即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

流されるのがお好き

2011年07月29日 20時34分26秒 | 雑感
加齢なる決勝進出
この笑顔こそ世界一
と立て続けに書いたなでしこジャパンのこと。

あっちこっちで、なでしこジャパン、ひっぱりだこです。
大人気、大フィーバーの嵐。
国民栄誉賞とかの噂もあるし、テレビも何も出ずっぱり。
メディアも一般人もそろって、ちょっと異常な盛り上がりを見せてます。

さて、日経ビジネスオンライン、武田斉紀さんの  
感動だけではもったいない、なでしこジャパンに学ぶ5つのこと
そこには仕事やビジネスを戦うためのヒントがある

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なでしこたちは、決勝(米国戦)での歴史的勝利から一夜明けた7月19日、成田空港に帰国した。400人を超えるファンから熱烈な出迎えを受け、史上最多となる260人の報道陣が集まった。1カ月前にW杯へ向けて中部国際空港から出発した時の報道陣はわずか10人。見送るサポーターは1人もいなかった(スポニチアネックス、2011年7月20日)。
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メディアも我々も、出かけるときは注目してなかったのに、この変心、変貌振り。

いい加減にしろよ。
結果見てからでなく、もっと前から目をつけとけよ、ってこと。

なんとも現金な奴らだこと。

こういう振る舞い、厳禁だぜ。

何かが話題になると、わーっとたかってきて興奮して騒ぎまくる。
そして、それこそ75日もすると、何事もなかったかのように今までの生活に戻っていく。
何なんでしょう?
忘れちゃうわけでもなく、そういうこともあったと認識してはいるのだろうし、それでいて、別にすっかり冷めちゃった自分を後ろめたく思うわけでもない。

わーっと押し寄せて、わーっと引いていく。
川の流れのように、ではなく、それこそ津波のような人たち。
どんどん流されていく人たち。

冷静に外国と比べた訳ではないけど、どうも日本人ってこの手の人、多いような気がする。
特におばさん。(独断と偏見、すみません。)

韓流もそうだけど、ハンカチ王子の時、一番思った。
必死でキャーキャー騒いでるけど、だいたいあんたたち野球知ってんの?
いや、別に知らなくてもいいけど、一ヶ月後にはそんなに騒いでないよね?
というか、忘れてない?
それでいいの?
ポリシーはないの?

別に自分の時間を使って、自分のお金を使って、どこに行って誰にキャーキャーしようが自由だろうって?
はい、そうなんです。
ご自由にどうぞ。

一過性ピープル。
千葉県は落花生ピープル。

津波でもなく、
風評でもなく、
流され続ける日本人。

ブレないこととは何なのか。
そこまでちょこちょこ目移りし、右往左往して、一体何やってるの?

ずいぶん前の記事、未来のためにブレないことでも書いたけど、自分はどうしてもここだけは譲れないという強い信念を持っていたいもの。

なでしこネタをもうひとつ。
同じく日経ビジネスオンラインの河合薫さんのコラム、
なでしこ報道で露呈した“ニッポン”の未熟な女性観

「結婚したいですか?」
「彼氏はいますか?」
「将来、子供は欲しいですか?」
女性だからサッカーのことよりもこうなる。
そんなに意識してなかったけど、たしかにこういうの、日本によくありがちだ​。
自分も含め、いろんな面で未熟なところ満載の国だとは思うけど、​特に男女のことに関しては、社会の経験が浅いというか、精神年齢​が低いと思ってしまう。
政治も経済も事件もスポーツも、何もかもワイドショーの国。

ここに出てくるアメリカのサッカー番組のように、専門的であくまでも“サッカーが好き”というベースがしっかりしている。
MLBもそうだけど、野球好きの国民は、野球の本質がしっかりわかっている。
地域に、生活に、人々の中に、文化としてしっかり根付いている。
そして、そういう楽しみ方をしている。

日本は違う。
文化もない、根付いてないのに、うわべだけ、雰囲気だけ、好きになる、夢中になる。
皆がわあわあ言ってるから乗り遅れないように、ってくらい。
政治家も評論家もスポーツ選手も、タレントやアイドルと同じようなもの。
今日はAKB、明日は少女時代、来週は佐々木希、というように、うつろって行く。
毎日旅暮らしの寅さんのようだ。

これでは文化もできない。使い捨てで何も残らない生活感覚。

こんなことでは洗脳されやすい。
煽動されやすい。
船頭に先導されやすい。

文化的自立がないから上からは非常に扱いやすい国民なはず。

意識の目覚めも個性も自我もない。
そう、そんな風に育てられてきたし、そんなのできるだけない方が扱いやすい、コントロールしやすいという中で自然に生きてきた。

なでしこの話から、話は流れ流れてこんな状況になった。

何が言いたいかと言えば、
オレたち、しっかりしようぜ、もっと考えようぜ、本質を見極めようぜ。
流されないように強く地に足をつけてブレずに生きていこうぜ、ということ。

さあ、なでしこのことは忘れて、今週は世界水泳だ!
北島も入江もがんばれ!!
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ジャーナリズムの本質

2011年07月22日 23時15分20秒 | メディア
先日書いた記事、マウンティング体質

内田樹さんの記事、暴言と知性については全編なるほどと思うことばかりでした。

さて、そのことについて書かれているこの記事がまた素晴らしいです。
恫喝と恐怖支配からの脱却/インターネットは日本を救ったか
何度か取り上げている、風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観るというブログです。

今日は、この部分について。
「書いたら終わりだよ。」という恫喝に関してです。(部分的に引用させていただきます。)
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松本氏は宮城県知事とのやりとりの最後に、発言はオフレコであり、『書いたらその社は終わり』と恫喝し、実際当初は大手メディアは明らかにこの恫喝に屈して沈黙していたことが後に暴露された。政治家が恫喝し、メディアがそれに屈するというとんでもない構図だ。今回は、地元メディア(東北放送)がどういう背景かはわからないが、この恫喝に屈することなく一部始終を放映し、それがYouTubeに取り上げられて、100万回という驚異的な視聴となり、本来闇に葬られていたはずのやりとりが表沙汰になった。大手メディアが松本氏の背後の団体を恐れて普段から自主規制気味であることも同時に明らかになったため、こうした大手メディアの弱腰にも非難が集中しているが、何より問題なのは、日本がこれほど危機的な状況にある中で、恫喝が実行力のダイナモ(エンジン)である人物に復興担当相のような要職を任せようとしていたこと自体だ。如何に実行力が必須とは言え、これは恐るべき事だと私は思う。
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この記事の中にもリンクされてますが、月明飛錫というブログの「書いたら終わり」― 松本復興相が迫った踏み絵という記事もポイントを突いてます。
少し長いけどポイントの部分、引用させてもらいます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今回問題となった会談は、3日に行われたものだったが、当日それを放送したのはTBS系列のローカル局・東北放送だけだった。その映像がYouTubeにアップされ、それが深夜のうちにネット上で話題となり、翌日メディアが一斉に報道したのだ。この経緯は、昨年の尖閣諸島問題のビデオがYouTubeにアップされてから広まったことを髣髴とさせる。マスメディアの横並び体質は、半年以上経っても、アラブに春が訪れても、まったく変わっていないということだ。

そうした中で、最初に放送した東北放送の行動は賞賛に値する。
ところで、松本氏の発言の最後は、
「最後の言葉はオフレコです、いいですか、みなさん。書いたらその社は終わりですからね。」となっている。
当日東北放送以外はどこも報じなかったのは、この言葉が効いていたのであろう。
翌日になって、多くのメディアがこの言葉を掲載したが、この発言の真意をただしたり、論評した新聞は、私の見た範囲ではなかった。

それにしても、「その社は終わり」とは、何を意味するのか?
そして、どのようにして「その社は終わり」に至るのだろうか?
常識的に考えると、「その社は終わり」というのは、倒産するか、記者クラブからはずされる、放送局であれば免許を剥奪されるなどして活動できなくなるということだ。

権力者によるこの発言は、明白な言論統制ではないだろうか。
この発言に対する批判が、いまだにマスメディア側から出ないのは、異常な事態だ。
こうした発言は政治家には珍しくない、という指摘はある。実際、そうなのかもしれない。しかし、そうした慣行があったとしても、それを守り続けるべきかどうか考える時期にきている。
昨年11月に尖閣諸島のビデオが流出したとき、インターネットの普及によって、権力側が、都合よく情報をコントロールをすることが、どんどん難しくなってきているということがわかったはずだ。今回に限らず、民主党の議員は現代の情報社会についての認識が甘い傾向にあるのではないだろうか。
もちろん、政治家の発言にオフレコがあること自体は、やむをえない。合併交渉中の企業のトップが表立って言えないことがあるように、あるいはそれ以上に、政治の世界に微妙な問題があることは間違いない。しかしこの発言は、ビデオを見ればわかるように、誰かの命や国家機密にかかわるようことではない。
たんなる「踏み絵」―その場にいる記者たちの松本氏への忠誠心を試す―でしかない。
いや、松本氏にとっては「踏み絵」ですらなく、大手メディアは政治家にとって内輪であり、当然コントロールできる存在だったのかもしれない。
それでも、この発言は、結果としてメディアの報道姿勢を試す「踏み絵」となった。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

御用組合的記者クラブの話もいろいろ取り沙汰されているけど、今回のことでクローズアップされたのは、マスメディアの姿勢です。

個人の偉そうな恫喝体質を問題にして、辞任だなんだって騒ぎ立てることよりも、ずっと大きな問題だと思います。

完全に牛耳られているその体質の中に、果たしてジャーナリズムなんてもののかけらすら存在するのか。

田原総一朗の政財界「ここだけの話」「社会党の麻生太郎」こと松本龍氏の辞任劇という記事の中にこんな一節がある。
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マスコミがだらしないのは、5日になっていっせいに松本批判を展開したことだ。岩手や宮城での発言が3日。翌4日の朝刊では小さな記事しか書かなかった。つまり、一日様子を見て、テレビのワイドショーなどがさんざん批判し、松本さんは悪だと世論ができたのを知ってから、新聞各紙はそろって強烈な批判を始めたのである。
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完全に骨抜き体質。権力側、お上の方ばかり見ている。その次に世論。

何を伝えるべきか、ではなく、何を伝えたら問題ないか、どうすれば横並びで安泰な毎日を送れるか、ということに腐心している。

普段はガキ大将の後ろについてうろちょろしていて、そのガキ大将がちょっと悪いことして先生に怒られて、PTAも含め問題になったりすると、最初からあいつはよくないと言ってる皆の後ろに回って、そうだそうだと口を合わせる。

一番最低です。
辞任したからいいとか言う問題でなく、書いたら終わりだよ、というこの発言を、なぜ問題にしないのでしょうか?
この国は当たり前のように言論統制がまかり通っている国なんでしょうか?

そうであってもなくても、今回のユーチューブ然り、昨年の尖閣諸島ビデオ流出事件もそうだけど、ソーシャルメディアが完全にそのポジションを担っているのが現実だ。
もしもソーシャルメディアやインターネットがなかったら、この国はどこまで封建的恐怖政治体質になっていたのでしょうか。まるでどこかの国みたいです。
真実が伝わらないまま、限られた、あるいは間違った情報を元に判断せざるを得ない状況を想像するのが恐ろしい。
いや、今だってもしかしたらかなりそうなのかもしれない。

我々もしっかりと見ていかなければならないのだろうけど、大手メディアが、どこも『あの書いたら終わり』ってのはどういうことなのか?って、特集を組むなり、特番をやるなり、社説を書くなりしないのは、どう見てもおかしい。
松本大臣はたまたま言っちゃったのだろうけど、その背景や伏線が絶対にあるはず。
決して彼だけの問題ではないはず。

メディアの皆様、ジャーナリストとして頑張っている皆様、
この問題、見過ごしたままでこのまま放置しておいていいのでしょうか?
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この笑顔こそ世界一

2011年07月19日 22時10分42秒 | スポーツ
前回の記事(スウェーデン戦)に続いて、なでしこジャパンネタです。



しっかり朝4時前に起きて観戦しました。

試合を見つつ、twitterやfacebookを覗いてみたところ、
あらっ、あの人も、彼も、彼女も、いやあ、すごい、こんなにたくさんの人がちゃんと起きて観戦してるじゃないですか。
えっ、こんな人まで、こんな夜中に起きちゃうんだ。
サッカー、好きだったのね、知らなかった。
なんて人も含めて、皆、ギラギラして、ハラハラして、この試合を戦々恐々としつつも楽しんでいる。
勝手に観てるだけでなく、いろんな人が、twitterやfacebookで、叫びつつ、声をからしつつ、感想を述べつつ、叱咤激励しつつ、この臨場感を共有しつつ観てる。

単独で夜中にひっそりと応援してるのでなく、こういう時、ソーシャルメディアってすげー、って思う。
僕はtwitterではなく、あたかもtwitterのような感じで、facebookに時々書き込みつつ観戦していました。
そして、リアルタイムで書いたらすぐにいろんな友達が「いいね!」やレスをしてくれました。
以下、その臨場感も含め、facebookから転載します。
(コメントくれた友達の皆様、勝手に転載します。天災だと思ってお許しください。)
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(4時過ぎ。facebook上でも、twitter上でもかなりの人たちが起きていてびっくり。
 前半、劣勢の頃)

なんだ、皆起きてるんだ。
やばい時間帯だ。きちんと凌いでいればチャンスは来るぞ!

(次第にチャンスが作れ始める)

惜しい~!しっかり崩せてる。大丈夫。

(前半、0-0で凌ぎ切って)

前半凌ぎ切れたしチャンスも作れた。
TwitterのTLもかなり盛り上がってる。
これは視聴率もすごいんじゃないの?

(PK戦で勝利、優勝が決まって)

一度も勝てなかったアメリカに初めて勝った舞台がこことは何とも運命的。
それにしても澤のあの素晴らしい同点ゴールには動転。

(友達からのコメント)
:粘り強さという精神力で、小よく大を制する、という見事な図式でした。PKが始まる前の「笑顔力」で既に勝負は決していたのでは?

:うれしいなぁー。サッカーちゅうホントにグローバルなスポーツで日本が世界一って。。。嬉しすぎる。

(表彰式見ていて)

うわぁ~、やったぁ!すごい!泣きそー。

もうこの夏の暑さも許しちゃう。
いくら暑くしたって平気だよ。
この笑顔見てたら何もいらないよ。

(友達のコメント)
:同感!
:こんなに暑い夏の朝をすがすがしい気分で過ごせるのはなでしこジャパンのおかげです!



(インタビュー聞いてて)

気負いも緊張もなく淡々と自分たちの最善を尽くしてこんなすごいことを成し遂げたなんて正直ビックリです。
世界一になっても今まで同様自然で謙虚で明るい人たちに変わりないのでしょうね。
ほんとにおめでとうございます。

(友達のコメント)
:監督はじめ皆さんのコメントが飾らないでも感謝の気持ちであふれていましたね。

(インタビューについて)

やはり男だと一流になるとかなりチヤホヤされるから、つい調子に乗ったり、偉そうな風情になってしまいがち。
それだけ今まで注目されてなかったということの証か。
そうでなくて、彼女たちの人間性が素晴らしいのか。

(友達のコメント)
:後者のほうに違いないd(^_^o)
: ホントに同感。以前、ゴールを決めた後にアニメのパフォーマンスをマネし大はしゃぎしていたものを男子のサッカーで観て、ちょっとびっくりしました。でも女子はまさにやまとなでしこ。凛とした彼女たちにエールです!!!感動をありがとう。

(試合終わって)

ブラジルもアルゼンチンもPK負けかあ。そして、アメリカもだね。
王者はことごとくPK戦で散った日。


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彼女たちの真摯で謙虚な姿勢、とても新鮮です。

そして、感激で泣きだすこともなく、終始満面の笑顔の表彰式。

ゴルフでも、バレーでも、卓球でも、頑張った試合後は、今までの苦労とか、励ましてくれた家族とか、インタビューでそんな話になると、必ず涙の会見になった。

それが、彼女たちは、違う。
他のスポーツの女子選手より、圧倒的に恵まれてはいない。
いろんな精神的な苦痛のことを言い出したら切りがない。

それが、涙なんかまるでなく、これ以上ないという最高の笑顔の連発。

これを見てるだけで幸せです。感激です。
生きてて良かったと思います。

心から、「世界一、おめでとう!」と言いたくなった素晴らしい決勝戦でした。
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加齢なる決勝進出

2011年07月14日 19時55分27秒 | スポーツ
寄る年波で、朝までに(最低)一回はトイレに起きます。

同年代の友人知人に聞くと、一回なんて、いいなあ、オレなんか、毎晩2,3回は行くもんなあ、とか言う奴もいます。
何時に寝ようが、朝5時には目が覚めちゃうという人も結構います。
(僕は全然平気で、寝てていいなら何時まででも寝てます。)

そんなネタの過去記事はこちら。
行きたくて行きたくて
寝られる体力

昨夜(今朝?)、明け方5時頃にトイレに起きました。
ベッドに戻ろうとしたけれど、ふと、あっ、ちょうど今やってるな、と気づいた。

そうです。なでしこジャパンのスウェーデン戦、ワールドカップ準決勝です。

そして、眠くて仕方なかったけど、テレビの前に座ってスイッチを入れる。

後半が始まったところ。1対1です。
おー、ちょうどよかった。
まあ、あと3~40分だから、、これは、観よう。

と、しばしボーっとしつつ見てたのだけど、ちょど澤のヘディングで2点目が入る。

これはいいぞ、このまま行けば、決勝だ。

それにしても日本はパス回しがうまい。

よく走って、スペース作って、ちゃんとパスの受け手がいる。

ワンタッチ、ツータッチでパスが気持ちよくつながる。

バルサのようなパスワーク、だなんて形容されてる。

それは言い過ぎにしても、ボールポゼッションを含め、完全にスウェーデンを圧倒してる。

試合を支配している。

敵の高さもまるで気にならない。

よく動くし、回りも見てるし、連携が素晴らしい。

そして、前へ前への意識もすごいし、前線へのスルーパスやフィードも、かなり正確性がある。

おー、これはすげーな。なかなかやるじゃん、と思いつつ見ていたら、川澄の反射的なロングシュートが決まって決定的な3点目。

これはもう決まりだな。

決勝でアメリカ戦か。

冷静に守って、慎重にクリアして、堂々の試合終了。

後半しか見てなかったけど、冷静な試合運び、切れない集中力、ベンチワークも含めたチームワークが素晴らしかった。
高さもパワーも脅威には感じることなく、瞬発的な動きや判断が勝っていた。

動きの鈍い大きな金髪選手たちが、何も自分たちのサッカーをさせてもらえずバタバタ走っているようにしか見えなかった。

さあ、前代未聞の決勝進出。
「魔法のサッカー」=独メディア、なでしこ絶賛(時事通信) - goo ニュース

試合後のインタビューも、皆、落ち着いていて、すごく好感がもてた。
礼儀正しいし、気負うことなく、自然に淡々と、自分たちのやるべきことをやった、という感じで。
あまり表には出さないけど、どっしりした自信に溢れていたようにも見える。

生でいいもの観させていただきました。

すべて加齢のお陰です。

トイレにも行かずに朝までぐっすり寝ていたら、こんな興奮は味わえなかった。

ネットやニュースで結果を知って、夜に録画を観るのとは大違い。

加齢のお陰で華麗なる決勝進出です。

加齢に感謝の一日です。

ちなみに今夜のうちの晩飯はカレーでした。
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愛の力

2011年07月12日 00時08分37秒 | 将棋
今月号の将棋世界。
「私たちの将棋ライフ」に、この人が登場です。


長野県将棋情報サイトの管理人、テツ母さんです。

『6月半ばに将棋世界編集部から突如電話。「急遽“私たちの将棋ライフ”の原稿が必要」とのこと。いつも楽しませていただいている将棋世界のピンチ(!?)、私で間に合うことならなんでも!と、お引き受けしました。
著者近影も必要、ということで秘蔵の一枚を公開しました(笑)』

息子さん(テツ)が将棋を始めたのはいいけど長野県の将棋情報がない、では、サイトを立ち上げて発信してしまえば情報は集まるんじゃないか、ということでサイトを始めてすでに6年。
(今日7月12日で開設7周年のようです。おめでとうございます

このエネルギッシュな活動には頭が下がります。
このサイト、見てくださいよ。
情報量、半端じゃないです。いや、もとい、はんぱないです。
(若ぶってるけど、もといなんて言ってちゃだめだな。バレバレ。
数々の大会やイベントの告知、結果、写真満載のレポート、そして掲示板
長野県将棋界の公式ページと言われるだけあって、長野の将棋に関する情報なら全部漏れなくバッチリです。
(これも古い。→バッチグーよりいいだろ。)
<※死語の話

このサイトのお陰でどれだけ多くの人が、貴重な情報にめぐり合えたり、励まされたり、将棋に興味を持ったり、したことでしょうか。
いや、すんばらすぃこってす。(これ、もなんか古いな。)
敬服します。

長野の将棋ファンの方たちにとって、このサイトの存在意義はどれだけ大きいことでしょうか。

この6年間、これだけの情報を集め、整理し発信し続けた管理人としては、多分いろいろ大変なこともあったのだと思います。

でもそんなことはあくびをしない、じゃなくて、おくびにも出さず、いつも明るく楽しみながら運営しているその姿。
参りました。投了です。
4枚落ちにしてください。

ユーモアもいっぱいだし、流れるような素直で華麗な文章は読む人の心を撃つ、いや、討つ、いや、打つこと間違いなし。
多くの人から支持されているのだと思います。

「家族愛」から始まって、 「将棋愛」、「地域愛」。

駒doc.近所の置いてもらえるところに頼んで置いてもらうなどの活動も含め、地域に対する貢献の大きさは、将棋ファンの鑑です。

こんな人が、ひとつの市に一人、いや、1県に一人でもいてくれたら、将棋はすごい勢いで発展をすることでしょう。

『長野県将棋連合会や長野県高校将棋連盟、それに県内外の善意の有志の皆様、そしてプロ棋士の先生方の多大なるご協力のおかげで 大会イベントの情報提供や各種レポートの発信をし、それを受信して将棋に興味を持っていただいたり、イベントや大会会場に足を運んで下さる方が多くいらっしゃることは、運営をしていく上で大きな喜びでもあり励みにもなっています。
これからも 自分のできることをできる範囲で運営していきたいと思っています。
このサイトは私の宝物です。
ご来訪してくださった方、みなさまに感謝しています。』

そして、『長野県将棋情報サイトは田中悠一四段を応援しています!』
とのこと。

「田中悠一四段特別室」(写真集)
皆で田中四段を応援することで、長野の将棋をさらに盛り上げようという戦略ですね。
これは余談でした。

ここで、長野のこの夏の二大イベントのご案内です。
空穂生家子ども将棋教室
7月23日(土)に、4人ものプロ棋士が参加して松本で行われるイベントです。

夏休み将棋フェスティバルin長野権堂
ながの東急将棋まつりがなくなってしまって、ファンは一時寂しい思いもされたようですが、この夏、皆で協力して全部手作りの将棋イベントを行うとのことです。
この「夏休み将棋フェスティバル」は8月13日(土)~15日(月)の3日間、イトーヨーカドー長野店で行われます。
首都圏の方でも、帰省、旅行、秘書と避暑などに行かれる方は、長野のがんばってる将棋イベントをぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

こんな風にいろいろ奔走、尽力しているテツ母さんには、将棋世界のみならず、信濃毎日新聞からも取材が来ているようです。もう地元では立派な有名人。たいしたもんです。
(一部では佐久市の佐々木希と言われてるとか。それは策士だ。)

それに比べ、こんなに線路内人立ち入りネタを展開しているというのに、どっからも取材依頼は来てないですもん。うらやますぃです。

大きな愛の力が、芽を出すことにつながり、きれいな花を咲かせていく。

将棋にも、地域にも、サイトにも、愛がいっぱい溢れているテツ母さんの今後のご活躍を心から祈念して、私からのサイト開設7周年のお祝いのご挨拶に代えさせていただきます。
本日はおめでとうございました。
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ニッポンの夏のステキなポエム

2011年07月11日 01時31分22秒 | 3.11
今まで何度も紹介してますが、日経ビジネスオンラインの小田嶋隆さんのコラム、冴えてます。

二つあって、まずひとつ目。

梅雨は何やってるんだよ。
まだこの夏の先は長いと言うのに、このクソ暑さの毎日にもう突入ってわけ?
少しは抵抗しろよな!
粘りがない。
簡単に土俵を割っちゃってさ。

エアコンを止めて分かったニッポンの夏の過ごし方
部分的に引用させてもらいます。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
こじつけのように聞こえるかもしれないが、私は、夏がイヤな季節になったのは、実は冷房装置のせいだと思い始めている。
 エアコンディショナーというものがなかった時代、われわれは、夏を「しのぐ」という形で、暑さに対応していた。
 「しのぐ」方法は、細かく拾い上げれば、手法としては山ほどある。
 が、根本は、「生産性を落とす」ことだ。
 最も暑い季節の一番しのぎにくい時間帯は、いろいろなことをあきらめる――これが、夏を「しのぐ」際の基本姿勢だ。といって、夏をやり過ごすことに関して、特段に目新しい決意やコンセンサスを持つ必要はない。真夏の暑さの中に置かれたら、人間は、誰であれ、生存以外のほとんどのことをあきらめざるを得ない。われわれは、生物学的にそういうふうにできているのだ。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
そういえば、以前は皆、まったりボーっとしてたよな。
無駄な抵抗せずに休んだり、夏を特別視してたよな。
強い日差しの下では、蝉の鳴き声だけが響き渡り、ここに出てくるネグロス島のように、ジーンとゆったりした長い時間が過ぎていってたよなあ。

すべては生産性、文明の問題ですね。
夏と言う特別の時期だから、生産性が上がらない時期だから、ここは普段よりもスローダウンするしか仕方ない。
あきらめざるを得ない。

それがいつの頃からか、クーラーが普及してきた頃からなのか、あきらめない夏になった。
しのがない、他の季節と同じ夏になった。
仕事の生産性の話で言えば、小田島さんはこんな風に言っている。
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時代が20世紀から21世紀に移行して行く過程で、オフィスの仕事は、劇的に効率化した。

 たとえば、編集者の仕事で言うと、私が駆け出しだった1980年代は、まだ彼らは書き手のところに直接手書きの原稿を取りに来ていた。
 だから、編集者の仕事のうちのかなり大きな部分は移動時間と待ち時間で占められていた。よって、担当できる著者の数もせいぜい5人程度だった。
 ところが、ファクスが普及し、ワープロが登場し、電子メールが開通すると、編集者は、著者と顔を合わせなくても仕事ができるようになる。原稿の受け取りもメールでオッケー。催促はツイッター経由で圧力をかけておけば足りるし、ゲラもPDFのやりとりでなんとかなる。

 その結果、彼らの仕事が楽になったのかというと、まるでそんなことはない。私が知っているある週刊誌の女性編集者(もう3年以上も一緒に仕事をしているのに、顔を合わせたことはない)は、20人以上の書き手を随時かかえていて、その、それぞれにやっかいな20幾人かの原稿を毎回綱渡りのようにして入稿しているのだという。聞いているだけで神経が磨り減る。毎日卵を産むニワトリとどこが違うんだ?
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皆、自分に照らし合わせてそう思いますよね?
あの頃は、いちいち企画書にしろ見積もり書にしろラフデザインにしろ、アポ取って(取らない場合も多かった。)紙を持って行って説明するのが仕事だった。
メールがないから、何度も電話して、つかまらず、電話で話せるまでに無駄な時間をかなり使った。
電話が仕事の重要な一部だった。
それが、相手が居ようが居まいが、メールで、メール添付で送りつけて、フォローはするもののそれでかなり済んでしまうというのは、どんだけ効率的なのか。
でも、効率的になったことでよかったのか。
儲かったのか。
楽になったのか。
やりたい仕事ができるようになったのか。

このことを、今度の震災が我々に突きつけた、とも言える。

もうひとつ。
復興構想会議が6月25日にまとめた「提言」の話。
ある意味、皆が待ちに待っていた提言。
これを元に日本の未来が垣間見えるはず。

ポエムな「提言」で復興できるの?
これも部分的に引用させてもらいます。
----------------------------------------------
ある種のポエムは、書き手が何かを隠蔽したいと考えている時に立ち現れる。
 書きにくいことを書かねばならない時や、書くべきことを書かずに済ませようとする時、散文は、詩の似姿をとることで、その場をしのぎにかかるのだ。

 卑近な例では、グラビアのキャプションがそうだ。アイドル水着写真には、必ず編集部のオヤジが書いた似非ポエムが添えられる。
「ク・ミ・コ。声に出して言ってみる。ボクの心の日記帳はキミの名前でいっぱいなのさ」
 こんな詩は単独ではもちろん成立しない。が、グラビアがポエム抜きで成立しないこともまた事実で、結局、グラビアを見ている少年の恥ずかしさは、添えられたキャプションのこっ恥ずかしさで中和しないと解毒できない。そういことなのだ。

 格闘技のイベントでも、リングアナウンサーの語りはいつしかポエムになる。
「孤独な求道者の鉄の意志とぉー、血に飢えたプレデターの魂がぁー いまぁーリングに連なる獣道でひとつになったぁーーー。宿命と呼ぶにはあまりにもうつくしいー、バーリトゥードの旋律がぁ、いまぁー幕を切って落とされたぁああああ」
 こういう時、
「旋律に幕なんてあるか?」
 と突っ込む者はいない。ポエムは、殺伐とした空気を撹拌するための風だ。意味なんか要らない。むしろ、意味は有害。リングサイドの男たちは、あまりにも興奮していて、ポエム以外の日本語が理解できない。それだけのことなのだ。
--------------------------------------------
もう、たまらん。例の出し方、そして、その具体例が受けに受ける。
電車の中で腹を抱えるように、吹き出してしまう。

ファンタスティックでドリーミングなポエム。
抽象的で、場違いで、他人事で、主語が不明で、冗談のようなこの提言は、果たしてこれからどうなっていくんだろうか?
失敗を重ね、挫折を繰り返し、最後は希望が見えた「プロジェクトX」になるのだろうか?

学者や大学教授だけでなく、岩手、宮城、福島の県知事も名前を連ねているのだから、被災者の気持ちや要望も少しは組み入れられているはず。

この素晴らしきポエムの行く末を、しかと見守りたいと思う。
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マウンティング体質

2011年07月09日 10時22分30秒 | メディア

あっという間の辞任劇。
こんな大変な時だというのに、彼が、というか、政治というものが、復興に向けて皆で進もうとしてる足をなんで引っ張ってばかりいるんでしょう?
何もしないでおとなしくしていた方がどれだけましなのか。

【動画あり】 松本復興相のヤクザっぷりがヤバいと話題に 「お客(俺)が来るときは先に部屋に居ろよ」 と宮城県知事を恫喝 → 「今のオフレコな。記事書いた会社は終わりだから」

すげえ・・・。
感嘆。
政治の世界のおどろおどろしい雰囲気が伝わってくる素晴らしい動画です。

これが普通なんでしょうね。
昔からずっと取っている態度。
だから何事も僕らの感覚といつもずれている。
かなりの距離感、違和感を感じる。
この国の政治というのは、全般的にこういうものなんでしょうか。
違う違う、この人だけが特殊なんだ、って挙って皆で言ってほしいよなあ。

そんな中で、テレ東はいい仕事しています。
思わず、快哉!ですね。


さて、今回の件について、内田樹さんの記事、暴言と知性について
これは全編なるほどと思うことばかりです。
※部分的に引用させてもらいます。

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他人を怒鳴りつける人間は、目の前にいる人間の心身のパフォーマンスを向上させることを願っていない。
彼はむしろ相手の状況認識や対応能力を低下させることをめざしている。
どうして、「そんなこと」をするのか。
被災地における復興対策を支援するというのが、復興大臣の急務であるとき、被災地の首長の社会的能力を低下させることによって、彼はいったい何を得ようとしたのであろうか。

人間が目の前の相手の社会的能力を低下させることによって獲得できるものは一つしかない。
それは「相対的な優位」である。
松本復興相がこの会見のときに、最優先的に行ったのは、「大臣と知事のどちらがボスか」ということを思い知らせることであった。
動物の世界における「マウンティング」である。
ある種の職業の人はこの技術に熟達している。
大臣のくちぶりの滑らかさから、彼が「こういう言い方」を日常的に繰り返し、かつそれを成功体験として記憶してきた人物であることが伺える。
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気になるのは、これが松本大臣の個人的な資質の問題にとどまらず、集団としてのパフォーマンスを向上させなければらない危機的局面で、「誰がボスか」を思い知らせるために、人々の社会的能力を減殺させることを優先させる人々が簇生しているという現実があることである。
「ボスが手下に命令する」上意下達の組織作りを優先すれば、私たちは必ず「競争相手の能力を低下させる」ことを優先させる。
自分の能力を高めるのには手間暇がかかるけれど、競争相手の能力を下げるのは、それよりはるかに簡単だからである。
ある意味で単純な算術なのだが、この「単純な算術」によって、私たちの国はこの20年間で、骨まで腐ってきたことを忘れてはいけない。
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私たちは使える知的資源のすべてを最大化しなければどうにもならないところまで追い詰められている。
その危機感があまりに足りない。
メディアの相変わらず他罰的な論調を見ていると、メディアにはほんとうの意味で危機感があるようには思えない。
どうすれば、日本人の知的アクティヴィティは高められるのか、ということを政治家や官僚やビジネスマンやジャーナリストは考えているのだろうか。
たぶん考えていない。
できるだけ「バカが多い」方が自分の相対的優位が確保できると、エスタブリッシュメントの諸君は思っているからだ。
松本大臣の「暴言」は単なる非礼によって咎められるのではなく(十分咎めてよいレベルだが)、この危機的状況において、彼の威圧的態度が「バカを増やす」方向にしか働かないであろうこと(それは日本の危機を加速するだけである)を予見していない政治的無能ゆえに咎められるべきだと私は思う。
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会社でもよくいますね。
部下たちのやる気をなくさせるだけの人。
皆のパフォーマンスを低下させる名人が。

そんなこと言わなきゃいいのに。
その一言が余計なんだよ。
その態度さえしなきゃ、いい人なのに。
その言葉でこっちがどう感じるか、って考えないのかなあ。その後のことも。
結局は自分の成果を下げることになるのにね。
損だということがわかんないのかなあ。
いい気持ちにさせて、うまく使えばいいのにね。

クライアントにもいます。
自分は発注者なんだから、とか、こっちの言うとおりにやってくれないと困るからね、とか、必要以上に偉そうなとこ見せびらかせるやつ。
たまたまたくさん予算持ってしまった若い担当者でもいる。
いろんな業者のかなりの立場や年のおじさんたちがへいこらするもんだから、いい気になっちゃって、何様だと思ってるの?
お前が偉いわけでなく、たまたまそのセクションの担当になっただけだろ。
いつまた異動するかわかんないのにさ。
ふんぞり返ってどうしようっていうの?
下請けとか業者かもしれないけど、目上の人に向かって、その態度はやめたら?

はい、あんたはえらい!でっせ。
仕事もできるし、人間的にも最高でっせ。
わてら、皆、尊敬しちゃいまんねん。

人の能力を発揮させないように持っていくことで、相対的に自分が優位に立つという作戦。
権力を笠にきて、マウンティングすることで、自分の存在意義にする。
これだけの人に影響力を持つ自分はやるもんだ。
オレってすげえじゃん。
自己確認の作業。
これをやらないと日々のモチベーションがわかない。
人に迷惑かけないで、勝手にやってる分にはまだいいのにねえ。

このマウンティング体質、政治家だけでなく、ビジネスの世界もマスコミの世界もかなり幅を利かせてきたんでしょうね。
いかにも日本人的な体質、風土です。

お前たち、わかっておろうなあ。
ははあ、お代官様、もちろんです。

今頃、日本各地で、各種マウンティング活動が行われているのでしょうか?
そして、この暑さも含め、心身のパフォーマンスが低下しまくっている人が日本中に増殖しているのでしょうか?

コメント (1)
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悲鳴とともに

2011年07月07日 15時15分21秒 | 将棋
最終局までもつれ込んで我々を興奮させてくれた名人戦も終了。
(参照:ssayさんの記事、
第69期名人戦七番勝負第7局は挑戦者の森内九段が勝ち、対戦成績4勝3敗で名人位に復位。)

そして、2年連続の3連勝と圧倒的な強さで深浦九段を退けた棋聖戦も終わった。

来週からは、広瀬王位に挑むというこれはまた楽しみな王位戦七番勝負が始まる。

9月に行われる王座戦は前人未到の20連覇がかかる。
その挑戦者は、いよいよ久保二冠、渡辺竜王、屋敷九段に絞られてきた。

そして、いよいよ竜王戦も視界に入ってきて、昨日から竜王戦決勝トーナメントが始まった。
その初戦、1組3位から決勝トーナメントに勝ち進んだ羽生二冠と、12連勝中と絶好調の橋本七段の対決。
対戦成績は、羽生二冠の3-0。つまり橋本七段はまだ一度も羽生二冠に勝ってないという状況。

相振り飛車から危なげない差し回しでいかにも羽生さんらしく優勢から勝勢のはずだったのだけど、どうしたことでしょう、あららと思う間に一気に危なくなり、はっ、うそっ、いや、そんなはずは・・・、などとあわてふためいてるうちに、なにっ?へっ!投了?
まさかっ!!

順調に攻めていた時の△4七香成から一気に流れが変わって、羽生さんにしては、近来まれにみる大逆転負けです。
(あきらめずに食らいついて粘り強く指した橋本七段、充実してますね。一皮剥けたような気もします。)

竜王戦への思いが強すぎて、勝ちに拘りすぎた結果なんでしょうか。。。。

いろいろな大きなものが、ガラガラと音を立てて崩れ落ちました。

永世竜王。
永世七冠。
2回も痛い目に合わされた渡辺竜王へのリベンジ。
(それも、今度は3連敗4連勝の末のタイトル奪取を!)
そして、名人戦から、棋聖戦、王位戦、王座戦と続く今期のタイトル戦ロード5連戦。(6連戦、7連戦の可能性もあった。)

すべてここで潰えてしまった。
果たして8連覇を目指す渡辺竜王に挑戦するのは誰なのでしょうか?

先日この記事を書いた時の膨らみすぎた思いや期待も、すべて夢の藻屑となって消えました。
<名人戦、棋聖戦、王位戦、王座戦と、将棋は羽生さんを中心に回っていく>
※このタイトルに強引に竜王戦も入れちゃえばよかったのかも。そうしてればこんな展開にはならなかったと悔やまれる・・・。

あ~。
痛い。
いろいろ妄想を膨らませていただけに、この暑い夏をどう乗り切ったらいいのか。
しばし呆然の昨夜の出来事でした。
コメント (3)
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線路内人以外立ち入り近況

2011年07月05日 21時25分17秒 | 「線路内人立ち入り」研究
人はなぜこうも頻繁にあちこちの線路内に立ち入るのか?

その謎を極めようとして、日夜研究を続けてきました。
(アーカイブはこちら

よほど線路内には魅力、いや、魔力があるんでしょうね。
このところ人だけでなく、各種動物も立ち入っているようです。

これが以前の記事、線路内に鹿が立ち入った
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シカ、線路に2時間以上 豪雪で抜けられず JR石勝線 特急に遅れ

 JR石勝線の新夕張駅-占冠駅間で25日午前、シカ1頭が2時間以上も線路内を走り、札幌発釧路行き特急など特急5本に最大1時間36分の遅れが出た。線路両脇の積雪が深い上、4カ所にトンネルがあり、いくら走っても線路から抜け出せなかったらしい。

 JR北海道によると、同日午前7時10分ごろ、新夕張駅から占冠駅方向に約2キロの線路上で、JR貨物の札幌ターミナル発帯広ターミナル行き貨物列車の運転士がシカを発見。シカは2時間20分にわたり、列車の前を走ったり、止まったりしたため、列車は徐行するしかなく、後続の列車などに遅れが出て、約700人に影響があった。

<北海道新聞1月25日夕刊掲載>
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鹿が立ち入ったと言えども、これはまあのどかな話だったけど、衝撃的なこの写真↓。


線路内鹿立ち入り、だけでなく、激突したようです。
それも、北海道ではなく、こんな近場で。

facebookに書き込んだところ、下記のような反響が。。。
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Mさん  次は馬の立ち入りに期待!
Sさん  「シカと衝突」ではなくて「シカと衝撃」という日本語がなんとなく微妙。
Danchoさん  もう、何でも「あり」的な状況ですね。「線路内人立ち入り研究会」のメンバーの一人としては、興味が尽きません。あ、私が新幹線に乗っているときだけは、やめてよね(汗)。時々ありましたし、結構乗るときビビッているんですから。
nanapon  馬と鹿が同時に立ち入ったら、ニュースはどう書くのでしょうか。楽しみです。
nanapon  シカト衝突。わざと衝突。しかも衝突。(笑)
nanapon  新幹線の線路内立ち入りというのはまた別物のような気もしますね。同じように分析をしていくと間違ってしまうような。
Yさん  Deer impact!シカと衝撃ってあるから何とかわかるが、英語圏の人はこれでわかるのか!?
nanapon  さすが、Yさん、そこに目をつけましたか。ディープインパクトみたいだ。
nanapon  中央線は鹿がたくさん線路を歩いてるのでよく遅れる、なんて、《遅延メール》が広がるかも。
Yさん  馬が入って馬、鹿、馬、鹿の遅延ね!
Sさん  「鹿と衝撃」って表現は鉄道用語なんですね。
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鉄道用語と聞くと、最近ご無沙汰のあの方が登場してくれるかもしれません。

そして、今度はついにこれ。

Danchoさんの最近の記事、さぁ、今度は、「熊、線路に立ち入り」だそうな。
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JR北海道特急、クマと衝突…乗客にけがなし(読売新聞) - goo ニュース

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 3日午前10時頃、北海道のJR石勝線トマム(占冠村)―新得(新得町)駅間で、札幌発帯広行きの特急スーパーとかち1号(5両編成)がクマと衝突した。

 車掌が確認したところ、クマは線路上で死んでいた。乗客63人にけがはなく、列車は最寄りの新得駅で車両を点検、約20分遅れで発車した。
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衝突して、クマは死んじゃったんですね。
Bear impact! Bear Death impact!!
これ、最近クマが町に下りて来ていろいろ出没するという流れなんでしょうか?
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線路内は大人気。人だけでなく、いろんなものが立ち入ってくる状況のようです。

次はなんでしょうか?

ウサギとかの小動物だと、あまりニュースにならないと思うので、やはり、
馬、牛、羊、山羊、カモシカ、猪、というところでしょうか。

人だけでもまだまだ深い研究が必要なところに持ってきて、いろんな動物までもが立ち入る状況だと、線路内研究はますます複雑な要素が絡み合う。
現代という複雑怪奇な時代を、線路内立ち入りという視点から読み解いていく作業。
ますますライフワークとして、情熱が迸ってきます。
コメント (2)
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天の警告?思いやり?啓示?

2011年07月03日 17時28分04秒 | 3.11
暑いようっ!まだ6月なのに・・・

涼しい顔して。

www.さとなお.com(さなメモ): 暑いって言ったら罰金って言ったら罰金

いやあ、大変です、連日。
ふ~ふ~。
歳には堪えるぜ。
6月から34度だの、場所によったら39・8度など、尋常じゃない。

で、もうこのまんまあと2ヶ月、ずっと続けて行っちゃうわけ?
いや、そうじゃなくて、7月20日くらいから本格的に始まる暑さのために、6月後半から僕らのカラダを慣れさせてくれる為に、慣らし運転期間を設けてくれてるわけ?
そうだったら、優しいよなあ。

今年は、単なる暑い夏とは違う。
もう一段、節電と言うことも含め、暑い夏を乗り切らなければならないというミッションがある。
そんなことも含め、ちゃんと乗り切っていけるのかい?
ちゃんと体調も節電も、覚悟と計画性を持って、これからの2ヶ月やっていけるのかい?
と言ってくれている。
僕らのことを心底思ってくれている思いやり。親心。

311という試練を課して、今まで調子に乗りすぎていた我々に警告を与えてくれた。

このまんまでほんとにいいわけ?
思い上がってない?もうちょっと謙虚にした方がいいんじゃないの?

と。

もう気づいて、意識が変わって、自分から動き出した人はいいけど、そうじゃない人もまだたくさんいる。
日常の忙しさにまぎれて、あの311の出来事がなかったかのように、まるで以前と変わりない生活を送っている人もたくさんいる。

そんな我々に向かって、

さあ、そろそろ夏本番だよ。
節電対策も含め、自分自身の覚悟や方針は大丈夫?


スーパークールビズも、サマータイムも、それぞれの節電の方法を、周りとも協力しながら、出来る限りのことができる準備は整ったのかい?

と、問うている。

自分自身の「AFTER311」。
自分のビジョンに基づき、気を引き締め、最大限の工夫をして、出来る限りの具体策を実践すべき時。
(※311関連アーカイブ

政治主導の復興や原発の問題は遅々として進展していない中、我々はこの夏、どういう生活をするのか。
どういう継続的な被災地支援をしていくのか。
エネルギー問題についてはどうしていくのか。
たまに頭を巡らすだけでなく、生活のルーティンの中にどう落とし込んでいけるのか。

暑くてボーっとしてしまう中、
肌に痛いようなこの強烈な日差しは、そんなことを我々につきつけているかのようだ。
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