即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

無事確認

2011年03月29日 15時37分11秒 | 3.11
先日、無事を祈るという記事を書きました。

以前うちの近く(千葉)に住んでいた友人O君が、昨年末から郷里の大船渡に戻って社労士事務所を開設したとのことで、無事でいるのかどうかずっと気を揉んでいました。
携帯はわからなかったこともあり、Google Person Finderやmixiのコミュにも書き込んだりして情報を集めていました。

そんな中、mixiの大船渡コミュの管理人の方からメッセージが来て、実家のある大船渡に週末行くので見てきてくれる、とのこと。(東京にお住まいの方です。)

ありがたいです。自分のことでも大変だというのに、感謝です。

そして、土曜日、メールが来ました。
「早速お探しのかたの住所にいってみたのですが、事務所を見つけかねました。
近所の方にうかがいましたが、市内にお引越をされたといわれました。
明日もう一度見てきます。もう少しお待ちください。」

そこまでしてくれるなんて。。。

で、翌日、現場から僕のところに電話をかけてくれました。
「市内の聞いた住所のところに行って確認したら、その方は無事でおととい千葉に戻られたとのこと。」だそうです。

いや、元気だったんだ。生きてたんだ。
よかった。
本人と話したわけではないけれど、すっかりホッとしちゃいました。
思わずふ~っと変な力が抜けていくのがわかりました。

彼のことをかなり心配していた妻と一緒に喜びました。
「あいつ、元気だったみたいだよ。こんなに心配してたんだから、早く連絡くれればよかったのにね。ま、とりあえずよかったよかった。」

それにしてもコミュの管理人さん、何とお礼を言ったらいいのやら。。。

そして、昨日、家にO君から突然電話がありました。

まるであの頃と変わらぬ調子で、
「向こうでは電話もインターネットも何もつながらなかったから、どうなってるのか全然わからなくて、こっちに帰ってきてみたら、お前ずいぶん探されてるようだよ、って周りの人から言われて。で、ネット調べてみたら、やあ、すみません、ご心配かけまして。。。」
「地震の時は、訪問先で打ち合わせしてて、こりゃあすごい、津波が来そうだ、と思ったので、すぐに逃げたんです。パソコンのデータだけ持って。
大体、僕、ご存知のようにめちゃくちゃ気が弱いじゃないですか。だから車が混む前に一目散に逃げましたよ。こんなことになるなんて思わなかったですけど。」
なんて明るい声でしばしいろんな話をしました。

またしばらくしたらやはり無事だったお父様もいる大船渡に戻るとのことです。

とりあえず声も聞けたし安心しました。

いろいろお世話になった大船渡コミュの管理人さんにもお礼方々その旨を伝えました。

その返事です。
「実家も父も無事です。ライフラインも復活したので不自由を感じていません。
家の片付けが落ち着いたので、明日からは災害ボランティアとしてがんばります。
これからも被災地応援よろしくお願いします。」

コミュを立ち上げるだけでなく、さらにこうやって人の役に立ってる方のがんばりを見るにつけ、自分はこんなことでいいのか、とさらにまた強く思ってしまう今日この頃です。
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役立つように使いたい

2011年03月26日 19時14分48秒 | 3.11
311。

すべての人に大きな衝撃を与えた出来事。

あの日以来、我々の考え方は明確に変わったのではないでしょうか?

被災地、被災者のために。
一日も早い復興のために。
復興といってもゼロに戻るのではなく、これを機に新しい日本の未来を。

かけがえのない命を大切に、限りある資源を大切に、人には優しく、謙虚で奢らず。

どう生まれ変わるのかという記事でも書きました。

小山龍介さんのブログ、生命としての時間と未来への約束の言葉が重いです。

311の後、確実に思うことは、応援消費の精神です。
明らかな生活者としての意識、消費者としての行動の変化です。

この消費、購買行動が、どれだけ復興の役に立つのか。
日本の未来のためになるのか。


できる限り役立つように使いたい。

いろいろ考えてしまいます。

あんな特集をした「AERA」は多分一生買わない。
地震の日に便乗値上げをしたカラオケ館には一生行かない。

逆に、この未曾有の危機に対して、できる限りの活動をしている企業は応援したい。
他より目立つように明るくネオンや電気を点けている店よりは、節電している店で買いたい。
サバイバル、とか、過当競争とか、抜け駆けとか、せこく稼ぎたいという根性が見えてしまうと、安くても、買いたいものがあっても、引いてしまう。

もっともっとそうすればいいんだ。
消費者、生活者は強い。
しっかりとした信念、理念のある消費行動をすればいい。

売れないものは撤退、退場するしかない。

商品、サービス、企業の価値をしっかり見定めて、判断を下せばいい。

安いだけが価値の店よりは、地域に根ざして存在し続けてほしい店で買えばいい。
質の悪い視聴率至上主義のテレビ番組は見なければいい。
だらだらと夜中までやってる店には行かなければいい。

我々の消費の意向、考え方が多分はっきりと変わった。
そして、このことは我々の発言権、存在感をはっきりと強めたのではないだろうか。
大きく社会や企業を変えていけるのではないだろうか。

我々が作りたいと思う未来予想図に照らし合わせて、
そこに存在してほしい企業、商品、サービスを応援していけばいい。購入していけばいい。

簡単なことだ。

そんなことを考えつつ、計画消費行動をしていければと思っている今日この頃です。
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無事を祈る

2011年03月24日 13時23分22秒 | 3.11
ずいぶん前にうちの近くに住んでいた友人、O君。
同じスポーツクラブに通っていて、一緒にラケットボールをやってました。
なんとなく気が合って仲良くなったのだけど、埼玉に引っ越してしまって疎遠になりました。
一度またラケットボールやりたいということで遊びに来たりしたこともあったけど、もう15年近く年賀状のみのつきあいになりました。

今このPCの前に彼から来た今年の年賀状が置いてあります。

『昨年末から郷里の大船渡に戻り田舎暮らしを始めています。社労士事務所を開設して元気にやってます。』
そして、
『機会があれば話したいことが山ほどあります。そん時はよろしく。』と一文が添えられて。

あれ以来ずっと気になっていて、google Person Finder (消息情報)の「人を探している」のところに書き込みました。
(すでに462800件の記録があるようですね。)

O君の元の会社の同僚という人が、連絡が取れず心配して、すでに書き込まれていました。

これで、何かO君に関する情報が入ると、僕のところにもメールが来ることになる。

彼のことを心配してるうちの妻も、毎日のように、まだメール来ない?と聞いてきたりします。

先週末、ついにパーソンファインダーからメールが来た。
一瞬ドキッとする。息を飲む。

「以前千葉にいた時の知り合いの方が、心配でO君を探してる」とのこと。
そうか、皆探してるんだな。

ふ~。

それから、風屋さんがmixiのエリア毎のコミュニティで知り合いの方の消息を探し当てたと聞いたので、そちらにも登録しました。
『友人のO君のことを心配しているのでどなたかご存知の方がいたら知らせてください。』と書き込みました。

そして昨日。

コミュの管理人の方からメッセージが。

『おはようございます。コミュの管理人をしている△△です。
現在は東京で情報収集しています。
トピを拝見しました。
あさって岩手に帰ります。お探しの方の家は実家のそばなのでご自宅をみてきます。
この地区は浸水はありましたが、倒壊はしていない地域です。
自宅避難している方もたくさんおられます。
自宅避難の方は名簿にあがってこないのです。
私の父も同様で、やっと連絡がとれました。
よろしくおねがいします。 』

ありがたいです。
倒壊してない地域だと聞いて一安心。
でも家にいたとは限らないし、確認できるまではまだ不安です。

久しぶりに会って、一杯やりながら積もる話をたくさんしたいです。
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大地震について考える日々

2011年03月20日 01時35分51秒 | 3.11
ブログで知り合った花巻の風屋さん

今では仕事も含めいろいろな形でお付き合いさせていただいているし、もともと僕の仕事仲間や友人たちともいろんな形でつながっていただいてます。

実はあの日の前夜、仕事の打ち合わせがあり、一緒に飯田橋で飲んでました。

明日朝早く盛岡の本社に帰るので、そろそろお開きに、ということで別れた。
『えーっ、はやぶさに乗るの?』
『すごいなあ、いいなあ。』

そして、3月11日の朝、盛岡へ。
その記事が初はやぶさ

その時は誰もこんな風になるなんて思いもしなかった。

そして、
3月11日
ライフライン
昨日の盛岡駅
盛岡・花巻日記(ランダムに)
ちょっと考えてみた
という記事が更新されてます。

連絡も取れ、ご家族も家も大丈夫とのことで一安心ではあったものの、まだまだ普通の生活とは程遠いよう。
風屋さんや周りの方々に一日も早く平穏な生活が訪れますよう祈っています。

毎日刻々といろんな状況が変化しているし、まだまだ先は見えてない。
しかし、復旧に向けていろんなことがすごい勢いで進んでいることは確か。

僕らもいろいろ情報を取りつつ、できる限りの判断をしつつ、自分のできることを真剣に考える毎日を送っている。

そして昨日は、夜の初めての停電。
寒いし、することないので、湯たんぽ入れてラジオを聴きながら10時半くらいに寝てしまいました。(その頃はもう電気は点いていたのだけど)
何度か余震で起きたものの、朝の寝起きは気持ちよかった。
毎日こんな風にしたいものだとつくづく。

今日もtwitterその他で見つけた共感したサイトや言葉を書いておきます。

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。(校長メッセージ)
卒業式を中止した立教新座中学校三年生諸君へ。(校長メッセージ

この先生、どんな人なんでしょうか。
モンスターペアレントに席捲されてしまった感のある日本の教育現場にも、こんな気概のある先生がいたんですね。感心しました。
Danchoさん感動して気合の入った記事を書かれてますので、ぜひ。

地球村世界は少しづつ脱原発に動き始めています。 変えよう!世界
この地震を機に世界が変わっているようです。

泣ける話。
壊れたDS

いつも刺激を受けてる境治さんブログから2つの記事。
この終末が終わると、ぼくたちは何かをはじめられるのだろうか
『この期間を過ごしたぼくらは、前とはちがう生活感覚に変貌しているのだと思う。前はやらなかったことが当たり前になるとか、当然のようにやってたことをやらなくなるとか、そんな変化がぼくらに起こる気がするんだ。』

70%運行でぼくたちはやっていけるのか
『だから70%運行で、いいのかもしれない。腹八分の毎日を、そのかわり前よりもずっとゆるゆるで過ごしていけば、いいんだよ、きっと。』

テレビを見てるとどんどん脳が硬直しつつある毎日。
こんな風に頭をやわらかく使いたいです。
“大混乱への便乗”の勧め

誰が考えたのか、素晴らしい節電ポスター。


松山千春さんの言葉。
「知恵のある奴は知恵を出せ。力のある奴は力を出せ。金のある奴は金を出せ。オレ、何もないよ、、って奴は、、、元気を出せ!」

土佐の酔鯨さんのtweet。
『日本のマスコミと海外メディアの違いはマスコミが今現在の情報に軸足を置いた報道しかせず将来予測を語らないのに比べ、海外メディアは予想される将来の事態に力点を置いていることだ。専門家に期待するのは起こってしまった過去の出来事より次に何が起こるか将来の推移と見通しだ。』

佐久間宣行さんのtweet。
『この震災を見事にサバイブして、呆れるくらい日本を復興して、戦後を知ってる方々のように「今どきの若者はタフじゃない」なんて言っちゃう面倒くさいジジイとババアにみんなでなる約束でしょ。頑張りましょうよ。』
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どう生まれ変わるのか

2011年03月18日 21時50分55秒 | 3.11
なんかおかしい、このままじゃだめだよ、なんとかしないといけないよな、という趣旨のこの記事を書いたのが3月6日のこと。

不定型の未来

その記事の中の『降りてゆく生き方』という映画の紹介文に、下記のメッセージがあります。

いったい、私たちは、これからどのように生きていったらよいのだろうか?
どうやったら不安から脱し、明るい未来への希望を取り戻せるのだろうか?


それから、下記のコメントも。

これからは「こんな未来を描きたい」という自らの思いの先にしか未来はない。

ずっとそんなことを気にしていた矢先の地震でした。

東北地方太平洋沖地震について
その2

巨大で強力で、気ままなこの自然環境の中で、
危うさと儚さでいっぱいだとの認識を新たにさせられた僕らの日常生活。

いつも偶然の幸運の中で、なんとかかんとか綱渡りの生活がもたらされていた。
たまたま生かさせてもらっていた。

それが、知らず知らずのうちに慣れてきてしまって、すっかり当たり前のように感じていた。
傲慢ないやな奴に変貌していた。

停電になる。
懐中電気が必要。
電池・・・。
街ではもう電池は売ってない。
多少買い置きがあるけど、不安なので、家中探してみた。

あまり使ってない引き出しの中からかなりの量の電池が出てきた。
使えるかどうか測ってみた。
半分以上が使えなかった。
無駄にした。

こんな生活をしてたわけだ、自分。

一緒に昔の電池を入れるタイプの電卓が2つ。
携帯CDプレーヤーも出てきた。
いずれも電池が入ったまま。
腐ってた。
そんなことしてちゃだめだよな。

もったいない。

冷蔵庫や冷凍庫の食料、そして服も靴もそうだし、電気もガスも水も、大雑把に言えば無駄無駄無駄。
もっと節約、倹約、できるでしょ。
大げさな話でなく。

これじゃお天道様に申し訳ない。

どこまでが普通でどこからが贅沢なのか。
どこまでが必要でどこからが無駄なのか。
そのラインの引き方がおかしい。
バランス感覚、平衡感覚がずれてしまっている。

飽食。

特に食べ物は問題。
こんなデータが。

外国から買っているのに捨てる国
--------------------------------------
日本の食品の約7割は、世界から輸入したものです。

私たちは年間 5800万トンの食糧を輸入しながら、その3分の1(1940万トン)を捨てています。

食糧の廃棄率では世界一の消費大国アメリカを上回り、廃棄量は世界の食料援助総量740万トンをはるかに上回り、3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵しています。

日本の食品廃棄の実に半分以上にあたる1000万トンが家庭から捨てられています。

この家庭からでる残飯の総額は、日本全体で年間11兆円。
これは日本の農水産業の生産額とほぼ同額です。
さらにその処理費用で、2兆円が使われています。

日本は食糧の 7割以上を輸入しながら、世界一の残飯大国なのです。
-----------------------------------------
皆そろって、食べ過ぎのメタボ状態。

今より三割少ないご飯とおかず。
三割少ない電気や水。
三割少ないモノ。

それだけあれば十分幸せだ。

それ以上求めてきてしまった。
もっともっと、と、欲が増徴してしまった。

大阪まで6時間だったのが、3時間で行きたい。いや、2時間にならないか。

もっと遅くまで営業したら便利。夜11時までやる。いや、24時間営業。

便利さとは何なのか。

子供の頃の生活を思い起こす。
モノも食べ物も十分ではなかったけど、幸せだった。楽しかった。

大きな氷を入れた冷蔵庫。
薪を割って風呂を沸かす。
夜行くのが怖い、暗くて中に落ちそうな便所。
ゴワゴワの紙。

台風や雷ですぐに停電になる。
ローソクをつけて、家族がひとつになる。
子供心になんとなくワクワクしてうれしかったのを思い出す。

そこまでしなくてもいいような便利や贅沢に身を任せているのではという実感。

本来の生活感。
手作りで知恵を使い、工夫をして、豊かに生きていく逞しさを喪失している。
お仕着せの文明生活の繭の中で甘えている。

すべては、ほどほどでいい。
謙虚に地道に着実に歩いていこう。

小山 龍介さんのブログ、生命としての時間と未来への約束

こんな状況になり、大なり小なり皆こんな風に思っているのでは。

皆で協力して、知恵もカラダも使いつつ、
降りてゆく歩みの中で、
問題なく今よりも心豊かに楽しく生きられるはず、と確信しています。
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東北地方太平洋沖地震について・その2

2011年03月15日 00時22分39秒 | 3.11
昨日の記事<東北地方太平洋沖地震について>の続編です。

facebookやtwitterでのまとめ記事です。

今日で3日目。いろいろ状況は変化している。
停電の混乱に振り回された感もある。

6時間歩いて帰宅した翌日の土曜日は外出せず。
一日中テレビやネットを見つつ、静かにしていた。

そして、昨日の日曜は外に出て少し近所を散策。
壁や屋根など壊れた家を散見。


夕方ダイエーに行ってみて、目の当たりにすると結構驚いた。
皆、ちゃんとすでに手を打ってるんだ。
水、カップラーメン、パン、トイレットペーパー、生理用品、ガスのカセットなどのコーナーは完全に売り切れ。
牛乳、豆腐、など未入荷品もかなり。
何も手を打ってない我が家は果たしてどうするか。
どうにも必死で我先にかき集めようとする気にはならないのだけど。

消費者は食料品確保に躍起:日経ビジネスオンライン

今日は結局予定がキャンセルになり、実家に行ったり、家の片付けや掃除など。

ヤシマ作戦はできる範囲で実施中。
東京電力、東北電力管轄の地域の方へ 効果的な節電方法をご案内します

TOTOからのお知らせ。
断水・給水制限・停電時のトイレ使用について

そして、下記、Good Jobな二つ。
ユニクロから義援金4億円。柳井会長個人で10億円。衣類、ヒートテック30万点など東北地方太平洋沖地震の被害に対する支援について

日本サッカー協会、3月の代表戦をチャリティーマッチとして開催の意向

下記、印象的なtweetをいくつか。

えびのりさんのtweet。
『「とりあえず出来ること」じゃなくて、被害に合われた方々が救われた状態をしっかりと想い描く、もっと言うならこの苦境から立ち上がった未来を思い描く、そのゴールをイメージしながら出来ることを考える、それが必要なんじゃないかと思います。』

佐々木俊尚さんのtweet。
『なんか早くも「不謹慎」みたいな言葉がTwitter上を飛び交い、自粛モードがあふれ出してるが、大反対。普通の生活に戻り、ふつうに娯楽を楽しんで、生産消費活動にいそしもうと思う。もちろん節電だけは時間を決め、そして後は義援金で! 』

同じく佐々木さんのメルマガ、「この危機は大いなる変化のきっかけになるかもしれない」は読み応えあります。ぜひ。

西村大樹さんのtweet。
『阪神大震災時に、よみうりテレビはあえてバラエティーの数本を通常放送しました。抗議が殺到したのですが、抗議を入れたのは被災地域外の人々で、被災者からは「久しぶりに笑った。ありがとう」と現地のクルーは言われ続けた。当時話題になった話しです。情報伝達が進んだ後は、娯楽を与えましょうよ。』

松元恵さんのtweet。
『子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出て行きました。店員さんがその子供の背中に向けてかけた、ありがとうございます、という声が震えてました。』

最後に、西宮市会議員、今村岳司さんのブログ。
ずっしりと重く、深い記事です。
いてもたってもいられなくて、すぐにでも現地に飛んで行きたいと思う人は多いはず。
そういう人だけでなく、これをどうとらえて、我々はどういう行動をこれからするのか、問われてます。
ぜひ読んでみてください。

あの恐怖と屈辱は、記憶よりさらに奥に刻みつけられてしまっている。

それでもなにかできることを。~昨日の続編

今週以降の予定はどんどんキャンセルになってます。
6時間歩いた筋肉痛にもなってないので、明日も元気に明るく自分のできることをいろいろやっていこうと思ってます。
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東北地方太平洋沖地震について

2011年03月13日 14時28分25秒 | 3.11
今思うこと。

できることをやるしかない。

とりあえず、
節電。
そして、募金。

できるだけ冷静に想像力を働かせる。
この後、何が起こるか、どうなっていくのか、自分も含め、誰がどうしたらいいのか、を情報を取りつつ、いろんな人の意見を参考にしつつ、考える。

昨日は一日中テレビを見てたけど、もうあまり見ないことにする。
特に民放は、同じ映像ばかり何度も流すし、被災者へのインタビューもひどい。哀しい。

友人たちへのメール、そして、facebookやtwitterで発信したことをここにまとめて整理します。
---------------------------------------------
おとといのこと。
たまたま妻と一緒の用事があり日本橋にいました。一緒で本当によかったです。
あんなにすごい揺れと恐怖感は長い間生きてきて、生まれて初めて。
ビビりました。

電車が動かないこともあり、家がどうなってるか心配なこともあり、歩いて帰るぞ、と決める。
実家や兄弟などとは連絡取れない。

妻は三越でスニーカーを購入。
買ってる最中も何度も揺れる。
運動靴を買う女性で、売り場は一杯。


たくさんの人たちが街に溢れ出てきて一斉に帰り始めた夕刻の日本橋。

そして日も暮れてきて、千葉方面に帰る人の群れの中をひたすら歩き始める。


両国橋は人でいっぱい。混雑で歩けないほど。


ヘルメットに防災袋の人もかなりいる。
反対に、小さな子供を抱えた人、杖をついて一歩一歩着実に歩いている人もいる。


帰り道を通して、見た目でのビルや家の被害はこれくらい。
古くてやばそうな民家などもあったけど、ガラスも割れてないし、どうにもなってなかった。

あたり一帯立ち入り禁止区域があって、何ですかって聞いたら、煙突が倒れそう、とのこと。
暗くて見えなかったけど、斜めになっちゃったんだろうか。
その後どうなったのか、心配。
(後で東京タワーのてっぺんが曲がったって友人から聞いたけど。)


コンビニはどこも営業していたのでずいぶんと助かった。
写真のように食べ物がないところもあったし、レジやトイレに並ぶ長い列でごった返していた。
でも、コーヒー飲んだり、ちょっと休んだりできたし、携帯の充電器の電池も買えたし、やっていてくれたことに感謝。



いくつか通った自転車屋さんはどこもすごい人の列。
こんなに並んでまで皆自転車を買い求めるわけだ、とちょっと驚く。
歩いて帰れない距離の人はそうせざるをえないのだろう。
でも、買っても、渋滞の車と溢れんばかりの人に中をどうやって進んでいくのだろうか。
こんな状況では事故が起きないのか心配。
結局、場所によってだけど、押しながら歩いてる人もたくさん見た。


すごく長い平井大橋を渡るのはかなり辛かった。
冷たい強風が吹きすさび、歩道は狭いので、車道まで溢れて歩くけど、遅い人もいるので大渋滞。
逆行してくる人もいて、なかなか進めない。
それよりも車は全く進んでいない。

写真は撮れなかったのだけど、うれしかったこと。
「トイレ、ご自由にお使いください。」と表に表示してあった事務所。
「寒いので使ってください。」と書いた紙と大量のホカロンが門の前に置いてあった民家。
こういうの、ジーンと来ちゃいます。


小松川警察で休憩。
トイレに無料公衆電話。
ここで会った知らない人たちが情報交換。
電車の状況。
道を聞く。
それならこういう風に行った方が早いよ。
それは遠すぎるから歩いてだと無理。もしよければうちに泊まれば?なんて、気を遣い合う温かい会話。
皆、友達や親戚のように、助け合う姿勢、優しい言葉を聞いてると、いいなあ、とつくづく思う。

そして、途中でラーメンを食べ、休憩も入れながら、ずっと歩いて結局約6時間。
家に着いた時には日付も変わっていた。

その時間でも家の前の国道は上下線ともすごい車の渋滞。そして帰宅を急ぐ人の波。

家の中はかなり散乱していたものの大事には至らず。

その後、深夜になり初めてテレビを見てびっくり。
大変なことになってました。

徐々に連絡の取れた家族も皆無事で、ご心配いただいた方、ありがとうございました。
----------------------------------------------
そして、昨日。
テレビ、ネットでいろいろ情報収集。

テツ母さんより教えてもらったTポイント募金、完了。
思ったよりポイント溜まってなかったけど、とりあえず少しでも。

そして、Danchoさんから聞いた、goo募金
これも完了。

twitterでいろいろなサイトを知る。
節電徹底へ「ヤシマ作戦」賛同者がTwitterで広がる - ITmedia Newsa>
今後のヤシマ作戦について発表
ヤシマ作戦か。暖房はもちろん、テレビもPCも消すことですね。

その他にも、
【prayforjapan】世界から届いた日本への祈り - NAVER まとめ

元気の出るつぶやきがいっぱい。
がんがれ!日本

井上雄彦さん @inouetake が描かれた笑顔の絵

地震発生後、Twitterで投稿された心に残るつぶやき

グリコ、Good job!!


下記、糸井重里さんのtweetです。共感したのでRTしました。
「あわてたり、さわぎたてたりは、いたずらに不安をあおります。心配も不安もわかりますが、危険の少ない人は、できるだけふつうにしてましょうよ。本当に被害の大きい場所にいる人たちのためにも。サイレンの鳴り続けているな状況は判断を誤らせることもあるし。」

「たとえば、人命の救助に向ってる人がいる。たとえば、避難場所で人びとの世話をしている人がいる。たとえば、病院で救護にあたってる人がいる。たとえば、線路の復旧をしている人がいる。いま現在も、不安を煽るのではなく、落ち着いて現場で働いている人たちがいるんです。それが「希望」です。」

NHKのアナウンサーたちのような呼吸で、伝えてもらいたいと思う。とりわけ「原発」など重要な単語の混じるニュースについては、特に「事実のみ」を落ち着いて報道してほしい。とにかく被災の現地の人たちに有効なことを、と意識したい。それはツイッター上でも同じ。

「気象庁のHPで「余震」について読みました。「余震発生確率の計算には、2つの経験則を利用します。ひとつは、<余震は規模の大きいものほど少ない。>という法則、もうひとつは<余震は時間とともに減っていく。>という法則です‥‥「もっと大きい地震がくるのでは」という不安への処方箋として。」

寄付についての一指針 by @itoi_shigesato

佐々木俊尚さんのtweet。
「テレビは無残な映像ばかりを放送し続けていて、見ているとPTSDになりそうだ。テレビ報道に釘付けにならず、皆で自分のできることを冷静に考えよう。テレビは消して、ウェブで情報収集したほうが冷静になれると思う。」
ヤシマ作戦のこともあり、さっき2時間ほどテレビ消してたけど、少し落ち着いた気持ちになった。

本田直之さんのtweet。
今できること: 1 節電 2 信頼出来る機関への義援金。 今やるべきではないこと:デマの拡散。そのためには、 1. 情報元の信頼性確認 2.信頼出来る他の公的な情報等の確認

okadaicさんのtweet。
「民放の映像すごい!」と言う人たちは、会見後に流れてくる「放射線流出時の注意事項」をRTしながら「マスコミはなぜ報じないのか」と怒ったりするのかな……もう私には「NHKを見ろ」としか言えない。よその被害状況を報じるの全部やめて、静止画で、原発事故の際にすべきことを呼びかけている。

うわぁ、なんか、「爆発の瞬間が見られるのは日テレだけ!」とつぶやいてる人もいるが、「原発事故が起きて、まだ国からの指示がないとき、専門家の見地として我々がどうすべきかを繰り返し報じているのはNHK」ではないのか……。いったいマスメディア報道って何なのだよ……私にはもう……。

「日本すごい」ならまだしも「日本人でよかった」とか「皆で耐え難きを耐えよう」って……そういう大きいものに縋るのじゃなくてさ、救助も支援も報道も「私が落ち着いて行動すれば、大丈夫」と個人の行動に還元できないものかね。それこそが文化度の高さを支える。異常は続かない。交代で休憩しよう。

今回の地震、津波で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。
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応援消費

2011年03月11日 01時46分48秒 | 仕事
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
佐々木 俊尚
筑摩書房


この本、鋭い視点で、またわかりやすい具体例を挙げて語ってくれているので、とってもたくさんの刺激をもらっています。

その中で紹介されていた、《応援消費》という言葉。概念。
こんな風に説明されています。
-------------------------------------------------
応援消費の例。
「ひとりでコツコツ作っている職人の革製品が好きで、今後もそのブランドに残ってほしいから定期的にそこの商品を買い続ける。」
「自分が好きな映画だから、再生機を持ってないのにブルーレイディスクを買う。」
商品を買いたいという欲求だけでなく、作り手が持っているポリシーや、購入することでそれが作り手の側に「良いこと」として伝わるというようなことが加味されて、お金を払う行動につながっている。

現代では、『私のライフスタイルをより豊かにしてくれるのか』『作り手の哲学が私に合っているか』といったように、『共感したモノにお金を使う』傾向にシフトしつつある。

消費の向こう側に人の存在を見るということ。
------------------------------------------------
自分の消費行動を振り返ってみても、
以前から比べるとこういう形の消費がどんどん増えているような気がする。

つながり消費。共感消費。態度表明消費。
いいね!消費。がんばってね!消費。

機能消費とか、経済適正消費とか、なんとなく消費とか、しかたない消費、でなく、
心から応援したいと思うからこその消費。あるいは投資。

世の中にあった方がいい。
あってほしい。
商品に、サービスに、コンセプトに、そこに込めた思いに、共感する。
ずっとこの先もあり続けて欲しい。
もっと元気に伸びていってほしい。

存在自体に価値がある。
存在していること自体、社会に貢献している。

それほど大げさなもんではないけど、何かを買うのであれば、そんな気持ちで買いたい。

そんな趣旨のことを過去こんな記事の中で書いてます。
住みたい町とは・・・
金沢という町
夢の扉を開くこと

例えば、
飲みに行くのなら、がんばってる知り合いがやってる飲み屋。
先日取り上げた「みやざき中央新聞」
大資本に押しつぶされそうな町の豆腐屋。銭湯。電気屋。本屋。肉屋。煎餅屋。
そして昔からある店主がきまぐれでやっている雰囲気のある喫茶店。

個人的なことで言えば、
どんどんコートが減って存続が危ぶまれているracquetball
プレイしてこんなに面白いスポーツはなかなかない。

もちろん将棋もそう。
個人的に好きなこともそうだけど、こんなに素晴らしい日本の伝統文化を絶やして欲しくない。子供たちも含め、もっと普及、発展していってほしい。

消費ではないけど、株も同じ。
僕がいくつか持ってる株は、皆、応援したいと思う企業のもの。
株価が上がったら売って儲けようというよりも、ずっと持っていて着実に伸びていって欲しいと思う会社。

自分の気持ちにフィットする、企業を、商品を、店を、文化を、スポーツを、応援したい。
何かにつけて、お金を使う場合は、これらを応援する気持ちを優先させる。

「消費の向こう側に人の存在を見る」という言葉。
とても大事なことだと思います。


さて、応援ということに関しては一家言あるDanchoさん、いかがでしょうか?
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こんなことしてる場合?

2011年03月08日 16時28分09秒 | 日記とニュース
「これはいける」 自民の前原氏つぶし、あっけない最後(朝日新聞) - goo ニュース

あきれてものも言えない状況です。

目的は、自分たちの勢力争い。
眼前の敵を倒して、より大きな利権をGETすること。

党内もそうだし、永田町全体もそうだけど、誰かが権力を握るとすぐに皆で足を引っ張りにかかる。
引っ張られて簡単に落ちちゃう奴もどうかとは思うけど、瑣末なことでもなんでもいいので、なんかしら粗が無いかと探しまくってちくる、公表する。
そんなことばかりに現を抜かしてる尊敬すべき偉い先生たち。
『国民不在』なんて言葉すらもう誰も鼻にひっかけない。

自分たちはなんのためにやってると思ってるんだろうか。
つまんないことばかりやってると思わないのだろうか。
どんどん足を引っ張るのはいいけれど、そのことの影響、国民への責任、そして、日本の信頼、などをどう考えるのか。
そこまでちゃんと想像力を働かせ、リスクヘッジの最善手を用意した上でやるのならまだいい。

そして、いつものことながら、失言や支持率なども含め、総理大臣も○○大臣も、すぐに隕石が飛んできて引責辞任。

こんなにしょっちゅうひょろひょろ責任ある立場の人間が変わってしまうこの国の行く末はいかに。
力はなくとも、リスペクトされずとも、皆からあてにされたり信頼される国に一生なれずに沈んでいくのだろうか。

情けないことこの上ない。

すべてはそんな政治家を選んでしまった我々の責任ともいえるから悔しい。

このことについて書いている、3つのブログをご紹介。部分的に引用させてもらいます。

1.まず、身近な風屋さんの記事、わかってない
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
議員たちはみんな自分や自分の党が選挙に勝つことしか考えず、
政策や国のあり方、外交は二の次だ。
かつての55年体制時代の方がまだ政策論議をしてたように思う。

日本という国はまだ
二大政党制が機能できないぐらい幼いってことかな。
他国のいい笑い者だ。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

2.池田信夫ブログのこの記事、前原外相のお粗末な危機管理
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もともと今回の献金は、なじみの焼肉店主が毎年5万円ずつ応援しただけで、規正法の想定しているような国家主権を侵害するおそれはない。実質的な違法性がなく、手続き的にも可罰性のない問題で、閣僚が辞任するのは筋が通らない。これが前例になると、閣僚は個人献金者にすべて戸籍の提出を求めなければならない。

このような過剰コンプライアンスは、日本社会に蔓延する病気である。実質的な問題はなくても法令違反を恐れ、法律に違反しなくても風評を恐れてリスクを取ろうとしない。「世間を騒がせた」とか「国会運営のさまたげになる」といった「空気」によって閣僚の進退まで決まるようでは、まともな意思決定はできない。

前原氏は「ポスト菅」の有力候補とされており、これで次の代表選挙に出馬できないとなれば、日本の政治がますます混迷することになりかねない。ただでさえ毎年のように首相が替わって世界の笑い物になっている日本で、たった20万円の事務的ミスで外相がやめることこそ、日本外交への信頼を失わせる行為だと私は思う。
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3.極東ブログ前原外務大臣辞任、呆れたという記事。
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 呆れたという他はない。焼き肉屋のおばちゃんが、近所に引っ越してきた中学生の前原ボクちゃんを息子のようにかわいがっていて、大人になったら政治家になったのだからがんばれやということで支援の献金もしてたら数年にわたって20万円ほどになった。おばちゃんは在日生活の長い韓国人。で? 何が問題?

 <中略> 

 焼き肉屋のおばちゃんの背後になんか他国が支援する悪の組織でもあったのか。あるわけないじゃん。
 経過も不可解極まっていた。そもそもこのネタどっから降ってきたのだろう? しかし、それを探る気にもならないのは、これそもそもネタですらないだろう。前原さんの秘密を探り当てたというわけでもない。今回の件で、ツイッターとか見ていたら、焼き肉屋のおばちゃんの店が「じゅん」と言うらしいので、べたに「焼肉 じゅん 京都」だけでぐぐってみたら、店前に前原さんのポスターが貼ってある。これが該当店なら、焼き肉屋のおばちゃんが前原さんを支援していたのは近所の誰もが知っていたことだし、彼女が通名であっても在日韓国人であることもとりわけ秘密ということでもないのではないか。

 <中略>

 なぜ前原さんは辞任したのだろうか? その決断自体が単純に謎だ。
 
 <中略>
 
 私にははっきりしていることがある。普天間問題から逃げたなということである。
 
 <中略>
 
 前原氏の辞任は日米関係へも打撃だ。2009年に民主党が政権を取って以来、沖縄米軍基地の移転問題で緊張が高まっている。前原氏は親米で知られ、当初は沖縄担当相として、その後は外相として交渉を主導していた。

 私は菅政権はもう終わっていると思う。しかし、だからといってまた政局をいじっても何も変わらないとも思う。だったら外国の手前、できるだけ菅さんふんばれと思っていた、ら、肝心の対外向けの顔である外務大臣が沈没してしまった。
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今回の辞任の原因は、単なる焼肉屋のおばちゃんのことでなく、暴力団がらみという噂もあるし、普天間などのこともあるのかもしれない。

しかしますます墜落し続けていくこの国はもう歯止めが利かないのだろうか。

こんな体たらくな国の枠組みの中で、都知事選、統一地方選挙がもうじき行われる。

国がだめなら、地方からどんどん変えていくしかない。
国がどんどん地方に予算も権限も委譲していく流れの中で、各地方が国のビジョンまで見据えた形の地域戦略を立てていくことしか当面期待できないのかもしれない。

どうなっていくのか、我らがニッポン。

明るい話題は長友のゴールだけかあ。
コメント (1)
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不定型の未来

2011年03月06日 17時39分31秒 | 雑感
先日も情のジャーナリズムという記事の中でご紹介しましたが、今、地方で元気にがんばっているみやざき中央新聞の記事です。

経営コンサルタントの佐藤芳直さんのコラムから印象的だった部分をご紹介します。
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今、先が見えないと嘆く経営者たち。

10年前であれば、過去の延長線上に未来があった。
「昔こうだったからこうなるよね。」

しかし、今、過去の延長線上に未来は描けなくなっている。
過去の常識が通用しない時代。
定型の未来なんてない。

いい高校→いい大学→いい会社→高い給料→出世コース→成功者=人生の幸福

もうこんな図式は誰も描けないし、思い描くこと自体が無意味。

これからは「こんな未来を描きたい」という自らの思いの先にしか未来はない。
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ほんと、そうですよね。

今はもう誰しもがこう思わざるを得ない時代です。

バブルが弾けて、山一證券が破綻したくらいから、上記のエスカレーター的な人生設計は同じように破綻してるわけです。

大学とか、企業の格のようなものは、自分の幸福価値としっかりリンクしてたりはしない。

体裁とか、世間体とか、見栄とか、弱肉強食のアメリカ市場主義とか、虚構の金融経済とか、もう大多数の人はどこかおかしいんじゃないかと気づいているはず。

そしたら、そんな路線からは皆で降りた方がいい。
皆で肩の力を抜いて、のんびりしっかり地に足をつけた暮らしをしたい。

先日、降りてゆく生き方、という映画を見ましたが、この映画のメッセージもそれです。
************************************************
第二次大戦後、私たちは、ひたすらに右肩上がりの経済成長と物質的豊かさ、そして個人的自由を求め続けてきました。そしてその努力は結実し、私たちはかつてないほど、豊かで便利で自由な社会を実現しました。私たちはみな、しあわせになるはずでした。
しかし、そこにあったのは、幸福に満ち溢れた世界ではなく、暗雲が立ち込めるが如く不安に満ちた社会でした。

世界的な金融恐慌、かつてあり得なかった凶悪犯罪や少年犯罪の増加、数々の偽装問題、年間3万人を超える自殺、派遣切り、うつ病の激増、格差社会・・・現代の日本人の抱える不安は数知れません。

いったい、私たちは、これからどのように生きていったらよいのだろうか?
どうやったら不安から脱し、明るい未来への希望を取り戻せるのだろうか?

そんな現代人の根源的な疑問や不安を問うべく産み出されたのが、
映画「降りてゆく生き方」なのです。
*************************************************

お金のため、いろんなしがらみのため、自分の意志とは別のレールの上にいるかもしれない。
もちろんすべて自分がやりたいようにやれるほど甘い社会ではない。

でも、できるだけ本音で、昔からの常識やしくみにとらわれず、自分ですべて切り拓いていくしかない。

自分で考えて、自分でけものみちを進むしかない。

とりあえず現状を振り返ってみて、どこまでが自分で敷いたレールかどうかを確かめてみる。

そして簡単なところから、いち抜けてみる。

片意地張ってないで、えいやっと、降りてみる。

今までそうだったから、ずっとこうしてきたから、まわりが皆そうだから、なんとなくこうみたいだから、ってことは片っ端から疑ってみる。根っこから考えてみる。

モンスターペアレントのことも、牛丼の価格競争のことも、視聴率至上主義のテレビ番組にしろ、コンプライアンスなど天下の悪法に振り回されてることも、いろんなことがおかしくなりすぎてる現代社会。

皆で、いち抜けようよ。
過去の延長戦からはもう降りようよ。

他社と同じレベルで、価格競争したり、視聴率争いしたり、利益追求に拍車をかけるだけの闘いからは抜け出そうよ。

優しい、しなやかな社会にしていくこと。
元気で明るい共同体にしていくこと。

そのためには、まずナンバーワンよりオンリーワン。

自分で自分の未来をしっかり描いて、切り拓いていくことしかない。

こんなこともう皆わかりきってる。でも、わかっちゃいるけどやめられない。

思考停止になる。思考停止状態から抜け出せない。

業界全体がそうだから、偉い人が言ってるから、昔からの決まりだから、データがあるから、
ということがあると、安心して思考停止になれる。
従順で素直なやつになる。

すし詰め電車に運ばれて、息苦しいムラ社会に飲み込まれて、自分がどこに行ったのか見えなくなる。
落ちこぼれないように、はじき飛ばされないように、もがくのだけど、知らないうちに慣れてしまう。馴らされてしまう。

こんな風潮を煽りまくったのがマスコミ。
立ち止まってこれでいいのかと疑問を投げかけるよりも、上から目線で扇動し、増長する。

なんかもう止まらなくなったし長くなったのでひとまず今日はおしまい。
このテーマは僕にとって、あるいはこのブログの存在にとって、大きな意味を持つのかもしれないと思っている。
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