ずいぶん前だけど、NHK Eテレで、「3.11後を生きる君たちへ~東浩紀 梅原猛に会いにいく~」という番組を見ました。
これがその番組の内容です。
【東日本大震災から僅か1か月後の2011年4月、原発事故を引き起こした災害を、いち早く「文明災」と定義し、大きく注目された哲学者・梅原猛さん。その後、西洋哲学を徹底的に批判し、日本の伝統思想に立脚した自然と共存する人類共通の哲学の必要性を訴え続けている。震災から1年が過ぎた2012年3月、哲学者・東浩紀さんが京都の梅原さんの自宅を訪ね、新たな哲学、そして若者へのメッセージを聞く。】
東浩紀さんの本は下記のも含め最近読んでいましたが、梅原猛さんについてはあまりよく知りませんでした。
梅原さんは90歳近い高齢だというのに、東日本大震災復興構想会議特別顧問となり、昨年の原発事故を、天災でも人災でもなく、「文明災」と位置付けました。
そして、番組の中で何度も説明されていた「草木国土悉皆成仏」という言葉が印象に残りました。
【草木や国土のような心識をもたないものも,すべて仏性を有するので,ことごとく仏となりうるという意味の成語】
『日本の思想の原理である「草木国土悉皆成仏」というもので表現できるのではないかと思っています。これは植物中心の世界観じゃないか、そういう考え方は生態的にも動物は植物の寄生として生まれた。私は宮沢賢治が大好きです。宮沢賢治の世界は「木」がものを言う。木が人間と同じような愛や悲しみを持っている。
「草木国土悉皆成仏」という思想を具体的に表現した文学者が宮沢賢治です。「山猫」や「桑」「いちょう」「風」「雪」などを地球のありとあらゆるものを主人公にした童話を作りました。』
ってことで、梅原さんの本、そして宮沢賢治の本も読もうと思っている今日この頃です。
「文明災」という言葉を重く受け止めて、自分の中の意識や生活観を再度見直しつつ、自然が基本にありき、そして、晴耕雨読的なライフスタイルに、少しずつシフトしていかなければいけないと思っているわけです。
そんなこともあり、ずいぶん前から花の写真をちょこちょこ撮っています。
天気によって、光の加減によって、日々表情が変わるし、たまには一眼レフを取り出したりしつつ、毎日楽しんでいます。
ではここ2か月くらいのものをどうぞお楽しみくださいませ。
これがその番組の内容です。
【東日本大震災から僅か1か月後の2011年4月、原発事故を引き起こした災害を、いち早く「文明災」と定義し、大きく注目された哲学者・梅原猛さん。その後、西洋哲学を徹底的に批判し、日本の伝統思想に立脚した自然と共存する人類共通の哲学の必要性を訴え続けている。震災から1年が過ぎた2012年3月、哲学者・東浩紀さんが京都の梅原さんの自宅を訪ね、新たな哲学、そして若者へのメッセージを聞く。】
東浩紀さんの本は下記のも含め最近読んでいましたが、梅原猛さんについてはあまりよく知りませんでした。
思想地図β vol.2 震災以後 | |
クリエーター情報なし | |
合同会社コンテクチュアズ |
梅原さんは90歳近い高齢だというのに、東日本大震災復興構想会議特別顧問となり、昨年の原発事故を、天災でも人災でもなく、「文明災」と位置付けました。
そして、番組の中で何度も説明されていた「草木国土悉皆成仏」という言葉が印象に残りました。
【草木や国土のような心識をもたないものも,すべて仏性を有するので,ことごとく仏となりうるという意味の成語】
『日本の思想の原理である「草木国土悉皆成仏」というもので表現できるのではないかと思っています。これは植物中心の世界観じゃないか、そういう考え方は生態的にも動物は植物の寄生として生まれた。私は宮沢賢治が大好きです。宮沢賢治の世界は「木」がものを言う。木が人間と同じような愛や悲しみを持っている。
「草木国土悉皆成仏」という思想を具体的に表現した文学者が宮沢賢治です。「山猫」や「桑」「いちょう」「風」「雪」などを地球のありとあらゆるものを主人公にした童話を作りました。』
ってことで、梅原さんの本、そして宮沢賢治の本も読もうと思っている今日この頃です。
「文明災」という言葉を重く受け止めて、自分の中の意識や生活観を再度見直しつつ、自然が基本にありき、そして、晴耕雨読的なライフスタイルに、少しずつシフトしていかなければいけないと思っているわけです。
そんなこともあり、ずいぶん前から花の写真をちょこちょこ撮っています。
天気によって、光の加減によって、日々表情が変わるし、たまには一眼レフを取り出したりしつつ、毎日楽しんでいます。
ではここ2か月くらいのものをどうぞお楽しみくださいませ。