即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

一流棋士とは

2008年05月20日 00時02分12秒 | 将棋
週刊将棋に出ている、全棋士成績。

その中で、通算勝率(100局以上のみ・4.30まで)に注目してみました。

まあ、これで、大体実力が測れるかと思います。

1位 羽生二冠  728
2位 木村八段  706
3位 片上五段  703
4位 山崎七段  698
5位 渡辺竜王  689
6位 深浦王位  686
7位 丸山八段  672
8位 橋本七段  671
9位 村山五段  669
10位 広瀬五段  667

11位 阿久津六段 663
12位 森内名人  660
13位 松尾七段  658
14位 郷田九段  654
15位 佐藤和五段 649
16位 佐藤二冠  648

この後、6割の前半は、
谷川九段、藤井九段、三浦八段、鈴木大八段、久保八段、行方八段、阿部八段、
堀口七段、森下九段、杉本七段、屋敷九段、中川八段、先崎八段、中原十六世名人
などなどまだかなりいます。

羽生二冠は誰もが1位だと予想したでしょうけど、2位はなかなかわからないですよね。
木村八段、コンスタントに勝っているんですね。
そして、羽生世代やA級の人たちに比べると、やはり、今までの対戦相手のレベルが違うので、一概には評価は難しいけれど、3位の片上五段までが7割という驚異的な勝率になっています。

羽生世代の強豪と、伸び盛りの若手が入り混じっています。
時系列で見てないのでわからないけど、
皆、最初は良くて、ある年齢になると、だんだんと負けが込んで、勝率下がっていくという図式ですよね。
多分未確認ですが、渡辺竜王も去年くらいまで7割台キープじゃなかったかと推測します。

まあ、改めて言うのもなんですが、
タイトル戦やA級順位戦など、
超一流とばかり対戦していてあの勝率っていうのは、
羽生二冠、ちょっと抜けてるんじゃないでしょうか。

そして、ここに名前の出ている若手が、対戦相手が一流ばかりになってきた時に、果たしてどうなるのか。
ずるずる落ちていくのか、ここに残り続けていくのか、はたまた突き抜けていくのか。

ずっといい成績で上に上って来て、幕内上位になり、横綱大関と対戦し始めた途端に、かなり負け越して、幕内下位に下がり、また対戦相手がゆるくなると勝ち越して上位に行くと、やっぱり、負け越す、という力士、いますよね。

そこの大きな壁を乗り越えて、一流の仲間入りできるのは、誰なのか。
3位の方、応援してますよ

このランキングはひとつの目安に過ぎないですが、今後ずっと時系列で見ていくと、若手の生き残り、とか、年齢とともに勢いがなくなる棋士とか、年を取っても上がってくる棋士とか、いろいろ見えてきて、棋界を占う意味では、かなり面白いと思います。
またしばらくしてまとめて記事にしたいと思います。
コメント (2)
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