即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

電王戦考察・その3

2013年05月25日 23時00分54秒 | 将棋

電王戦考察電王戦考察・その2の続編です。

前回の記事その2.では、1.このままソフトが強くなっていったら、将棋は大丈夫なの?って心配。》について書いたので、今回は、2.強い将棋ソフトを作るのは何のためなの?っていう疑問。》について思うところを書いてみます。

ssayさんの記事の中でも取り上げられている遠山五段の記事、電王戦総括 「将棋界は何と戦っていたのか」

そのコメント欄でもこのことに関してのいろいろな意見が出ています。

白石淳さんのコメントの一部を引用させてもらいます。

《私の素朴な疑問に、そもそも研究者の方々は何のためにソフトの開発をしているのか、というのがあります。将棋文化を破壊してまでする開発に、それに見合った成果は何なのか、ということです。

私は、コンピュータ将棋側の人からも、将棋連盟からも、コンピュータ将棋が強くなることの意義を聞いたことがありません。
山本さんによれば、この国の情報科学としては偉大な一歩であり、編集長様も、将棋が社会の役に立つ、素晴らしいと大喜びされてますが、それは具体的には何なのでしょうか?(将棋ファンは、将棋が社会の役に立つから将棋が好きなわけではないと思いますし、そもそも文化というのは別にこの世に絶対必要なものではないものばかりではないでしょうか)》

さらに、電王戦についてさんのコメントです。(部分的に引用させてもらいます。)

《それは過激な言葉を用いるならば上の方が言うように「文化の破壊」であり、より正確にいえばいままでの「将棋」を成り立たせていたいろいろの前提が、コンピューター将棋の到来によって覆される、ということであって、個人的には今回の電王戦でプロ棋士がまさに「全生命をかけて戦っているように見えた」理由は、そうした前提が覆されることに対する将棋に人生をささげたプロ棋士の抵抗心そのものゆえだったと考えます。もちろん、人によっては自動車と人が100メートル走を競うようなものだから、たとえ負けたとしても人間の尊厳や将棋そのものの魅力にはいくばくかの影響も与えないとする意見もあるのですが、それはいくつかの理由により不適なたとえだと考えます。

<中略>

電王戦の結果が明らかになった今本当に語られるべきなのは、コンピューターの棋力が人と相並び超えるというもはや避けられない現実がもたらし得る様々な可能性のすべてについてであり、すべてが調和され共存共栄とともにあるバラ色の未来の話や、ネットやテクノロジーを用いて将棋という文化の魅力をいかに盛り上げていくかといった前向きな話だけではなく、上で具体的にあげられているような将棋という「伝統文化」の成り立ちを変えていくかもしれない負の側面についてもいまこそ真剣に語られるべきと信じます。》

技術開発の目的は?

何のための開発なのか?

上記の方々のコメントに対して、それは近視眼的な意見だ、とか、

下記のシーサーさんのような意見も出ています。

《数年、数十年後に別の技術が発見された時、コンピュータ将棋でノウハウを蓄えてきた
とあるアルゴリズムが思わぬ応用のされ方をして有用な何かができるようになる…
技術というのはそんな感じで発展していきます。長い目で見ましょう。》

莫大な時間も労力もお金も使ったコンピュータに関わるハード、ソフトの開発、技術革新はどこに向かって進もうとしているのか。

果たして社会のためにどんな役に立とうとしているのか、という疑問。

そして、将棋の強いソフトを作ることが人類を幸せにすることに直結するのかどうか。

前回までに問題提起した危険性の話をもとに言えば、むしろ不幸にすることにならないのだろうか、という不安。

もしも研究開発の目的が達成感充足感とか、知的好奇心のレベルであったなら、今後の将棋のまっとうな発展に対して大きな影響力を持ちすぎるのではないか。
技術の粋を集めて寄ってたかって神様しかわからなかった将棋を丸裸にしてしまう功罪はいかがなものなのか。

否定するわけではないけど、一抹の不安がうずまく。

前の記事《電王戦考察》では週刊将棋の松原先生の記事を紹介しましたが、先日、NHKの視点論点で「将棋ソフト勝利の意味」というテーマの話をされていました。

《人工知能の研究、人間のように賢いコンピュータやロボットを作りたいということから出発したし、そもそもの発端は子供の頃に鉄腕アトムを作りたいという純粋な夢だった。

その研究には、ルールが明確なチェスや将棋を題材にすることが適している。

ずいぶん前に世界チャンピオンを負かしたチェスのソフトはその後探索の部分を生かし電車の乗り換えソフトに応用されている。(世の中の役に立っている。)

人間より強いコンピュータが現れてしまったチェスがその後どうなったかと言えば、すたれてもいないし、トッププレーヤーはずっと尊敬され続けているし、食えなくなったということもない。

つまり、人間が負けたからと言って人間の尊厳が傷つくものでもないし、人間の脳の存在意義が脅かされているということはない。

コンピュータの発達は人類の幸福の実現に貢献しているものの、その一方で人間の従来の仕事、あるいは生き甲斐の範囲を狭めている側面がある。

人間は、発明、創造性など、人間にしかできないこと、人間だからこそできることにシフトしていくようになっていくはずだ。

コンピュータとどう付き合って、どううまく使っていけばより住みやすい社会ができるようになるのか、それが我々に問われている。》

松原先生の話はとてもわかりやすかったし、説得力もありました。

当然強い将棋ソフトを作ることのその先には人工知能やロボットをより高度にしていくことでどうしたら社会に役立つようにできるのか、ということが根本にあるのだと思います。

人間がよりよい社会を作るために、より幸せな未来を築くために、コンピュータを道具としてうまく使いこなさないといけない。

当初の意図、目的とは違って、コンピュータに使われるようになってはいけない。

そこがブレて行ったら本末転倒。

結局のところ、そこにずべてかかっている。

要は使い方次第。どっちにも転がっていく。

人間が良かれと思って開発したコンピュータなのだから、その本来的な目的のためにきちんと使われていくのかどうか、それを確認し、検証し、しっかり使っていくことが重要。

しかし、人間て結構弱いし、脆いし、忘れるし、適当でいい加減な部分もかなりあるので、人間より賢いコンピュータができたら結構そこが悩ましいポイントになる。

飼い犬に手を噛まれるみたいなことになってしまってはバカバカしい限り。

噛まれないような飼い主に我々はちゃんとなれるのだろうか。

この先、人間とコンピュータの関係はどうなっていくのだろう。

さてさて話はとめどなく広がっていって収集つかない状況に。

そんな時、またまた下記のブログが更新されました。

ちきりんさん人間ドラマを惹き出したプログラム

英さん電王戦考 危機的状況なんだけどなあ

ますますどう収集つけたらいいのかわからなくなってきました。

この先どういう展開にしていくのか読めてはないし、説得力ある結論が導き出せる自信はまるでないのだけれど、とりあえずまだまだ続きそうなので今日はここまで。

多分まだ続きます。

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電王戦考察・その2

2013年05月23日 20時50分25秒 | 将棋

電王戦考察という記事を書きましたがその続編です。

電王戦については最近書かれたこの記事がかなり評判になっています。

「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実 【前編】
対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音

「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】
一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか

この記事の中で気になった部分を引用させてもらいます。

 阿部光瑠四段

『そもそも僕は、コンピュータとの勝負は人間どうしの将棋とは違う、別のゲームだと考えています。ですから、『将棋のプロなのだから将棋で勝たなくては』とは思っていなかったです。『ルールにさえ違反しなければいい』と思っていました。

 コンピュータが人間を超えるのは『時間の問題』です。もう、コンピュータとまともに戦うことにこだわっている時代ではないと思います。』

そうですね。

阿部四段の指摘の通り、これは別物。

我々の慣れ親しんでいる日本文化としての将棋とは全く別のもの。

別のゲーム、別の種目、別のエンターテインメント。

今回は同じ土俵で人間とコンピュータが戦ったけど、本来的には別々のもの。

例えて言えば猪木とアリが、プロレスでもボクシングでもない別の格闘技で戦ったような感じ。

あるいは将棋ボクシングのようなイメージか。とにかく別種目。

もし、そこが明確であるのなら、持ち時間の問題とか、事前の貸し出しとか、条件をできるだけ対等にするために熱くなることはなんだか不毛なことだと思います。

この先、条件をさらに調整して(いろんなハンディをつけて)第三回をやることになるのでしょうか?

ドワンゴはぜひそうしたいと思っているでしょうし、興行的な意味はすごくわかるけど、連盟HPの中の棋戦一覧の中に名人戦、竜王戦などと同じレベルで入っていることがおかしいのではないでしょうか。

ponanzaの開発者、山本一成さん

「でも、人間との勝負にこだわっているわけではありません。僕はただソフトを強くしたいんです。

「ただ、自分の中でもたしかに矛盾はあるんです。人間がコンピュータに負けてほしくはなくて、電王戦でもponanza以外はみんな人間を応援していました。

 ずっと将棋をやってきた者としては、プロの権威を傷つけたくはない。でも開発者としては、ソフトの力を試したい。葛藤があります。傷つきなんかしない、杞憂だとは思うけど、でも杞憂であってほしいという願望かもしれない。

 うーん、やっぱり杞憂かな・・・でもそうでもないかな・・・わからないです。だけど、こういうことは、これからどの分野でも起こることですよね。でも・・・すみません、混迷しています」

山本さんが混迷、葛藤しているこの部分。

プロの権威を傷つけたくはない。

プロ棋士に勝ちたいということでなく、単にソフトを強くしたい欲求。

棋士は強くあってほしい、負けないでほしい。しかし、自分は開発者魂として強いソフトを作りたいだけ。

よくわかります。

山本さんの意見や考え方については最近のChikirinさんの日記にも出ています

『われ敗れたり』 米長邦雄

盤上の勝負 盤外の勝負

お互い、大衝撃!

あらためてちょっと整理してみます。

ここまでで出てきた疑問は以下の二つ。 

1.このままソフトが強くなっていったら、将棋は大丈夫なの?って心配。

2.強い将棋ソフトを作るのは何のためなの?っていう疑問。

まず1.のテーマについてあれこれ思いを巡らしてみます。

トップ棋士もまるでかなわないような強いソフトがこの先どんどんできてしまうのは仕方ない。

もうそれは時間の問題。

そうなると、前回書いたようないろいろな危険性、心配は大丈夫なのだろうか?

人類対コンピュータとか、そういうレベルの話ではなく、例えば名人戦の解説をponanzaがやって、この手はこうです、この先はこうなります、普通にやれば先手勝ちです、などと言い切ってしまったらどうなるのか。

要らぬ心配とは思うけど、プロ棋士の価値が落ちたりはしないのだろうか。

対局中、棋士が昼休みに気分転換のために外食に行くことも怪しまれるような、不正の問題は大丈夫なのだろうか。

我々ファンは今までよりも純粋に将棋を楽しめなくなっていかないのだろうか?

もちろん使う方がきちんとした姿勢でしっかりマネージメントするのであればそんな心配は杞憂だという理屈はわかる。

しかし、今まではトップ棋士たちがいくら考えてもわからない、明確な結論が出ない、ということが当たり前であった将棋。

これだけ考えてわからないのだから、相手だってわかるはずもない。

あとは将棋の神様のみぞ知る。

皆がストレス溜めて、命を削ってギリギリの思いで戦いながら少しでも深い部分、先の部分を突き詰めようとしていた。

そして、その課題やテーマを棋士たちが寄ってたかって何年もかけて、研究を重ねてようやっと結論めいたものが導き出されてくる。

またさらに時間が経つと、その時代の風潮とも重なって今までは注目されなかった、あるいは無理だとされた戦法が再び浮き上がってきたりもする。

将棋にはそんな面白さ、楽しみ方もある。

でも、そういうことが、コンピュータにかかると一瞬でわかってしまうことになる。

正確な最善手や結論を即座に冷徹にはじきだしてしまう。

棋士たちの長い期間をかけた情熱や勇気や努力が無駄にはならないのだろうか。

長い間熟成させてきたひらめきや発想が、一刀両断に切り捨てられたり、決めつけられたりする5年後の世界。

人間をはるかに超えて強くなったコンピュータが出した結論、情報はどこかから広く伝わるはずだ。

そうなった時にどうなるのか。

誰も結論が出せない中で、研究に研究を重ねて身を削って読もうとあがいていた今までの状況と、ソフトに聞けば一瞬で明快な答えが出てくるという今後の状況。

今まで通り、いや今まで以上にアマチュアも含めた棋士たちは、脳細胞をフル回転させ続けていくのだろうか。

このことは棋界に、棋士に、ファンに、どういう影響を与えるのか、与えないのか。

理科系のことはまるで疎いし、心配性で考え過ぎなのはわかっているのだけど、果たして今後どういう展開になっていくのか興味は尽きません。

では次回は、2.強い将棋ソフトを作るのは何のためなの?っていう疑問について。

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電王戦考察

2013年05月20日 10時43分41秒 | 将棋

ssayさんの記事、電王戦について、そして続編のコンピューター将棋について・その3

に触発されて、 前から書こうと思っててずっと書けないでいたテーマ、電王戦についてやっと書きます。

まず、今回の企画、5人の現役プロ棋士 VS 5つの最強コンピュータ将棋ソフトは凄く面白かったです。

5週にわたってニコ生でリアルタイムに観戦して、かなり熱狂しました。

人類対コンピュータの戦いという図式。

いつもの観戦とは違って、頑張れ、人類!という共通項が得も言われぬ興奮をもたらしました。

その頃たまたま高校の友人たちと飲む機会があったのだけど、全く将棋に興味のなかった友人たちがかなり見ていて話題にしていたのには驚きました。

終盤はやっぱりコンピュータ強いよなあ、とか、山口恵梨子ちゃん可愛いよなあ、とか、かなりのファンみたいなことを言っていたので、このイベントの注目度の大きさ、そして新たなファン層を開拓したという意味も含め大成功だったと思いました。

興行ということで言えば、三浦八段が『悔いのない戦いができたのはよかったのですが、結果として興行的に次回に興味をつなげられなかったことを申し訳なく思っています。』と言っていたように、今回は人間側がなんとか勝って、コンピュータもかなり侮れない、もうそろそろ本気でやばいぞ、というくらいの結果で終わってほしかったです。

しかし、現実は厳しかったですね。

次回少なくてもあと一回は、ハラハラドキドキの対決を楽しませてほしかったというのが本音です。

ということで、我々にはっきり突きつけられたのは、すでにコンピュータはプロ棋士の力を越えてしまった、さらにその差はどんどん開くはず、という厳しいこの現実。

今回の出場棋士たちの鬼気迫る必死の形相、自分のすべてを賭けて戦う哀しくも美しい姿を見ていてこの現実をどう受け止めたらいいのかかなり時間がかかりました。

インパクトがあった電王戦が終わって、コンピュータ将棋と将棋の関わりについて、上記の記事でssayさんが問題提起しています。

『その成功をこのまま継続させていくことができるとは思えないほど、プロの将棋界にとって大きな課題ができてしまったこと、これを見逃してはならない。』

『将来的に見て、コンピューター将棋を取り入れるということは、プロ将棋界にとって、とてつもなく危険な要素を孕んでいるのではないだろうかと、いろいろな所で散見される意見をみて、そう思い始めている。』

『そうなると「プロ棋士よりも強い将棋ソフト」ができてしまうこととなる。そのことの重大性をプロ棋士の方々はどのようにお考えなのであろう?単に、プロがコンピューターと対局しても勝てないという問題に留まらない。現在行われている、あらゆる棋戦が成り立たなくなる恐れがある。』

『 「プロ棋士より強い将棋ソフト」で、トーナメントプロが研究したとしよう。Aという棋士はGPSで、Bという棋士はBonanzaで研究したとして、それぞれが実際の対局で研究した手を指したとする。それはプロ棋士同士の対局に見えて、実際のところはコンピューター同士の対局となりはしないのか?プロは単にコンピューターの代理人という立場に成り下がりはしないか?いや、そうなったら、もう既に将棋のトーナメントそのものが無価値となる。無価値となれば、当然、プロはプロでいられなくなる。これ以上コンピューター将棋の開発を進めるのであれば、それにより副次的に生ずるプロ棋界への弊害を考慮に入れる必要があろう。』

 『その厳しい切磋琢磨の中にコンピューターを持ち込まないで欲しいのです。』

そして、電王戦関連記事も書いているし、上記ssayさんの記事にコメントしている英さんもこのように語っています。

 『現在の共同研究による研究合戦も、高度な将棋を堪能できますが、将棋の個性を薄れさせています。また、共同研究やタイトル戦に現れた研究成果やトップ棋士の読みに乗っかって、高度な将棋をなぞってある程度の内容の将棋を指すこともできます。ソフトによる研究を実戦に応用するのは、上記の憂いを増幅させたものになります。私もソフト同士の代理将棋を指す存在に陥り、棋士の存在価値がなくなってしまうと思います。 

 それと、今後ソフトの棋力が人間をはるかに超えてしまったら、「羽生対森内」「羽生対渡辺」の最高の将棋が、ソフトが解析することにより「稚拙な将棋」と言う評価がされてしまう危惧も充分にあります。
 対局における不正使用の可能性も高いです。』

ソフトがどんどん強くなっていくと将棋界の今後の発展はどうなっていくのだろうか。

さて、この件について、コンピュータ将棋の専門家、松原仁教授は週刊将棋でこう言っています。

(松原先生は明日(21日)早朝4時20分からのNHK視点論点に出演され、「将棋ソフト勝利の意味」というテーマでお話しされるようです。)

『勝ったり負けたりの勝負はこの2、3年限りで、その先はコンピュータの方が必ず強くなる。対決の時代は早く終わらせて、人間がコンピュータを道具として将棋のさらなる深みを目指す時代に進みたいとコンピュータ将棋の専門家は願っている。』

 トップ棋士たちよりも格段に強い将棋ソフトができたとして、果たして人間は道具として使いこなすことができるのだろうか。

上記のssayさんたちが指摘するいろいろな懸念、危険性については杞憂で終わるのだろうか。

日本が誇る技術開発力を、将棋の未来のために、将棋のさらなる深みを目指すためにしっかり生かすことができるのかどうか。

棋界全体に、連盟に、棋士に、そして我々ファンにもそれが問われているのだと思います。

どちらにしても、今回興行的には大成功を収めたわけで、主催のドワンゴとしてはさらに話題性のあるイベントをやりたいに違いないので、次の電王戦をどうするのかも含め、コンピュータ将棋との関わり方についてはしっかり注視していく必要があるのではないかと思っています。

まだまだたくさん書きかけてるのだけど長くなるのでひとまずこれで。

続きます、多分。

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魂の実況@世界卓球

2013年05月17日 09時40分21秒 | メディア
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線路内人立ち入り連休明け定跡

2013年05月12日 11時29分07秒 | 「線路内人立ち入り」研究

久々の線路内人立ち入りネタです。

ちょっと経ってしまったけど、GW明けの5月7日。

中央線に乗って仕事で八王子に向かっている時、電車が停まった。

しばらく動かない。

『新宿駅構内での線路内人立ち入りの影響でただいま電車が遅れてます。』

さすが連休明け定跡。

どうしてなのか、必ずと言っていいほど連休明けは電車が乱れる。

皆一斉に仕事に復帰して動き始めるので、混雑する。

電車も休みボケで、急に活発に動こうとするとどこかに齟齬が出る。

過去の統計ってないのでしょうか?

絶対に休み明け月曜が多いと思うし、さらに連休明けが多いに違いない。

さて、中央線の話。

駅でしばらくの間停まってはまたちょっと走って停まるのくり返し。

大事な約束があったので次第に焦り始める。

10分ほど遅れる。

その間にも車内放送で、先ほどと同じ『新宿駅構内での線路内人立ち入りの影響で・・』を繰り返す。

さらに、次の特快が快速に変更、青梅快速が〇〇止まりに変更、とか相次いでいろいろただ事ではない対応が知らされる。

20分ほど遅れてノロノロは知っている。

何度も何度も車内放送で事情説明と謝罪を繰り返す。

スマホでtwitterやジョルダンライブを見る。

路線名:山手線
13:06頃、埼京川越線内で発生した線路内立入の影響で、運転を見合わせています。
(5月7日13時18分現在)

あっちでもこっちでも線路内に人が立ち入ってます。
線路内も大にぎわいの連休明け。

さて再び中央線車内。

2,3分に一度くらいの割合で、『新宿駅構内での線路内人立ち入りのため・・』と説明してる。

皆急いでるし焦ってるから頻繁に情報提供するのがサービスなのはわかるけど、毎度毎度全く同じ文句を繰り返さなくたっていいんでないの?

ずっと乗ってる僕らは、もうわかったよ、くどい!なんか、新しい情報とか、見通しとかはないの?と思う。

そういうのがあれば、必死で対応してる姿勢もわかるし、あー、そんなら仕方ないな、って思うかもしれないのに、毎回判を押したように『線路内人立ち入りのため』、って、もーいいよ。

どんな人が何のために立ち入ったのかを説明してほしいんだけどな。

ずいぶん時間は経過してるし、当然新宿駅構内ではそのことが解決して安全確認がされてるはずだし、それだったら、最新情報を説明すりゃあいい、って思うのだけどね。

ただひたすら同じことを繰り返して、電車遅れたことを謝れば済むってことじゃないと思うけど。

遅れてイライラしていても、なんで起こったのかってことの納得感が持てればすっきりすると思うし、そこまで対応してくれてるってことの誠意とか感じるじゃん。

杓子定規で上辺だけの対応をしてるのでなく、ほんと申し訳なく思うのであれば、そこをちょっとだけ突っ込んでほしいんだけどなあ。

JRだって、変な奴が線路内に立ち入ったことによる被害者なわけでしょ?

もっと被害者なのよーん、可哀そうでしょ、あたし、ってニュアンス出せばいいのに。

こんなひどい人がいてね、こんな反社会的な行動をするからこんなことになっちゃったのよ。

あなたたちにほんとに迷惑かけたと思うけど、ほんとはこんなことがあって、あたしもいろいろ大変だったのよ、わかってほしいの、割に合わない人生なのよ、あたし、辛い、もうだめ、おかしくなっちゃう、いやーん、って言いたいわけでしょ?

そうかそうか、お前も可哀そうな立場だよな、文句ばかり言われててさ、ひどいよな、お前の方ばっかり責められちゃって。

そうかそうか、ずっとそういう目にあってきたのか。

そんな毎日だと、めげちゃうよな、たまには憂さ晴らしでもしないと。

じゃ、おじさんと飲みにでも行っちゃうか?カラオケでも行って発散した方がいいよ。

って、何書いてるんだ、オレ。

しょっちゅう線路内に人が立ち入るから、あれは痴漢だろうって噂になってるのだって、濡れ衣というか可哀そうだよな。

JRの隠語で痴漢のことだなんて、 そんなにしょっちゅう昼の日中から痴漢なんてあるわけないでしょ。

これに関してもJRは何か隠してるに違いない、と全く信用されてないわけだ。

日頃から一生懸命やってるのに。

ほんと、可哀そうな身の上だなあ。

そうなのか、オジサンが何とかしてあげたいよ。

ということで、落語の湯屋番のように、電車遅れて焦ってるのに車内で一人妄想に浸ってる変なオジサンの話でした。

お後がよろしいようで。

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お先マックらか??

2013年05月08日 00時39分24秒 | 日記とニュース

ハンバーガーはもう何年も食べてないけど、コーヒー飲みに、というよりも、仕事の合間に結構行くんですね。

電源ある店も多いし、仕事したり本読んだりも含め。

大昔の日本上陸三越一号店から始まって、大嫌いだった藤田田社長の頃も含め、ずっと見続けてきました。

まあ、いろんな時代があったし、いい時も悪い時もいろいろあったけど、上場以来最低の売り上げですか。

そこまで落ちてるの?なんでこうなっちゃったの?

普通にちゃんとやればいいのに、ちょっとしたズレが大きなゆがみになり、それを修復しようとする悪あがきが悪循環になって。

将棋でもそうだし、どこの会社もよくありますよね。

ちょっとした緩手が元でそれを取り戻すべく指した手がどんどん傷口を広げてしまうみたいな。

大丈夫でしょうか?このままじゃお先マックらなんじゃないの?

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 マクドナルド、13カ月連続でマイナス 4月売上高

 春の季節限定メニュー「てりたま」「チーズてりたま」や、新商品「チキンてりたま」などの販売が始まったことで、客数は2.7%増で2カ月連続のプラス。一方、客単価は6.2%減で12カ月連続のマイナスとなった。

 また、同日発表した2013年1~3月期連結決算は、営業利益が前年同期比53.3%減の33億円、最終利益が54.8%減の19億円に減少。売上高も14.6%減の659億円と落ち込み、減収減益となった。

 前年は主力商品「ビッグマック」の割引キャンペーンなどで売り上げ拡大を図ったが、13年になり値引きを抑制し、売上高が落ち込んだことに加えて、原材料費の高騰が利益を押し下げた。

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マック売上高14・6%減…「新商品なし」響く

日本マクドナルドホールディングスが2日発表した2013年1~3月期連結決算は、売上高が前年同期比14・6%減の659億円で、01年7月の上場以来、最低となった。

 期間限定の商品をあえて投入せず、利益率の高いビッグマックなど「定番メニュー」を前面に出し、「60秒以内に商品提供」など話題性あるキャンペーンも行ったが、新商品を打ち出さなかったことが響いた。

 2日記者会見した日本マクドナルドの今村朗ろう執行役員は、「今後はバランス良く新商品を投入する」と戦略を転換する考えを表明した。

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結局客数はある程度取れているけれど、客単価が恒常的に落ち続けているので収益はどうにもならないわけですね。

価格政策って難しいです。

皆、高額のプレミアムバーガーなどには手を出さず、100円マックなどでお茶を濁しているという実態。

僕もその一人で、コーヒーかマックシェイクSしか手を出さない。

↓ここにしっかりした分析の記事があります。

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マクドナルドの迷走ぶりがすごい!高い・遅い・まずいのマクドナルドはなぜ不振なのか

 それはファーストフードのチェーン店として、求められているニーズとは、ことごとく逆をいく戦略をしたからではないか。不振の原因は3つあると思う。

●不振1:価格ばらばら
マクドナルドに対する一番の不信感って、価格がころころ変わることだと思う。

●不振2:遅い
「ファースト」が売りのはずのファーストフード店なのに、スタッフの対応が遅くなり、最近やたらと、
行列が長くなったからではないか。

●不振3:高い
不振の極めつけは、アホな高級路線とセットメニューの高騰化だ。

結果、高い・遅い・まずいの三拍子そろった、見事なダメダメチェーン店ができあがった。
マクドナルドが復活するには、

1:価格の統一性
地域や時間帯で価格差をつけず、400~500円台のセットメニューを増やす。
価格を頻繁に変えず、店頭ではメニューを出し、ホームページでは値段を掲載する。

2:メニューを減らし、かざすクーポンをやめ、行列を短くして、客の回転率を上げる。

3:中途半端な期間限定高級路線バーガーはやめ、「チキンタツタ」「てりたま」「月見」「グラコロ」など、
出せば売れる期間限定メニューのみに絞った展開をする。

の3つをすればいいんじゃないか。
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ハンバーガーやフライドポテトを好んで食べる年代ではないので、ターゲットではないし、つべこべ言う立場ではないけど、メニューを出さなくなった(紙にした)あたりからおかしくなった気がします。

しょっちゅう来てるわけではないので、どんなメニューがいくらであるのかわからないし、前は上に表示してあった場所を見るけど、何もない。

メニューは?と聞くと、紙のチラシのようなものをくれる。

写真も字も小さくて老眼の僕にはよく見えない。

なんだかなあ、と思う。

別に来てくれなくてもいいよ、と言ってるように思う。

なので、チャレンジはもうしないことにして、メニュー確認しなくてもいいコーヒーとかシェイクとか、いつでもあって値段が多少変わったってたかが知れてるようなものしか頼まないことにした。

100円程度で電源も使えてしばらく座っていられたらそれでいい、っていう非常に消極的な利用動機で利用することになった。

ターゲットじゃないので別にいいんだろうけど(くどい!)、そんな気持ちにさせたのはだーれ?

結局こうなったのは自分の都合ばかりで、客の方を向いてないということに尽きる。

いや、まるで考えてないわけではもちろんなく、その方が客が満足するだろうと勝手に踏んだ。

地域によって、時間帯によって、お客だって違う価格の方が使いやすいに違いない。

かざすクーポンは画期的でお客も使いやすく便利に違いない。

60秒で商品を提供できなかったらハンバーガー無料券を提供するというキャンペーンはお客の支持を集めるに違いない。

お客の真の気持ちが次第に見えなくなっちゃうんですかね。

せっかくあれだけのCM投下の甲斐あって、非常に高いブランド力を持っていたというのに、ほんともったいないです。

とことんお客のためにという視点を貫き通せば、時間はかかるけど結果はついてくるというのは、過去のいろんな事例が証明してると思うのだけど、わかっちゃいるけどやめられない、ってことなんでしょうか。

現場で起きている事件が、トップには伝わってないのでしょうか?

偏った情報に基づいて経営判断がなされているのでしょうか?

別に嫌いなわけではないし、好んで使いたいとは思ってるのだけど、どうも逆、逆に行ってるようにしか見えない。

せっかくのブランド力を(まだあるうちに)生かして、当たり前の普通のことをうまっくやってほしいと心から願っています。

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ブツの引き取り

2013年05月01日 14時29分36秒 | 日記とニュース

あるブツを格安で譲ってもらえるということで、都内の知らない人のお宅に取りに行った話。

妻と二人で車で出かけ、やっと探したその家。

外観はわりと新しい小奇麗な普通の一軒家。

まわりも新しい白壁の家が並んでる。

チャイムを押すと地味なおばさんが現れた。

ニコニコして中に通される。

しかーし、一歩玄関を入った途端、ピンと感じた異様な雰囲気。

そこは、よくテレビで見たゴミ屋敷の一歩手前くらいの様相。

思わず妻と目と目で会話するものの、もう後には引けない。

覚悟を決める。

一応通路だけは何とか通れるようになっていたけど、両側は何とも形容しがたい光景。

あらためて自分がこんなに打たれ弱いとは思わなかったことを認識する。

臭いもそうだし、なんでここまでなっちゃうのか想像し、ちょっと背筋が凍った。

毎日どんな暮らしをしてるんだろうか?

家族はどうなってるんだろう?

こういうの、何も気にならないのだろうか、

それとも日々何とかしようとはしてるけど何かの理由でできないままに仕方なくいるのだろうか?

視線に入ったものだけでも、山盛りの吸い殻で溢れかえる灰皿。

その横に散らばってる約50本はあろうかという100円ライター。

散乱した服。

ずっと使ってないほこりまみれのトースター。

服などの中身が半分出かかってるバッグやリュック。

棚の上に高く積みあがってる本や雑誌。

向こうに見えるよれよれの万年床。

あー、思い出したくないありえない風景の中で、できるだけ周りを見ないようにして奥に進む。

狭い通路を何とかすり抜けつつ、二人でかなり重いブツを運び出す。

表面上は一応ニコニコして、お礼を言って息も絶え絶えの中で何とか受け渡し終了。

汗だくで帰宅。

後でよく考えるに、このブツの受け渡しの件があったので、必死で通路を作ったんだな、と。

通路を作るだけでかなり大変だったに違いない。

この歳になって生まれて初めての貴重な経験ができました。

人生いろいろ。いい社会勉強ができたGWの一日でした。

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