以前書いた「いちかわ星野道夫展」のつながりの話。
先輩Kさんと二人で芳澤ガーデンギャラリーに行った後、そのそばの真間川の川沿いを1時間半ほどずっと歩きました。
景色を楽しみながら、ゆっくり散策するって、久しぶりのこと。
川沿いを歩いていろいろ感じました。
この3種類の川沿いの光景、見てください。
これ、同じ川。
この3つの光景が全部つながって、近いところに存在している。
川沿いにたくさん家があります。
自分がこんな川沿いの家に住んでいるとして、
休みの日、天気のいい日に、朝起きて2階の窓を開けて、ボーッと川を見る。
こんな景色が広がる。
今日一日、どんな気分で始められるのか。
それが一番上の光景の場合と一番下の光景の場合と比べてみてください。
生活自体が、優雅で前向きになるか、ちょっと落ち込んで、情けない気持ちになるか。
同じ市の、同じ川沿いに住んでいて、こんなにも気分が違う。
これで同じ税金払うのは勘弁してほしいよねえ。
次にこれ。川沿いの公園。
よく写ってないけど、トイレに動物のイラスト。
ほんと、こういう発想って情けない。
誰がいいと思うんだろうか。
典型的な子供だましの、というか、子供でも可愛いと思わないようなイラスト。
子供がよく来る公園だから、子供が気に入る動物の絵でも描いておけばいい。
いかにもお役所的。
どうやってそういうの決めるんだろうか。
どういう指示を出すんだろうか。
不可解極まりない、というか、あまりのセンスのなさ、というか、こういう仕事の仕方。
あきれます。
そして、これ。
川沿いの小さなスペースを生かした公園。
こういう色合いの住宅地の中に、こういうケバイ色合いの滑り台やらなんやら。
なんでこうなるの?(欽ちゃんの言い方で!ふるっ!)
市川市には、
市川市景観基本計画なるものがちゃんとあって、基本方針はこんな風になっています。
------------------------------------------
「共感と継承」
だれもが「わがまち」の姿として誇りに思い、共感できる景観まちづくりを進め、これを継承していきます。
景観はその土地が受け継いできた伝統や文化、まちへの思いなど、地域で暮らし、活動する市民が共有する価値観の表現であり、まちを愛する心の源ともなるものです。したがって、地域社会に共有された価値観に響きあうまちの姿を創りだすことが、景観まちづくりの基本です。
市民の合意と参加のもとに、まちの個性を守り、生かしながら、ふるさと市川の景観まちづくりを進めるとともに、これを育て将来へと引き継いでいくため、市民・事業者、行政が協働して取り組みます。
-----------------------------------------
共感できないよ、こんなんじゃあ。
行政の中に、
例えばリタイアしたデザイナーとか、建築家とか、ちゃんとセンスのある人をアドバイザー的に雇って、ひとつひとつ新たに作るものや改善するもののデザインの方向性を決めていくことはできないのだろうか。
今までの役所の人たちのやり方では、いくらこんなお題目の計画を立てても、実際アウトプットするもののレベルは期待できないはず。
ヨーロッパの町並みなど、見習うべきお手本は山ほどある。
単にどこかの真似をするのでなく、日本として、またその地域として、伝統や歴史・文化を生かしながら、個性ある町の景観づくりをするべきだし、基本理念でもそのように謳っています。
豊かな景観の町に住めることは、とっても大事なことだし、ほんと一生の得です。
そういう町に心から住みたいと思う今日この頃です。
先輩Kさんと二人で芳澤ガーデンギャラリーに行った後、そのそばの真間川の川沿いを1時間半ほどずっと歩きました。
景色を楽しみながら、ゆっくり散策するって、久しぶりのこと。
川沿いを歩いていろいろ感じました。
この3種類の川沿いの光景、見てください。
これ、同じ川。
この3つの光景が全部つながって、近いところに存在している。
川沿いにたくさん家があります。
自分がこんな川沿いの家に住んでいるとして、
休みの日、天気のいい日に、朝起きて2階の窓を開けて、ボーッと川を見る。
こんな景色が広がる。
今日一日、どんな気分で始められるのか。
それが一番上の光景の場合と一番下の光景の場合と比べてみてください。
生活自体が、優雅で前向きになるか、ちょっと落ち込んで、情けない気持ちになるか。
同じ市の、同じ川沿いに住んでいて、こんなにも気分が違う。
これで同じ税金払うのは勘弁してほしいよねえ。
次にこれ。川沿いの公園。
よく写ってないけど、トイレに動物のイラスト。
ほんと、こういう発想って情けない。
誰がいいと思うんだろうか。
典型的な子供だましの、というか、子供でも可愛いと思わないようなイラスト。
子供がよく来る公園だから、子供が気に入る動物の絵でも描いておけばいい。
いかにもお役所的。
どうやってそういうの決めるんだろうか。
どういう指示を出すんだろうか。
不可解極まりない、というか、あまりのセンスのなさ、というか、こういう仕事の仕方。
あきれます。
そして、これ。
川沿いの小さなスペースを生かした公園。
こういう色合いの住宅地の中に、こういうケバイ色合いの滑り台やらなんやら。
なんでこうなるの?(欽ちゃんの言い方で!ふるっ!)
市川市には、
市川市景観基本計画なるものがちゃんとあって、基本方針はこんな風になっています。
------------------------------------------
「共感と継承」
だれもが「わがまち」の姿として誇りに思い、共感できる景観まちづくりを進め、これを継承していきます。
景観はその土地が受け継いできた伝統や文化、まちへの思いなど、地域で暮らし、活動する市民が共有する価値観の表現であり、まちを愛する心の源ともなるものです。したがって、地域社会に共有された価値観に響きあうまちの姿を創りだすことが、景観まちづくりの基本です。
市民の合意と参加のもとに、まちの個性を守り、生かしながら、ふるさと市川の景観まちづくりを進めるとともに、これを育て将来へと引き継いでいくため、市民・事業者、行政が協働して取り組みます。
-----------------------------------------
共感できないよ、こんなんじゃあ。
行政の中に、
例えばリタイアしたデザイナーとか、建築家とか、ちゃんとセンスのある人をアドバイザー的に雇って、ひとつひとつ新たに作るものや改善するもののデザインの方向性を決めていくことはできないのだろうか。
今までの役所の人たちのやり方では、いくらこんなお題目の計画を立てても、実際アウトプットするもののレベルは期待できないはず。
ヨーロッパの町並みなど、見習うべきお手本は山ほどある。
単にどこかの真似をするのでなく、日本として、またその地域として、伝統や歴史・文化を生かしながら、個性ある町の景観づくりをするべきだし、基本理念でもそのように謳っています。
豊かな景観の町に住めることは、とっても大事なことだし、ほんと一生の得です。
そういう町に心から住みたいと思う今日この頃です。