろうとすれば難しいことではあるまい

▼だが私たちは普段、そんな不実など思いもよらず、料理を口に運ぶ。念を押すまでもなかった「暗黙の信頼」が、ここでも揺れた。まっとうな店への疑心も植え付けたとしたら、船場吉兆の罪は重い

▼「もったいない」と前社長が指示したそうだ。だが、それを言い訳にしては「もったいない」に申し訳ない。食べ物を大事にする思いと、商売のそろばんは、顔つきは似ていても心根が違う

▼いま「信」は細り、不信をこえて「崩信」の時代という。最近の本紙世論調査では「世の中は信用できない人が多い」は64%、「人は自分のことだけ考えている」は67%にのぼっている。悲観したくはない。だが、そんなものさと受け流せる数字では、もうないように思う。
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「暗黙の信頼」というものがどこかへ行ってしまった。

信頼の絆というものが、突然裏切られる世の中になった。

こういうことが続くと、また極端な反応になる馬鹿な世の中。

信じると怖い、騙される、裏切られるから、誰も信じない。

ホームの端っこには絶対に行かない。

出てきた料理や買った食材もシビアに疑い抜く。

誰もが疑心暗鬼な目になる。

過剰反応社会になる。

不信をこえて「崩信」の時代。

うーん。

ギスギスして、殺伐として、戦々恐々として。

生きていたって何も楽しくないよ、それじゃ。

リスキーでも、多少傷つくことも厭わず、

信じよう。信じたい。

性善説を信じたい。

このように思う人のほうが圧倒的に多いと信じたい。
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ハチワンダイバー効果

2008年05月28日 02時21分59秒 | 将棋
ハチワンダイバー、第四話、見ました。

先々週の第三話(視聴率11%!)は、渡辺竜王が好きだと言うキャラクター、大杉蓮演じる「二こ神(ニコガミ)」の話でした。
「わしが勝ったらそよちゃんのおっぱいをもむ!」
これにはドキリとしました。

環那ちゃんも、「失恋するよりつらいこと」、と今週の感想戦で語っていますね。

そして、先週の第四話は、劇団ひとり演じる漫画家「文字山ジロー」の話。
二話に分かれたので、その前編です。

面白かったのは、菅田が手が読めず苦しんでいる時、持ち時間がどんどんなくなってきて、文字山が叫ぶ。

「お前の命はあと30秒を切ったぞ。」

これを聞いて、ハッとしました。
将棋ファンであれば、ニヤリとする会話。

当然、わかっていての脚本なのだろうと思いました。

昔、米長永世棋聖が、持ち時間を確認する時、「私の命は?」と聞いたという話です。

脚本は『ライアーゲーム』や『ガリレオ』などの古家和尚さん。

こういう深い台詞がときどき普通に入っているのって、考え落ちではないけど、とっても好きです。

そんなことまで承知の上での脚本であろうと信じてます。

将棋のことを何も知らない人であれば、それはそれで、迫力ある台詞と感じるだろうけど、マニアであれば、また別の楽しみがある。

メインターゲットは、将棋をあまり知らない人たちということでいいし、そういう人たちに将棋の魅力をわかってもらえれば言う事ないのだけど、ついでに僕ら将棋ファンにも、そんな風に楽しませてくれればいいと思いました。

もともと原作者の柴田ヨクサルさんは、もう少しで奨励会入りしていたという実力者なので、原作からこういう言葉が入っていたのか、はたまた、監修の鈴木八段のアイディアなのかわからないけど、こういうちょっとした演出、今後も期待します。

例えばだけど、下記のような言葉を、シーンに応じて、うまくアレンジして台詞にできたら面白いと思うけど、どうでしょうか。

「魔境から戻れなくなる。」
(アレンジ例)「そんなに深く読んでいると、海の底から戻れなくなるぞ!」

「きれいな手は駒が笑う。」
「きれいな手を指せば、駒が笑うんだ。ほら、笑っているだろう。」

「あの滝を止めてほしい。」
「気になるので、雨の音を止めてくれないか。」

「名人など所詮はゴミのようなもの」「じゃあ君は一体なんだ?」
「ゴミにたかるハエだな」
「真剣師として勝ち続けたところで、ゴミのようなものだ。」
「じゃあ、お前はなんなんだ。」「ゴミのまわりを飛んでいるハエだよ。」

ハチワンダイバーに出演するキャラクターの性格などを考え、
こんな言葉がところどころにうまく出てきたら、
これからのストーリーに、ますます深みが増すのではないでしょうか。
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近代将棋最終号と囲碁将棋ジャーナル

2008年05月26日 01時22分12秒 | 将棋
近代将棋 2008年 06月号 [雑誌]

ナイタイ出版

このアイテムの詳細を見る


もうずいぶん長い事買ってなかったのだけど、これでおしまい(休刊?)と聞いて、買ってみました。表紙にも興味深いものがあったし。

でも正直言って読み応え無い。
コンテンツが希薄だし、魅力が無い。

将棋世界を読みなれていると、やはり、680円出して、この雑誌を毎月買うというのは、僕のような将棋ファンでは考えにくい。

じゃあ、誰が買っているの?と考えると、

「イベントに参加できる棋界情報量NO.1将棋雑誌」というポジショニングのようですね。
つまり、しょっちゅう道場に通っていて、大会などにも出ているような愛好家がターゲットなのでしょうか。

道場のトーナメント結果、ランキングなど、いろいろ出ているので、そういうところに自分の名前が出るような人であれば、買うのかもしれない。

でも、申し訳ないけど、記事の内容とか、レイアウトとか、見ても、あまりプロの仕事とは思えない。(たまに買って、偉そうなこと言ってすみません・・・。)

ともあれ、「将棋世界」とともに、長年棋界を盛り上げてきた事、経営的ないろんなご苦労をされてきた事に関しては、敬意を表しますし、心から、「お疲れ様でした!」と言いたいと思います。

こてくんさんも買ったようですね。
近代将棋最終号??を買うという記事で、このように書かれてます。
部分的に引用させてもらいます。
--------------------------------------
『近代将棋』最終号を買いました。

LPSAの新連載などが、あって楽しみにしていたのですが・・・・・・
今回で『休刊』ですかぁ~~~~~!!
これって、新連載でも1回で終わりって事でしょ。
なんてこったい。

そうそう、団鬼六先生と真剣な顔をした鈴木環那ちゃんの1戦も載っておりますので、買って楽しんでやってくださいませませっ。
ではではっ。
-----------------------------------------

こてくんさんも書かれている
「団鬼六果し合い 対鈴木環那女流初段戦の巻」

鬼六秘伝!女流殺しのどっかん飛車。

初めて見ました、「どっかん飛車」。

初手▲5八飛でちょっと驚かせ、
三手目▲3八金で、序盤早々のカベ形を作る。

これが、「鬼六流どっかん飛車」、とのこと。
鬼六先生の語る狙いは、
「このおっさん、大丈夫なの?と思わせておいて油断させる」作戦ですって。

おじさんが興奮しちゃうのは、局後の鬼六先生と環那ちゃんの会話。

鬼六先生「わしが勝ったらつきあってもらうから。」
環那ちゃん「え、しばったりされると痛いんじゃないですか?」
いやあ、環那ちゃんのこの対応、素晴らしいです。
堂々の応手ですね。

先日、かんな・ん辛苦でも書きましたが、ほんと、サービス精神と、天性の明るさ、21歳とは思えない、貫禄があります。

さて、昨日の囲碁将棋ジャーナル、見ましたか?

その環那ちゃんが阿久津六段を完全に手玉にとってました。

若手のホープのイケメンはもうタジタジで、次から次へと攻めの好手、妙手に、途中からもう勝負をあきらめていた感がありました。
格が違いましたね。(笑)
(あの表情からすると、もう環那ちゃんと一緒には出たくないなあ、って思ってるはずです。)

最近各棋戦で活躍中の阿久津六段に対して、
竜王戦本戦
環那「相手は久保八段か山崎七段ですが、どちらと当たりたいですか?」
阿久津「どちらも関西ですが、いや、どちらというのは・・・・。」
環那「あー、そうですか、秘密なわけですね。」
(秘密だなんて、そうもったいぶったような言い方しないでよ。こっちの方がやりやすいなんて言えるわけないでしょ?!)

王位戦
かなり謙虚な発言に対して、
環那「かなり狙ってらっしゃるというわけですね。」
阿久津「いや、狙ってるといえばそうですが・・・。」
(狙ってるなんて、そんなこと言ってないでしょ?!)

王座戦本戦
環那「森内名人を破って、次は中原十六世名人ですが、いかがでしょうか。」
阿久津「強敵ばかりで大変です。」
環那「先ほど控え室で、楽勝っておっしゃっていましたが・・。」
阿久津「そんなこと言ってないですよ。アドリブでそういうこと言わないでください。(笑)」
環那「すみません、作りました。(笑)」
(もう、かなわない。どうにでもして!!)

女流王位戦
阿久津「次の中村・室田戦がポイントですね。勝った方が2連勝になりますので。」
環那「聞くところによりますと、阿久津先生は室田さんのファンだとかって。」
阿久津「・・・」
環那「いろんなところで噂ですよ。(笑)」
(阿久津六段の表情が、意表を突かれて、明らかにもう勘弁して、という感じ。目がうつろ。)

名人戦第四局の解説
環那「最近、森内名人は3勝7敗という成績で少し調子が悪いようですけど、阿久津先生は最近対戦したようですが、実際やられてみて、いかがでしたか?」
(阿久津六段が勝ったこともあり、森内名人が調子が悪いということを阿久津六段の口から言わせたかったのでしょう。明らかに誘導尋問。)
阿久津「いえ、そんな風には感じませんでした。。。。。」
(もうお願いだから、そういう聞き方、やめてくれない?!調子悪そうでした、なんて言えるかよー!!)

伊藤アナウンサーも随所で苦笑いしていました。

恐るべき20歳。

聞き手とか、イベントとか、TVとか、いろんな経験を経て、
いかに見ている人を喜ばせるか、ということにチャレンジしている一生懸命な姿勢、素晴らしいです。

これもサービス精神ですね。

解説の先生のキャラを引き出したり、
棋界の楽屋ネタをばらしたり、
アドリブトークで意外な展開になったり。

環那流の楽しいトークや突っ込み、

ますます磨きがかかっているようです。
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矢内女王とハチワンダイバー

2008年05月24日 00時02分49秒 | 将棋
つい先日、矢内新女王のことを書きましたが、
昨年末の茂木健一郎 クオリア日記《申し合わせたように青く》という記事を思い出しました。

少し引用します。
--------------------------------
護国寺の講談社。

将棋の矢内理絵子・女流名人
とお目にかかる。

矢内さんは講談社から本を出される
予定で準備を進めていて、
今回の対談はその中に収録
されるとのこと。

<中略>

矢内さんは対局中クールで、
「笑顔を撮るのが難しい」
と取材記者に言われている
のだそうである。

しかし、内面は実は大変起伏が
烈しく、ただそれを
表面に出さない。

自分の感情の動きを
相手に悟られてはいけない。
そうなると、不利になる。

役者は、「感情を売り物にする
商売」と言うが、矢内さんも同じように
大きな感情の波の中で将棋を打つ。
ただ、役者と違って、その
感情を外に出さないのである。

女流名人と言っても、もちろん
いつも勝てるわけではなく、
勝率6割を超える矢内さんでも
3回に1回は負ける。

負けたときはひどく落ち込むという。
何回負けても、決して慣れることは
ない。
むしろ、慣れてはいけないのだと
矢内さん。

将棋の盤は、世界全体から見たら
小さいが、
その上で起こっていることに、
自分の全存在をかけること。

「集中力」というと、
普通は注意をそこに向ける
ことを指すが、それだけでなく、
自分の感情や行為や記憶、人格の
もてるだけの全てを
盤面に乗せていくこと、
そのようなcommitment、
involvementが、矢内さんの
将棋の醍醐味であり、また、
経験が有機的に組織されて
直感力を養うその秘密である
ように思った。

目に見えない思索の世界から
いきなり手が指されるという
意味では、巫女さんのようでも
ある。

<中略>

闇の中に光るものがすべて
ゆかしい。

大切なのは、目に見えない、
隠された精神宇宙の中で
光を見据え続けること。

「希望」が「光」と倒置
されることの意味。

今日も地球は私たちを乗せて
宇宙の中をぎゅんぎゅんと行く。
誰がつくったか知らないが、
とにかく不可思議である。

不可思議こそが希望そして
光の母胎となることが、
人類の知的探究心の
偉大なる発明である。
--------------------------------------

このあたりの表現、さすが説得力ありますね。

将棋の盤は、世界全体から見たら小さいが、その上で起こっていることに、自分の全存在をかけること。

「集中力」というと、普通は注意をそこに向けることを指すが、それだけでなく、自分の感情や行為や記憶、人格のもてるだけの全てを盤面に乗せていくこと、そのようなcommitment、involvementが、矢内さんの将棋の醍醐味であり、また、経験が有機的に組織されて直感力を養うその秘密であるように思った。

81マスにダイブする、なんていうハチワンダイバーの発想に似てるような気がします。

目に見えない思索の世界からいきなり手が指されるという意味では、巫女さんのようでもある。

うーむ、巫女さん、と来ましたか。。。

そういう精神性の世界の話になると、羽生二冠(ひょっとしてもうすぐ三冠かな?)の狂気の話を思い出す。

「決断力」という本の中で、このように語っている。

「これ以上集中すると『もう元に戻れなくなってしまうのでは』と、ゾッとするような恐怖感に襲われることもある」

「将棋には怖いところがある。(中略)将棋だけの世界に入っていると、そこは狂気の世界なのだ。ギリギリまで自分を追いつめて、どんどん高い世界に登りつめていけばいくほど、心がついて行かなくて、いわゆる狂気の世界に近づいてしまう。一度そういう世界に行ってしまったらもう戻ってくることはできないと思う。入り口はあるけれど出口はないのだ。私自身、アクセルを踏み込むのを躊躇している部分がある。経験からも、一年なり二年なり、ずっと毎日将棋のことだけを考えていると、だんだん頭がおかしくなってくるのがわかる。入り口は見えるけれど、一応、入らないでおこうと思っている。」

とことんアイディアとか知恵を搾り出す、あるいは悩みぬく、問題解決のために考え抜く、などの局面は、普段の僕らの生活や仕事の中にもあるけれど、狂気、とか、入らないでおかないととまでの恐怖と感じることははっきり言ってないです。

学者とか、研究者とか、作家とか、音楽家などは、こういう局面はあるのだろうか。

話は矢内さんの話に戻って、

先日の遠山四段のマイナビ女子オープン第三局観戦記、そして、今週の週刊将棋の
第四局の記事を見ても、矢内二冠の「落ち着き」ということが大きな印象として伝わってきます。

対戦相手の甲斐さんは、
「技術的にも精神的にも矢内さんの落ち着きを感じた。」と言っていますし、
どっしり動かない、
いろいろ手を仕掛けても動揺しない、
腰を落としてじっくり取り組んでいる、
という女王は、やはり一皮向けましたね。

腰が低い。重い。
どっしりしていて崩れない。

張り手、とか、差し手、とか、上体での技を仕掛けても、動じない。
たじろがない。
そこをなんとかしようと思うと、さらに腰を低くして、攻めるしかない。
相手の上体の下に潜って、のけぞらせて、かく乱して、足技、投げ技を仕掛ける。

「潜航艇」と異名を取った岩風(古っ!)ですね。

つまり、81マス(土俵)の中にダイブして、深く潜って、集中する。

ダイブされてしまったら、もう技もかけられないし、つかまらない。

ゆとりを持って自然体で相手を受け止め、より深い、より大きな力で圧倒する。

ほんものの一流力士、じゃない、棋士になりましたね。

さらに上を目指して、
そして、大きな知的探究心で、光を見据え続けていってほしいです。
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祝!LPSA設立一周年

2008年05月22日 23時12分47秒 | 将棋
久々にLPSAのこと。

今日、総会があったようで、早いもので設立一周年ですか。
北尾新任理事ですね。がんばってください!)

いろいろあったあの頃。
思い出しますねえ。

あんなこと
もあったし、こんなこともあった。

そして、やっとのことで独立し、組織を作り、ここまで手作りでやってきたわけですね。

次から次へと、イベント目白押し。よくこれだけ趣向を凝らした企画を実施できるものです。
本当に頭が下がります。

つい最近のものだけでも、こんなに。

「イベント」
・3/20(祝) 企業将棋部&女流棋士「第1回ペア将棋選手権」
・4/6(日) 第2回小学生女流将棋名人戦・四国ブロック予選
・4/20(日) 横須賀将棋イベントat浄土寺
・4/29(祝) 1dayトーナメント・柳月カップ 中井六段優勝
・5/4(祝) 姫路菓子博・将棋イベント(多面指し&公開対局)
・5/25(日) 1dayトーナメント「さつきカップ」初の団体戦!
・6/8(日) 宇都宮とちのきカップ・女流棋士トーナメント

「スクール・普及関連」
・LPSA Girl's Shogi Project 中井塾
・"キッズスクール"
・"Monday Lesson"
・"新宿ウェルナードスクール" 教室
・教室"水曜サークル" "金曜サロン"

そして、ファンクラブ運営から日めくりカレンダー、DVDなどのMDまで、活動は幅広いです。

決まった仲間内の棋士だけで対戦しても、マンネリになりがちな1dayなどのイベントも、アマチュアとペアマッチ、とか、団体戦とか、本当によく工夫してますね。
今後の若い世代の発掘というのが課題のひとつであるわけだけど、LPSAアシスタントインストラクター「アイリス」という組織もできたようです。

中倉姉妹のブログでは、待望の新棋戦の情報が出ています。
「NTTル・パルク杯 第一回天河戦」
優勝賞金は100万円。予選ブロックは12月からスタートします。
棋戦に先立ち、7月から「LPSA将棋ツアー2008」も始まります!
神戸、札幌、名古屋、東京 にてイベントを開催します。

ですって。
ほんと、次から次へと、新たな仕掛け満載です。

連盟女流棋士会と比べて、圧倒的に企画力、実行力、違います。

米長会長もかなり頭が痛い存在のような発言をしています。
-------------------------------------------
「女流棋士に愛の手を」
彼女達は桜前線と称して箱根に、関宿にとイベントを行いました。PR不足やファンへの対応もイマイチどころかイマジュウです。赤字にはなる、人の集まりも少ない、サービスもどうか。等々反省すべき点は多いです。これらを点検し、次には失敗しないように全員が力を合わせて前進する。心無い人々が、箱根での集客の少なさをブログで書いたりしています
 女流棋士会を応援して下さる方をこれから募集します。応援してやって下さい。
 全国の支部会員の皆様、総力をあげて彼女等に暖かい支援をお願いします。「私はあなたを好きです」と言ってくださるだけでも良いのです。

 日本将棋連盟がついているからとか、米長会長がついているから等々は関係ありません。私は見守るだけですし、何よりも応援して下さる男性が余りにも少ないのが現状です。
 あなたも女流棋士会のファンになってね。
--------------------------------------------
ほんの一部の人しか、がんばってない。パワーがない。求心力のあるリーダーがいない。自分事として考えられてない。

はっきり言って意気込みが違います。

危機感とか、もう後へは引けないという気合がまるで違う。

連盟という大きな庇護の下で、まあぼちぼちできることだけやっていこうか、という人たちと、LPSAの人たちは、多分意識が全く違う。

その意識改革ができないと、LPSAとの差はどんどん広がるはず。
時間が経てば経つほどLPSAの一人一人は、いろんな苦労や体験を踏まえ、すごい勢いで成長する。
そこでまた差がつく。

(LPSAは)大変だろうけど、自由に発想して、どんどん実行して、面白そうだなあ、って思っている人は結構いるはず。

意識の高い人は、できるだけ早く移籍した方が、と思うけど、まあ、そんなことをしたらどんなことが待っているのか、想像したくない。

「切磋琢磨」ということが真の意味で行われていればまだしも、
今、客観的に見ると、圧倒的にLPSAが序盤で作戦勝ちの局面。

これから、どういう作戦をたて、巻き返しを図っていけるのかどうか。

まあ、女流棋士会もがんばってほしいのではあるけれど、

一周年を迎えたLPSAの更なる発展に対して、さらに大きな期待をかけています。

僕らの期待をある意味裏切るような、定石外の奇手、新手、をどんどん連発してください。
将棋の楽しさや魅力をどんどん広めていってください。

今までこれだけフル稼働で活動したところで、経営的に言ったらまだまだのはずだと思います。

経営基盤を固める事も含め、今後のLPSAの飛躍、発展が、
将棋というものの新しいイメージを作っていくことになるはずです。

さらに結束して、知恵や汗を出し合って、皆で楽しみながら、どんどん大きくなっていってください。
応援しています。
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かんな・ん辛苦

2008年05月22日 00時07分06秒 | 将棋
鈴木環那女流初段、中戸賞奨励賞を受賞です。

鈴木環那女流初段が女流王将戦において抜群の活躍をした女流棋士を表彰する「中戸賞奨励賞」を受賞することになりました。

とのこと。ほんと、最近の目覚しい活躍ぶり、多分ホンモノでしょう。

この先、本当にタイトル戦に登場し(今やっている女流王将戦、惜しかったです!)、有望な若手の中から、一歩突き抜けていくのか。

かんなちゃん、と言えば、こてくんさんのブログ。お宝写真満載です。

マイナビ女子オープン準決勝の片上五段観戦記で、彼女の性格、人柄、滲み出ています。

矢内さんのあの一言で、すごい悔しがり方をした囲碁将棋ジャーナル。

そして、ハチワンダイバーで安田美沙子を指導。ミニスカ対局!

その記事での「環那の事情さん」のコメント
「ハチワンダイバーは青春将棋ドラマとかで話題です。
将棋知らないタレント使うならば鈴木環那女流初段を抜擢すればよいのにねぇ。」

最近の本業での活躍だけでなく、いろんな意味で注目を集めています。
聞き手としての才能、天性の明るさ・社交性、片上五段も指摘した類まれなサービス精神。
師匠の原田泰夫九段から受け継いだのであろう、礼儀作法とか人に対する気配り、そして普及への情熱。

そういう意味での存在感は極めて大きいです。

里見さんがいまいちグイグイ行かないで足踏みしている今、甲斐さんもがんばってはいるけど、
女流棋界をさらに活性化するためには、彼女の活躍が大きなポイントです。

棋界のアイドルタレント部門。
ビーチバレーをこれだけメジャーにした浅尾美和路線か。

まあ仮にそういう方向で行くのだとしても、やはり基本は実力ありきでしょう。
あの、囲碁将棋ジャーナルで見せた、相当に負けず嫌いの一面。

かんな(多感な)二十一歳のこの時期に、どんどん伸びる可能性に溢れた今の時期に、持ちじかんなくなるまで、しっかり勉強して欲しいです。

信じられない(アイカンナットビリーブ)くらいに将棋を好きになることと、それを基本にした生活のリズムができていけば、タイトルも夢ではない。
かんならず、その日は来る。

かんなちゃん、
かんなん(艱難)辛苦を乗り越えて、一流棋士になってほしいです。

あーあ、お笑いの方に任せておけばいいものを、
アカデミックな僕としたことが、
高度なオヤジギャグ連発・・・・・。

こりゃ、いかんなぁぁぁ・・・・・・。
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読売新聞夕刊

2008年05月21日 19時09分34秒 | 将棋


今日の読売新聞夕刊のポップスタイルブログ
ちょっとわかりにくいけど、すごいです。
見開き2ページ、カラー。

かなりの話題性じゃないかと思います。

ボナンザもそうだけど、ここでもこうやって渡辺竜王が登場しているってことは、やはり、時代の騎手、じゃない、奇手、じゃない、旗手ですね。

パソコン世代、漫画世代ということになると、羽生世代の棋士ではしっくりいかない。

現在の棋界において、やはり竜王の存在感というのはほんと大きいです。
(これ、ほんと、マジです。)

ハチワンダイバーの作者、柴田ヨクサルさんとの飛車落ち対決。

小学校の時、奨励会入りの話もあったという柴田さん、心から将棋を愛している気持ちが伝わってきます。

柴田さんが語っています。
「将棋の漫画を描いているというのは、将棋好きがもっともっと増えてもらうお手伝いになれば、っていう考えだから。だって、将棋ってすごく面白いし、カッコイイじゃないですか。その魅力をあまり知らない人に伝えられれば・・・・。」

いいですね、最高です。

理想的なマンガと将棋のコラボです。

これからの将棋の普及のために、他のいろいろなものと、コラボやリンクしていきましょう。
将棋の魅力が、今までの狭い世界の中だけでなく、広く世の中に伝えられていくことは本当に重要なことです。

将棋ファンとして、今日の名人戦観戦とは別に、うれしい記事ではありました。
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