即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

チベットのこと

2008年05月14日 23時33分20秒 | 雑感
しばらく将棋ネタに追われて、チベットネタ、ご無沙汰してました。

先日、「FREE TIBET」と言う記事書いて、いっぱい反響いただきました。
さぼっているうちに、たくさんのコメント、ありがとうございました。
ほったらかしにしてすみませんでした。

☆FREE TIBET 2008さん、はじめまして。

>はじめまして。アリ@free tibetさんが、ネットラジオに出演されました。
日記の内容よりも更に詳しく、肉声で聞くと本当のことなんだと、ひしひしと伝わってきます。ひとりでも多くの方に聞いていただきたく、全文書き起こしました。
もちろん、時間があれば、なければ一部分でも、肉声を聞いていただきたいと思います。

ご紹介、ありがとうございます。
伝えたい事を必死で多くの人に伝えていく作業、本当に大変だと思います。
ネットもリアルも含めて、誰にどう伝えるか。
どう伝えれば、正確により深くわかってもらえるのか。
方法、役割りなどトータルで組み立てた上での、効果的なコミュニケーション開発が大事だと思います。

振られ飛車さんssayさん、そして、たまたままたんごさん、こんばんは。
コメントいただきありがとうございます。

この記事のコメント欄では、聖火リレーで抗議デモをすることの是非、ということが論点になっているのですが、
僕が、前回の記事、及び、餃子の記事、で言いたかったのは、
いろんな情報の中から、何を信じて、どれをどう選んでいくのか、その重要性ということです。
お上の情報や、マスコミの取り上げ方が正確なのかどうか。
歪んでいないかどうか。
そこに誰かの恣意が入っているのかどうか。
どうしてもマスメディアの情報を信じやすくなっている我々の日常の中で、知らず知らずのうちに、オルグ(ふるっ!)されているんじゃないだろうか、と。
戦時中のように、なってはしないか。
近づいてはないか。
こわい、やばい、あぶない。

そして、そんな懸念や危機感を皆が持たないと、知らないうちにそっち方向に行ってしまうんじゃないか。

そんな事が言いたかったのです。

>事なかれ主義で黙っている事がいいとも思っていません。
>無関心でいいはずはない。変えていけるものなら、変えていきたい。

であれば、僕らはどういう行動をして、それを伝えようとするのか。

ブログで書く。署名をする。デモやイベントに参加する。
もっと過激な活動をする。

思いは一緒でも、方法論は各自違うでしょうし、議論百出のところだと思います。

もっと良い方法があるのか、それは何なのか、効果があるのか、自分ができるのか、他にも賛同する人がたくさんいるのかどうか。

聖火リレーの場を抗議の場にすることの是非でなく、もっと大局的な議論をしていかないといけないのではないか。

議論ばかりしていて、何も行動できないのは、どんどん時間ばかりたってしまい、黙認することになる。思いはあっても、いわゆる泣き寝入りすることになる。

今の中国のやり方をほっておいてはいけないと真剣に思う人は多いはずと思う。
もっともっと深く考えて、議論をして、強靭な世論をつくっていかないといけないのだろう。
現在の情報の信憑性も含めて、検証し、再確認しつつ、優先順位も含めて、俯瞰した見方を組み立てていかないといけない。

>その厳しい目線を、自国の政府やマスコミ、さらには己自身に向けていく必要はあるでしょう。

やはり、最後はここに戻ってくるのだと思います。

そして、TBしていただいた、風屋さんの記事、「いくつかの懸念」について。
一部引用させてもらいます。
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中国の対応は確かに問題が多い。
と同時にダライ・ラマの意志に反して暴動を起こしたという
一部僧侶達や市民も問題だと考える。
どちらにも言いたいことだが
暴力からは失われることはあれ、何も生まれはしないからだ。
ただし私がもっと憂慮することが他にある。

まず思想統制、情報統制の問題だ。
nanaponさんが取り上げておられる方の体験したこと。
それは中国や日本のみならず
今も世界中で行われていることだと私は感じる。
以前こんなことも見聞きしたし。
特に現代はマスメディアが発達し、
私たちが得るほとんどの情報はそれらからもたらされる。
真実、事実を果たして伝えられているのかどうか
受取る側も簡単にそれらの報道に乗ってしまうことなく
きちんと疑問を持ち、疑いながら検証する必要があるだろう。
そうでないと世論はいとも容易くコントロールされてしまう。
戦前の日本と同じように。
例えばチベットでの暴動の映像は主に中国メディアからもたらされた。
その映像を我々は鵜呑みにしていいのだろうか。

<中略>

ミャンマーの軍事政権、ナイジェリアのダルフール、
イラクとトルコの国教地帯のクルド人たち、
グルジアやチェチェンやパレスチナのガザの人々や・・・
明らかに人権侵害が行われていたり、懸念される場所はたくさんある。
本当に人権侵害や情報操作に対して抗議の行動を起こすなら
相手は中国だけじゃない。
視野の狭いナショナリズムごっこを楽しむのではなく
もっと広く世界を見、様々な圧力と戦う若者達の出現を
私は切に願う。
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今、このチベットの問題について、どうすべきとか、何をすべきとか、今簡単には書けない。
オリンピックの開会式をボイコットするというのはナイスアイディアではないかと思うけど。)
もっといろいろな角度の情報を集め、精査し、自分の考えを組み立てていかないといけない。
それとともに、他にも上記の国際問題だけでなく、温暖化も年金もガソリンもほんと山積みになっている。

真実を知ろうとすること、それに基づいて自分の考えをまとめること、
そして、日常の限られた時間の中で、自分は何が出来るのか、何をするのか、を固めていく作業。

自分はどこまでこの問題に関われるのか、関わるのか。

安易にできもしないことを偉そうに言うことはできないし、一生懸命行動している人の批判ばかりしていてもいけない。
でも、当然異論反論も含めて自分の意見はきちんと表明し、一緒に本当にそうなのかどうか、それに勝る代案はあるのかどうか、皆で案を出し合って、議論しないと進んでいかない。

ブログをやっていると、単に新聞のニュースを読んでおしまい、ってことでなく、一応人目に触れるものを書くのだから、こんな風に真剣に考えるチャンスやきっかけができる。
貴重な時間、経験だと思う。

ということで、またこんなことを書きながら、少しでも自分を進化していければいいと思う。
少しでもこれを読む人に、共感や刺激を与えるようなことを書いていけたらいいと思う。
コメント (2)
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