即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

価格と価値のつばぜり合い

2013年04月29日 11時06分12秒 | 仕事

作戦負け

価格戦争の行方

不定型の未来

昨今外食事情雑感

価格から価値へ

と、今までもいろいろ書いてきましたが、今日も価格と価値の話。

吉野家が定価をついに値下げも注目は価格でなく“あの時の味”

この前テレビで吉野家の安部社長が話していたのを聞いたのだけど、どうも説得力がないように感じました。
『決して低価格競争に参入したわけではない。

競合よりもお客様の方を向いている。

味をわかってほしいのでお客様にとって大事な要素である価格を下げて課題である客数増を目指したキャンペーンだ。』と。

ではなんで100円も値下げして、他社と同じ時期に同じ値段に揃えないといけないのか、理屈がつかない。

『牛丼はファミレスなどと違ってコモディティ商品なので、価格が何よりも大きな要素になるので、価格を下げることが大事。』

これも説得力ないです。

価格は大事な要素であるのは間違いないけど、納豆でも醤油でもトイレットペーパーでも何でも、普通のよりもちょっと高いけど、何かが違うって商品ありますよね?

ネットでは、『今更、価格を下げるよりも、“昔の味が戻ったから値上げします”くらいの思いきったことをやったほうがよかったのでは』という声も多いし、そう思ってる人は多いはず。

値上げしないまでも、『あの時の味に戻った、味が格段によくなったので一度ぜひ食べてみてください!』と、価格でなく価値訴求のキャンペーンを大々的に繰り広げたらよかったのに。

結局、わざわざ無理して他社と横一線にしちゃうことが、自分の強みを消していることに何で気づかないのでしょうか?

結局(そうしたかったのだけど)できないというのは、大して味に自信ないのね、と皆思ってしまうんですよ。

せっかく吉牛でなきゃ嫌、吉牛だけが本物の味、というコアなファンがたくさんいたのに、何年もかけてブランドの毀損を繰り返してきてしまったとしか思えないです。

値段が上がることになったっていいから、本来の味を追求することを地道にやっていけば、絶対に勝機はあると思うのに、もったいないです。情けないです。

価格戦争から抜け出して、一人別の道を楽々進めたというのにね。

“おいしさ”追求でロイヤルホストが復活

こちらは、元祖御三家の明るいニュース。

16年ぶりって、すごいです。

ずいぶん長いこと苦戦、低迷していたんですね。

「競合の低価格攻勢に飲まれて、自社の強みを見失っていた」

そう、吉野家だけでなく、目先の数字に追われて、ついつい自社の強みを見失っちゃう企業、ほんと多いと思います。

自社の強みを見直して、再確認、再認識すること。

その強みを着実に進化させ続けること。

それをターゲットにうまくアピールすること。

それに尽きると思うし、時代と関係なくそこだけを愚直にやっていきさえすれば、消費者はちゃんと支持してくれるはず。

これ、基本だと思います。

GWということもあり、遠出をするわけでもないので、いろいろ外食を楽しみつつ世間の動向を探って来たいと思っています。

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ブログ仲間との出会い・その2

2013年04月24日 11時51分29秒 | ブログ
ブログ仲間との出会いという記事を書きました。
ずいぶん昔からブログを通じて親しくなった将棋ファンの英さんが名人戦を観戦するために(実はそれは世間を欺く表向きの目的だったのだけど。)東京に来たので会うことになったという話です。

僕がブログを始めたのはもう6年半も前のこと。
当時大人気だった渡辺明ブログを見ているうちにブログって面白いなあと思い始め、まわりにもブログやってる人がいたのでコメント書いたりしてるうちに、じゃ、自分でもやってみるかな、ってことで、この時点ではそれほどの固い意志もなく、いつやめてもいいくらいの興味本位で適当な感じでスタートしました。

そして、何度も書いてますが、ブログを始めてなかったら知り合えなかったブログ仲間との貴重なご縁をいただきました。

Danchoさんssayさん川島さん風屋さんをはじめとしていろんなブロガーの方、そしてレギュラーでコメントしてくれる方々との交流が始まりました。

英さんとはこの度初めてお目にかかるに際して、事前にもう少し経緯や交流の歴史などを振り返っておけばよかったです。なんたって忘れてることが7割。
それはそれは話も弾んで楽しい初対面ではあったものの、もっといろんなこと覚えていたらさらに違う展開になったかもしれないと反省しました。

振り返ってみたら、深くて長~いカラダの、じゃない、気持ちの関係があったんですよね。

英さんとの関係のこと、そそのかしのきっかけのこと、昔のこの記事に書いてます。
英さんが(やっと)ブログ開設した時の話です。

ブログ友達の輪(2008年10月07日)
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今日はニューフェースのご紹介です。

今まで、このブログ記事にもたくさんコメントをいただいており、また、将棋SNSで、かなり頻繁に将棋やスポーツについての日記を書かれていた英さんが、ついに、というか、やっと、つい先日、ブログを始められました。

題して、《英の放電日記》。

めでたいです。仲間が増えました。どうぞ御贔屓に。

またそそのかしてしまったゾ。(笑)
そこのあなた、「またかよ、そそのかしてばっかりじゃん。」なんて言わないでね。)

今まで、英さんの書かれたものは、かなり引用させてもらってます。
それだけ共感したり刺激受けたりしたわけですし、ネタとしてついつい取り上げたくなるってことですね。

今までの英さん登場履歴。

謝辞
運まかせのルール
※ここでの英さんのコメント、「スポーツルールの変更」、すごい見識です。
采配論
初の反則負け
名人戦第一局
日本語のこだわり・その2
羽生進化論
消費者の勝手・その2
采配
金とスポーツの関係
さらにヒートアップ
嫌なご時世

ほら、こんなに。
自分でも、こんなにあるとは思わなかった。

スポーツネタは大体英さんがネタ元です。

かなり説得力のあることを、そして、将棋と関係ないことを、将棋SNSの日記に書かれていたもので、「ここだけじゃもったいないんじゃない?」「せっかくなのでもっといろんな人に見てもらったほうが楽しいんじゃない?」とけしかけました。(笑)

英さんも、ブログをやることのメリット、デメリットをしっかり検討し、結構迷われていたようでしたけど、晴れてこの度開設の運びになった次第です。
(オーバーだって?はい。)

ということで、今日は英さんのお祝い。かんぱーい!
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なんだか新鮮ですね。
やっと自立(?)した後輩を頼もしく思い、心からの嬉しさで溢れています。
荒波にもまれて今日から旅立っていく勇気に対して、頑張れよー!という優しい親心。
そこまで優しかったかな、オレ。

これ↓は僕のブログが3周年を迎えた時の英さんからのお祝いメッセージです。
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そうですか、3年ですか。
 私が、はじめてここにコメントしたのが、2年以上前(07年8月12日、8月11日「自分で気づく」のコメント)です。それ以前のROM期間は1か月もないと思います。ROM期間が短いのは、それだけnanaponさんの記事が面白かったからです。
 存在を知ってから2年強、そそのかされて私がブログを始めてから1年弱、なにはともあれ、楽しい思いをさせていただき、ありがとうございました。
 今後ともよろしくお願いします。
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まじめで素直な後輩です。

ということで昔の関わりを振り返ってみると、いろんなことがありました。
将棋もスポーツも含め、いろんなテーマについて話し合ったり面白がったり怒ったりしつつ、共通の密度の濃い時間をたくさん過ごしたのですね。
いやあ、甘く見てたよ。全然覚えてないよ。

人間は忘れる動物だよなあ。
えっ、歳?

《忘却とは忘れ去る事なり。》

って、ほんとは飯田橋での飲み会のことを書く予定だったのだけど、すっかり忘れてて、予定変更の記事でした。

多分続く。
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羽生さんの名人戦

2013年04月22日 19時37分44秒 | 将棋
羽生善治論 「天才」とは何か (角川oneテーマ21)
クリエーター情報なし
角川書店


ちょうど名人戦開幕に合わせて出たこの本。
早速買って読了。
相変わらずのひふみんのエネルギッシュかつ超素直な展開にすっかり魅了されました。
ひふみんなりの羽生さんの徹底分析、いろいろ納得させられるところ多かったです。

前夜祭、大盤解説会にも行った先日の名人戦第一局。
結果は既報の通り、圧倒的有利な先手番にも関わらず、大事な緒戦を落としてしまいました。

▲4六角と打ったのがどうだったのか。
銀が2七に引かざるをえなくなったあたりから苦しくなり、勝ち筋を見つけにくくなってしまったようです。
夕食休憩にかかった苦渋の長考は何とも重苦しく、こちらまで息苦しいような時間でした。

もう明日から第二局が始まります。
羽生さんはどんな将棋を見せてくれるのか、注目です。

さて、この本に出てくる羽生さんの発言からいろいろ整理して考えてみます。
羽生さん独特の感性、視点、大局観、勝負観、人生観。

『勝ちには必ずしもこだわらない。』

『記録の達成にはもう感心がない。
いかにいい将棋を指すかということだけが自分の関心事。』

『発想自体は他の棋士と変わらないはず。ただ、これで行けるだろうと判断する基準が私の場合甘いらしい。可能性を人よりも広く持っているのかもしれない。』

『どうやったらこの苦しい局面を切り抜けられるかを必死に考え、なおかつ勝ちにもっていくことができるかを常に考える。』

いかにも羽生さんらしい言葉が並んでます。

常識や過去のデータにとらわれない。
敢えて不利な状況を作り出すわけではないけれど、不利な状況を喜べる。
ピンチの時ほど奮い立ち、いかにしたらそこから勝ちに持っていくことができるのかを常に考える姿勢。
それが他の棋士より圧倒的に多い逆転勝ちにつながる。
羽生マジック。
子供のころに妹相手にやっていたいつでも盤をひっくり返せるハンディ戦の成果なのか。

相手の手に乗る。
相手の手に委ねる。
他力を利用する。

好戦的。
チャンスと見ればすかさず打って出る。
強引、無理攻め、無理筋。無謀、自然でない。
一般的に無理ではないかと言う状況であっても、積極的に打って出てくる。
もがき苦しんでそこから敢えて不利のような、全体がまぎれてしまうような、柔らかい、間接的な手を選ぶ傾向。

柔軟に新手をぶつけてくる優れた戦略性。

そんな羽生さん特有の世界。

羽生さんは勝つこと以外のミッションを持っている。

できるだけ過去のレールからはずれて、誰も踏んでないようなけものみちを好んで歩き、誰も発掘していない新たな真理に向かって引き寄せられるように猛進していく。

羽生さんの視線の先には、そんな無人の荒野が果てしなく広がっている。

孤独な冒険の旅。
ひたすらあると信じている宝物を探して突き進む旅。

目の前の相手にただ勝つだけではつまらない。
単に勝つことに集中するような自分は好きではない。
遊んでみたい。工夫してみたい。ここでなんかやらないと意味がない。
今まで通りの常識や棋理に基づいた安全な判断をして例え勝っても自分がやる意味はない。
無邪気で奔放な子供のよう。

わざわざ、より高いハードルを自分に課している。

自ら敢えて課しているわけではなく、自然の流れでそうなってしまっている。

何か新しいこと、面白いことをやりたい。
将棋をより極めるため、将棋の神様に少しでも近づくために、一歩でも進んでいきたい。
将棋の真理、本質を少しでも解き明かしたい、発見したい、究明したい。

名人戦という大舞台で、子供のころから知り尽くした森内さん相手だからこそ、余計に今までと違う新しい内容にしたい。自分が納得するような新たなエポックメイキングな棋譜を残したい。

どこまで羽生さんが意識しているのかどうか、そしてこんな形容が当てはまるのかどうか、まるでわからないけれど、明日以降の名人戦にこんな観点と期待を持って見守りたいと思っています。

ここまで書いてきた羽生さんの姿勢。
何か連想することがあると思いつきました。

先日の失敗の勧めという記事にも書いたけど、こんな現在のビジネスの状況のことです。

前例主義に捉われず、革新的なイノベーションを起こす。

常に高いモチベーションを持ち、世の中を変えるようなイノベーションを希求するベンチャースピリット。

明日からの第二局、羽生さんらしい将棋に期待します。
がんばってください
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ブログ仲間との出会い

2013年04月21日 21時00分36秒 | ブログ
ずいぶん前にブログを通して知り合って、一度会いたいね、東京に来ることがあったら会おうね、と毎年のように言っていた英さん

ついに会うことができました。

最初の出会いとか、昔のことはずっかり忘れていたけれど、英さんが初めてコメントしてくれたのは、なんと5年8カ月前の2007年8月11日のスポーツ実況中継の今後という記事です。
これを見ても一目瞭然のように、毎度毎度ながーーーーいコメントを書いてくれる。
そして、説得力もあり、独自のスタイルもあり、共感できるし、これは参ったという視点もある。
それだったら、ひとんとこで毎度長々語ってないで、自分でブログやれよー!って突き放し、そそのかして1年後くらいにやっと実現。
そうかそうか、やっと自立したか、とオヤジのような優しい温かい目で見ていたら、今やすっかり成長してしまった。
ジャンルは広がり、専門性も深まり、素晴らしい記事を頻繁に連発して、世間でも名だたる立派なブログになってしまった。
オヤジの権威形なしだぜ。
ファンもどんどん増え、ビックリするくらいのアクセス数を稼ぎ出し、コメントでのやりとりもうらやましいほどの英さんワールドを作りだしている。
オレの育て方がよかったのか、本人の才能の問題か、これはどっちなのか。

それはともかく、そんな英さんと、将棋、スポーツ、時事ネタ、など、過去のお互いのいろんな記事にコメントやTBし合って、共感したり、意気投合したり、熱く語りあったりしてここ何年かブログを通じた交流をさせてもらいました。

そして、この度、ついに、やっと、リアルで会うことになったわけです。

経緯はこちら。
名人戦を観に行きます
東京紀行 その1「東京(関東)へ」
東京紀行 その2「埼玉へ」
東京紀行 その3「引きつけられた視線の先に」
東京紀行 その4「あっという間」
東京紀行 その5「路頭、否、 路に迷う」
東京紀行 その6「nanapon」

要は先日の名人戦第一局を見るために東京に行くので会いましょう、と。

そうかそうか、それは会わなくちゃ、ということでブログ仲間、将棋仲間のssayさん(英さんと同じでそそのかしてブログ始めさせた)にいろいろ段取りしてもらい、名人戦第一日目の夜に3人で飯田橋で会うことになりました。

続く。
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失敗の勧め

2013年04月21日 20時10分27秒 | 仕事
最近、いろんな仕事関係の人と話していて感じること。

アベノミクスで多少は上向きのところもあるけど、まだまだ数字に苦しんでいるところが多い。
目先の数字を上げないとやばい。
もう少し利益出ないとこのままではまずい。
上層部も現場もひっちゃきになっていろいろがんばっているもののうまく行かない。改善できない。

短期的に、あれがうまくいかないから、これやってみる。
それだめだから、元に戻そう。
これで勝負して対前年クリアできなかったら、全部中止だ。

余裕のないことが、失敗ができない状況を生み、どうにものっぴきならない閉塞状況になっている。

戦々恐々。仕事も楽しくない。

生き生きと、明るい未来に向かって目をキラキラさせてる人は極めて少ない。

皆、窒息しそうなストレスの海の中で溺れている。

こんな記事がありました。
まじめに規則を守って仕事をすればするほど、ダメになっていく日本

一部引用します。
--------------------------------------
その中で、どんな組織からも出てくるんですよね、ルールばかり気にする人が。

石橋を叩きに叩いて、最後は叩き割る。

いつも結論は、「やめましょう」になる人が。

 <中略>

ルールを守ることに汲々とするより、まず、やってみる。

そして、失敗して直した方が、失敗を恐れて停滞するより良いのではないか。

日本では、ちょっとしたルール違反を口うるさく言う人が多すぎる。

むしろ、いまの日本に必要なのは、失敗を叱らないこと。

チャレンジしないことこそ、恥ずべきこと
じゃないですか。

規則にがんじがらめの組織、規則の中身を考えもせず、規則ををひたすらまじめに守ろうとするカルチャー、こういったものを変えないと、日本の復活はないと思う。
--------------------------------------------(引用終わり)

新しいことにチャレンジできない。
イノベーションが進まない。
ベンチャースピリットが育たない。
今までの枠組みの中で、組織や個人の成功体験や既得権益の中で、すべては保守的に停滞的に回っていく。
声の大きな人たちの論理的でない頑なさをなかなか突破することができない。

日本の活力がどんどん落ちていってる。

過去にも関連記事、いろいろ書いてきました。
天下の悪法
かなり深刻なコンプライアンス病の蔓延
リスクを取らないトーナメント戦
失敗は協力者
短期は損気

今までのことに捉われずに、どれだけ課題解決のための新たな発想やアイディアが出せるのか。
そして、困難を乗り越えて反対勢力を押し切ってそれを実行し切れるのか。

失敗を成功までの一里塚と捉えることができるのか。
失敗しても自分が責任取るからという上司がいて、思う存分伸び伸びと100%の力を発揮できるのかどうか。

将棋でも何でもそうだけど、これで負けたらやばい、まずい、と思って指してると、手が伸びない、盤面を広く見られない、結局自分の力を出し切れないことになる。
昨日の電王戦も然り。
これではいい結果は生まれにくい。

このメンタル。
この壁をどう打開できるかが、今の日本のビジネスが発展していけるかどうかの鍵となるに違いない。
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名人戦第一局前夜祭

2013年04月16日 00時54分01秒 | 将棋
いつもとは違いすっかり桜も散ってしまいましたが、いよいよ待ちに待った名人戦の開幕です。
まずはここ数年恒例の椿山荘前夜祭から。

会場に対局者二人が入場。着席。

名人戦は過去12年にわたってこのどちらかが必ずいます。
この間、森内名人が7期、羽生三冠が4期。

同じカードで3年連続。


谷川会長の挨拶もどんどん人間味が出てきて惹きつけるような内容に進化してます。


乾杯はこの人、将棋ファンの渡辺徹さん。
「お二人は子供の頃からずっと一緒でお互いの気持ちもすごくよくわかってる。
さっきの入場の時はあたかも新郎新婦のような感じでした。
ひょっとしたら二人で仲良くディズニーランドにでも行ってるのかもしれません。(笑)」



「羽生さんとはペア将棋でペア組んで以来ずっと仲良くさせていただいてたのですが、最近ちょっと連絡が取れなくなっちゃったんです。
どうしてかなあ、と思ったら、どうもこのところ渡辺って名前が嫌いになったみたいでして。(笑)」


森内名人もかなり爆笑していたようですけど、羽生さんの表情があまりにも無邪気だったのですみません、こちらだけです。


ほんと素敵な笑顔です。羽生さんのこと、ますます好きになっちゃいます。


やっと乾杯です。


精力的にいつもの健啖ぶりを発揮していたこの方。初めてお話しさせていただいちゃいました。


女性比率の高さにびっくり。それにしてもすごい賑わいでした。
電王戦効果もあり、将棋の隆盛には目を見張ります。


母校の後輩の現役中学生の将棋ファンが偶然来ていてびっくりしました。
せっかくなので、いろいろな棋士の方々に記念写真をお願いして、すっかりカメラマンに徹してました。
いい先輩だ。


いろんな棋士の方々、棋界関係者の方々とお話しさせていただいたのだけど、唯一撮ってもらったのはこの写真。
なぜかピンボケです。
後ろにピントが合って写ってる存在感溢れる有名人がいますね。(笑)

ということで、翌日からの対局の話はまた後日。
ノロノロしてると第二局、始まっちゃうよ。
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ゴールへの意識

2013年04月12日 20時43分07秒 | スポーツ
前夜祭、そして、大盤解説会にも行ったので名人戦第一局のことを書こうと思っていたのだけど、なぜかサッカーネタです。

久々に本場のサッカーの試合を録画できちんと見ました。
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝のバルサvs.パリSGの2nd Legです。

サッカーは日本代表の試合は必ず、そしてたまにJリーグやAFCの試合も見るけど、本場ヨーロッパでの試合はニュースやダイジェストでしかほとんど見てなかったのでとても新鮮でした。

なんたって、パスが早い。試合展開が早い。
攻撃的だし積極的だしお互いの自信や気迫がピッチ上に漲っている。

ボールを奪うとすぐに攻勢に出て、どんどん前に行き一気にシュートを打つ。
よく《ゴールへの意識》といろんな人が言ってるけど、まさしくそこが全然違う。
攻守入れ替わるとすぐにゴールに向かってボールを繋いでいく。
見ていても、一瞬でも気が抜けない。
少しでも隙があれば、サイドからクロスを入れる。それに連動して殺到する。

シュートだ、ゴールだ、それが真の目的だ。
なんともスピーディかつスリリング。
すぐにゴール前でのきわどいシーンがやってくる。
ロングやミドルも含め、シュートの数が多い。
何が何でも絶対にシュートを打つというブレない気持ちが全選手のプレーに溢れている。
シュートで終わる場面が圧倒的に多い。

バルサはシャビとイニエスタの絡みから展開が始まっていく。
しかし、イブラヒモビッチを起点にしてパリSGが先制。
このまま行ったらバルサは敗退の危機。
やはり、ここでメッシの投入。
ボールに触らずともいるだけで一気に流れが変わる。
バルサペースになり怒涛の攻撃。
そして、メッシのパスから相手を崩してぺドロが見事なゴールを決めて同点。


それにしてもどちらのチームも攻撃の時には全員が前を向いている。
後ろを向いたままパスを受けて、前も向けないしどこにも出すところなくてすぐに後ろに戻す、なんていう日本ではよく見る光景はほとんど見られない。

ディフェンスが甘いわけでもないのに、どうしてこうなるんだろうか。
体の使い方やポジションの取り方なども違うのだろうし、リスクを取ってどんどん攻めていくというマインドの部分も違うのだろう。

ボールを奪ったらすぐに攻撃態勢に移り、全員が一気に連動してゴールまですごいスピードで突き進むそして必ずシュート、というイメージ。
こういうプレイスタイルが日本代表にもほしい。

話は変わるけど、この前仙台に行った際に、ベガルタ仙台の試合をユアスタまで見に行きました。
タイのチームとのACLの初戦。
サポーターは一生懸命応援していたけど、なんともかったるい試合展開で、ダラダラしちゃってちっとも興奮しない。
じっと静かに見ていてもしみじみと襲ってくる寒さが身に染みていたたまれなくなる。
立ち上がったり、叫んだりする場面も訪れないままに同点弾を食らって終了。


ついこの前そんな試合を見たばかりということもあり、また先日のヨルダン戦での消化不良もあり、なおさら別のスポーツみたいな感じに思えてしまったこの試合。

終始手に汗握って、サッカーって面白いと心から思う。

結果は1対1。
アウェイゴールの差でバルセロナが大会記録となる6年連続の準決勝進出を決めました。

決勝トーナメント組み合わせ
準決勝の組み合わせはバルセロナvs.バイエルンミュンヘン。
そして、ドルトムントvs.レアルマドリード。
ドイツ2チームvs.スペイン2チームの戦いです。

名人戦の今後も楽しみだけど、こちらも目が離せない状況です。
さて、優勝はどのチームなのでしょうか?
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たった一人の熱狂

2013年04月07日 14時42分39秒 | 雑感
最近、仕事で関係している会社はかなり業績不振で苦しんでいるところが多い。
少しでも多く売り上げを取りたい、集客したい。
その必死な気持ちはよくわかるし、いろいろ気づいたことを言ったりアドバイスもしているのだけど、なかなか改善できないでいる。

もっと売りたいという気持ちが、あの層にも、あの人たちにも、とターゲットを広げていく。
あの年代にも買ってもらえるように、その層にも来てもらえるように、と手を変え品を変え媚を売るがごとくアプローチする。

しまいには、オールターゲットです。
万人受けする王道のやり方で。

皆が茶の間に集まってテレビを見ていた頃とは違うし、どんどん多様化し、ニッチになっていってる世の中。
でも、悲しいかな、ターゲットを絞り込むことは不安がつきまとうし、怖くてできない。
上からの数字の締め付けがますます過酷になる。
わかっちゃいるけどやめられない。

売り上げ増やすには、もっと買ってもらえる層を増やすしかない。
その年代にも嫌われないような商品に修正しよう。
その年代向けのコピーも入れといて。
パッケージも、どこかの層だけに偏らないようなデザインを。

そんなことが多い昨今、こんな記事がありました。

イノベーションを起こすには「孤独」が必須だ
「20代は捨て」と説く、四角大輔氏に聞く

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大きなイノベーションを起こせるような、例えばジョブズだったら全部自分1人の感性で突き進んだと思うんですが、僕はそんなすごい人じゃなかったので。「これほど、これに本気で惚れ込んでいるなら、ちょっとこの人の熱狂に賭けてみよう」と。大切なのは、肩書きとか年齢とか関係ない「1人の熱狂」です。その手法が、結果的にはヒットにつながった。

 例えば100万人に届けようと思って作られた曲というのは、誰1人にも届かない。名曲って必ず誰か1人に向けて歌われているんですね。これは独自でリサーチしたんですが。日本でずっと歌い継がれているいろいろな名曲ってありますよね。それを創り出した人、それこそほとんどがビッグアーティストですが、彼らと仕事をしたり、話す機会があったら必ずこっそり聞いていたんですよ。そうすると、ほとんどの人の答えが、「あの曲は、実は◯◯、もしくは自分自身のために書いた」だった。誰か1人のための、作者の「熱狂」がそこに込められている。漠然と、こういう人たちに受ければいいな、という答えはほとんどなかった。
人間が本気で熱狂できるのは「何か(誰か)と1対1で対峙するとき」なのです。
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理屈では理解できても、どうしても安全運転になってしまいがちなんですよね。
徹底的に絞り込む勇気がない。
思い切りが悪い。
あっちからもこっちからも水が流れ込むような安全策を選んでしまうのが自分も含めた弱い人間。

もうひとつ、さとなおさんのブログから執筆でぶちあたる3つの壁(ボクの場合)という記事。
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人によって違うだろうけど、ボクが執筆においてぶちあたる壁は大きく3つ。

1)伝えたい相手を絞る壁
2)書き出しの壁
3)破壊の壁

1の「伝えたい相手を絞る」なんて、そんなもん最初から決まってないのー!? と思う方も多いかもしれない。

でもね、広告もそうだけど、伝えたい相手がきちんと絞れているコンテンツって実は意外と少ないと思うですね。

作り手(書き手)はどうしても広く大勢に伝えたいと思ってしまう。
でも、99.996%の情報はスルーされる(2011年総務省「情報流通インデックス調査」)と言われるこの情報洪水時代、そんな「伝える対象が広くぼんやりとしているコンテンツ」なんてなかなかヒトに届かない。伝えたい相手にちゃんと「自分ごと」と思われないと届かない。つまりシャープに絞る必要がある。

とはいえ、作り手が伝えたい内容はそこそこ「広い」ことが多いので、相手を絞りきれないわけですよ。
たとえば広告についての本を書こうと思ったら、広告マンから宣伝部員、経営者から学生、一般人までターゲットはいくらでも広げられる。でも、絞りきれないまま書き始めると、なんだか「芯」が入らない。ぼんやりふわふわした原稿になる(当社比)。なので「どんな人を中心に読んでもらうのか」をもっともっとシャープに絞らないといけない。

今回も、なんかふわふわしてんなー、と思いながら年末まで書き進めてきて、予想通り壁にぶち当たったですね。
で、元旦に反省をして、具体的に伝えたい相手の顔まで思い浮かべて絞りきる作業をしたんです。いやほんと、何冊書いたら教訓にするんだって話ですよまったく。

ちなみに、伝えたい相手を絞るということは、その絞った少数にしか伝わらないかというとそうでもなくて、それだけ主張がシャープになるから、逆に内容的にはおもしろくなり、結果的に多くの人に伝わったりします。
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その通りですよね。
僕もブログを書く時は(最近かなりサボってるけど・・)、極力誰かの顔を思い浮かべて書くようにしてる。
“このオチは彼だったらすごく受けるだろうな。”
“この記事は彼女ならすごく共感してくれるに違いない。顔が見たいくらい。”
“ここでこのネタ出せば、あいつはもっと興奮するな、きっと。”

でも、仕事となると、莫大な金とか首がかかってるとかなると、そう簡単にはいかない。
最初は思い浮かんでいたとしても、どんどん広がって茫洋として相手の顔がどっか行っちゃうようになる。

さらに秋元康のこんな言葉も。
++++++++++++++++++++++
「人数が少なくとも、ある人にグッと刺さるものが必要。興味を集めさせることが大事で、100人のうち一人にしか刺さらないものを作ること、ある世代だけで大ヒットするものをつくること、それにより話題が他の世代に広がる」

「記憶に残る「幕の内弁当」はない。いろいろなおかずがあると記憶に残らない。」
+++++++++++++++++++++++

誰か一人のために開発した商品。
誰か一人を幸せにするための事業。
誰か一人に対するラブレターが広告。

彼に受けてほしい。
彼女に笑い転げてほしい。
あの人に感動してほしい、もう死んでもいいと言ってほしい。

仕事に限らず、たった一人の熱狂を生み出すために熱狂する毎日が送れたらと思う。

ということで、今日のこの記事、そう、あなたのことを思って一人で熱狂しつつ、あなたに心から熱狂してほしくて書いたのですよ。そこのあなた!
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