即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

成長と団結の結果

2011年01月30日 11時59分17秒 | スポーツ
ザック監督「やってくれると思っていた」/アジア杯(サンケイスポーツ) - goo ニュース

いやあ、興奮しました。感動しました。やってくれました。
歓喜と花火の表彰式、皆の弾ける笑顔も最高でした。

ザック監督と同じように、僕も日本中も、やってくれると思っていました。
だって、あれだけ負けても仕方ないような試合を、あきらめずに苦しみぬいて、ひとつひとつ勝ち上がってきたチームの底力、粘り強さを見てきて、これは勝つしかないと信じていました。

この大会を通して、一試合一試合重ねるごとに積み重なっていったチームとしての成長と団結の力は観ていてもビンビン伝わってきていたし、本当に気持ちいいものでした。
世界レベルにはまだまだなのだろうけど、若くて強いチームになったもんです。

選手一人一人もすごいけど、ザック采配は今後の可能性を感じさせてくれました。
昨日も岩政を入れて高さとボディーコンタクトで負けないようにしたり、うまく機能してなかった前田を李に代えたタイミングも見事でした。
変に固執するところもなく、どんな場面でも落ち着いて適確に選手起用・交代・戦術採用ができる力は、今までの代表監督にはなかったものですね。

韓国戦での平均視聴率35.1%!もすごかったけど、昨日は土曜日ということもあり、どうなっちゃったんでしょうか?
もしかして、50%超え?

成長と団結を体現してくれた選手たち、皆よかったですね。頑張りましたね。
一番安定していて安心して観られたのは長友。
昨日の決勝点もそうだし、韓国戦もそうだけど、固い守備だけでなく、攻めあがってのスピードのメリハリ、最後のドリブル突破からのクロス、すべてが一級品だと思います。
本田のキープ力とアグレッシブかつ冷静な試合運び。岡崎の献身的な裏への走りや突進、川島の気迫溢れる奇跡的なセーブ(昨日も3点くらい入ってたんでは?)、長谷部の大局観に基づくどっしりしたキャプテンシー、などなど、書ききれないけど、一人一人の個性や執念がすべてがひとつの気持ちになったことが、最後の試合の最後の1分まで、集中を切らさずに自分たちの試合ができた要因だと思います。

単に監督の指示に従っているだけではなく、オシムが作ろうとしていた、選手自身が考え判断するチームになってきてもいますね。

いろいろな反省点もあったので、それをしっかり総括して、次に向けてのテーマを明確にし、このままの勢いで進化を続けていってほしいと思います。

3年後には、間違いなく世界レベルとも十分に戦えるチームになっているはずだと確信します。

いやあ、いいもの見せてもらいました。
寝不足ではあるけど、こんなに充実した気持ちで迎えるさわやかな朝もなかなかないです。

皆様、本当にお疲れ様でした。
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線路内に鹿が立ち入った

2011年01月27日 01時47分09秒 | 「線路内人立ち入り」研究

今日の日刊スポーツを見てびっくり。
こんなに大きな記事。

シカ、線路に2時間以上 豪雪で抜けられず JR石勝線 特急に遅れ

 JR石勝線の新夕張駅-占冠駅間で25日午前、シカ1頭が2時間以上も線路内を走り、札幌発釧路行き特急など特急5本に最大1時間36分の遅れが出た。線路両脇の積雪が深い上、4カ所にトンネルがあり、いくら走っても線路から抜け出せなかったらしい。

 JR北海道によると、同日午前7時10分ごろ、新夕張駅から占冠駅方向に約2キロの線路上で、JR貨物の札幌ターミナル発帯広ターミナル行き貨物列車の運転士がシカを発見。シカは2時間20分にわたり、列車の前を走ったり、止まったりしたため、列車は徐行するしかなく、後続の列車などに遅れが出て、約700人に影響があった。

<北海道新聞1月25日夕刊掲載>
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検索したら、北海道などでは結構あるようですね。
線路内に立ち入るのは、人や痴漢ばかりではない。
そして、田舎では当たり前のように、鹿、熊、猿も立ち入るのですね。

しかし、これは立ち入っただけじゃない。
二時間以上も列車の前を歩き続けたとは。
列車はしかたなく、鹿の後をゆっくりゆっくり走るしかなかった。
なんという壮大なスケールなのでしょうか。

線路両脇の積雪が深いなど、しかたない状況が重なり、鹿は線路を抜け出すことができなかった、というわけ。
しかも、多分後ろに列車が来てることを察知して、せっつかれる感じで、走ったりもしたんですね。
しかに鹿も可愛そうです。
逃げ場もなく、轢かれるかもしれない恐怖におののきながら、息を切らして線路を奔走する2時間20分。
寿命が縮んだことと思います。

気になるのは、車内や近隣の駅などでのアナウンスです。

「ただいま、線路内に鹿が立ち入ったため、列車は遅れております。お客様にはご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。」
と、これだけだったでしょうか?
2時間20分もずっと徐行を続けていたのであれば、もう少し親切な情報提供をしたのでしょうか?
でも都会と違って、親切な情報提供しなくても、イライラしたり、文句言ったりする客はいないのでしょうかね。

とりあえず都会人としては新鮮なニュースだったので取り上げました。

線路内人立ち入り研究には今後も日々研鑽に励みますが、たまには、線路内に人以外のものが立ち入ったという放送をぜひ聞きたいものです。
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自己限定すること

2011年01月25日 21時14分03秒 | 雑感
最近書いた今の自分の力を全部出し切るという記事。

その中で田坂広志さんのセミナーでの話を引き合いに出してます。

田坂さんについては過去に、こんなに書いてるんですね。我ながらすごい。

人事を尽くして天命を待つという最新記事の中で、羽生名人のこの言葉を取り上げています。

「私はこれまで、何と闘おうとなどと、目標を立ててやってきたわけではありません。常に無計画、他力思考です(笑)。人生が、自力で何とかなるとは思っていません。」

これ、田坂さんが日頃言われてることと合致してます。

つまり、人生とは何かを計画しているときに起こってしまう別の出来事を言う

Life is what happens to you,
while you are making other plans.


羽生名人の言うとおり、人生は自力でがんばってなんとかなるもんではない。

だからこそ面白いとも言える。

田坂さんは「自己限定」という言葉を使って説明されてました。

自分は科学を勉強したから、科学者になる。

では、科学者以外にはなれないのか、ならないのか。

自分は10年後に社長になる。

では社長になることがすべてなのか。

「夢に日付を」、ということで、毎日それに向かって努力することは決して悪いことではないし、素晴らしいことだ。

でも、それは自己限定。

どんどん人間は変わっていく。

10年後なんてそのとおりには行かない。

計画を立てることももちろん必要だし、努力することも必要。
計画を立てなくてもいい、ということではないけど、ベストを尽くしていれば、自然と天命が聞こえてくるはず。

だから、極力自己限定をせず、努力して成長していくこと。

「人生とは何かを計画しているときに起こってしまう別の出来事を言う」という言葉が重い。

計画を立ててそれに向かって努力することは必要。
しかし、夢に日付を入れるということで、どうにかなる、絶対に夢をかなえよう、と思うことが、自己限定につながる。傲慢な意識が芽生える。

勝ちたい、勝てる、勝とう、と思う気持ち、執念。
これがないとだめだとも思う。
しかし、羽生名人のように、「自分は目標を立ててやってきたわけではないし、常に無計画、他力思考。」とまで言い切ってしまうすごさ。

そんなことをつらつら考えつつ、自分のことを振り返ったりもしつつ、さあ、今夜の日韓戦は、どんな別の出来事が起こるのでしょうか。
楽しみです。
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人事を尽くして天命を待つ

2011年01月24日 15時52分54秒 | 将棋
ちょっと遅くなってしまいましたが、(先々週?の)週刊現代の羽生名人のグラビア8Pにわたる特集「羽生善治に学ぶ」、対局中以外のさりげない写真も抜群だったし、なかなか秀逸な記事でした。

羽生名人の重い言葉が散りばめられています。

「考え抜いてもわからなければ、
 好き嫌いで決める。
 最後はそれしかありません。」

「将棋の鉱脈というのは
 昔の私が想像していたものより
 はるかに深かった。」

などなど。

羽生さんよりずいぶん年上の僕としては、この言葉がとても響きました。

「若い頃は危機感もなく、何も考えずにむちゃくちゃな冒険ができていました。当時の方が、そりゃ勢いはいいですよ(笑)。でも若い頃の勢いを取り戻そうとするより、40代でできることをやる方が健全です。今は、経験から得た直感や大局観に比重を置いて、さまざまな角度から将棋にアプローチできるようになっている。60歳になっても伸びる能力はあります。」

もう若くはない。
でも、若いやつには負けない。負けたくない。
自信も自負もある。
しかし、同じレベルで張り合っていたってしかたないし、加齢に対して華麗に逆らって、変にもがいていても仕方ない。
体力も経験も、良くも悪くも違うのだから、焦らずに、自然に、今の自分にふさわしいこと、自分らしいことをやっていく。
そして、昔よりも伸びしろは少ないかもしれないけど、毎日一歩一歩前進していく。
俯瞰で見られる視野の広さ、そして、経験を生かした工夫、知恵、アイディア。

そして、もうひとつ。
「私はこれまで、何と闘おうとなどと、目標を立ててやってきたわけではありません。常に無計画、他力思考です(笑)。人生が、自力で何とかなるとは思っていません。」

「まあ、なるようにしかならないし、ここまでやってどうにもならなきゃもう仕方ないさ。」という、歳とともにどっしりとする、ある種諦めにも似た開き直り的な土台。

「人事を尽くして天命を待つ。」と言った心意気なのでしょう。

この写真の弾ける笑顔、見てください。
竜王戦敗退の日の打ち上げですよ。
屈託のない、さわやかな、青年のような笑顔です。

どうしてこうもまあ、素敵なんでしょう。
おじさんでも惚れちゃいますよ。

将棋が好き。
奥深いからこそたまらなく好き。
いくつになってもその鉱脈を掘り続けられることに感謝して、果てしないけものみちの探求の旅を続ける。

こういう輝きに満ちた言葉の数々に魅せられた梅田さんが、こういう本を書きたくなる気持ちがわかりすぎるほどわかりますね。
どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語
梅田望夫
中央公論新社


ということで、王将戦、棋王戦、そして、順位戦の最終局と続く名勝負の数々。
こんな素敵な将棋界に触れ合っていられることを感謝しつつ、
盤面での醍醐味とともに、いろいろな棋士の人間的魅力についても、さらなる探求の旅を続けて行きたいと思っています。
(あっ、この本の書評、書きかけのままだった。忘れてたわけじゃなく、書きたいことがどんどん広がってしまい、収拾つかない状況で長考中です。 
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正解主義

2011年01月22日 17時58分43秒 | 雑感
著書もたくさんあるし、「よのなか科」という授業を提唱している藤原和博さん

先日のみやざき中央新聞の記事がわかりやすく面白かったで紹介します。
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成熟社会になり、子供たちのコミュニケーション力が低下した。

その大きな原因は、超便利社会。
コンビニでもどこでも一言もしゃべることなくことが足りる。
コンピュータを中心とする科学や文明社会がなんでもやってくれちゃうので、自分で働きかけたり考えなくてもいい社会になっている。

僕らはまだ便利でなかった時を知ってるからその危うさはなんとなくわかるけど、今の若者たち、子供たちはこれが当たり前と思っている。
完成されたものをただ選べばいいという感覚がどんどん強くなっていく。

これを、社会の「正解主義化」という。

どこに行っても完成品=正解が並んでいて自分に合ったものを選ぶだけ。

大学に入っても、就職しても、結婚しても、
あっ、どうも自分にとっての正解じゃないみたいだ。
じゃ、やめちゃおう。
正解を求めて、完成品を求めて、変な自分探しをして、大学を辞め、会社を辞め、離婚する。

しかし、世の中に正解なんてものはない。
完璧な完成品なんてあるわけない。
いつか正解が現れると思っているうちに、潮時を逃してしまったり、保留してみたり。

仕事も結婚も、普段のベクトルあわせが本質で、無限のベクトル合わせを繰り返していく中で、しまいにはなんとかなっていくもの。

この完成主義、正解主義というのが、今の政治や経済をおかしくしている。
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とこういう趣旨です。
ほんとそう思いますね。

日経ビジネスオンラインにも、日本をダメにした「正解主義」の呪縛を解けという藤原さんの記事が出ていました。
部分的に引用させてもらいます。
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必要なのは情報処理力でなく情報編集力

 藤原 言ってしまえば、もっと多く、もっと早く、もっと大きく、もっと安く、もっと標準化――ということが正しかった。このように、成長社会には誰もが正しいと思える一般解が数多くありました。そう言う意味では、一番先にぱっと答えを出せる情報処理能力の高い奴が偉かったわけですよ。

 ―― 霞が関の官僚はその典型ですね。

 藤原 そうですね。日本の小中学校教育はこの情報処理能力を徹底的に鍛えることに特化してきました。だから、非常に優秀な情報処理能力の高いホワイトカラーやブルーカラーが増産された。それが、産業界の発展に寄与したことは間違いないでしょう。

 それに対して、成熟社会では答えが1つでないことがとても多い。学校の現場でも、いじめ1つを取ったって正解が1つなんてことはない。あらゆるビジネスシーンでも正解が1つなんてことはないでしょう。こうした成熟社会には情報処理能力ではなく、情報編集力が重要になってくるんですよ。

 ―― なぜでしょうか。

 藤原 わかりやすく言えば、今日の夕食を作る際、冷蔵庫のあるものを組み合わせてカレーを作るのか、チャーハンを作るのか、そう言う意味での情報編集力ですね。限られた資源の中、自分の知識や技術、経験を組み合わせて最適解を見つけていく能力ですね。しかも、一発で答えが出ることなどまずあり得ません。試行錯誤の中、最適解を見つけて行かなきゃならない。

 ―― まさに悩む力、考える力ですね。

 藤原 ここで、もう1つ新しい言葉を出すけど、情報編集力というのは「納得感」でもあるんですよ。つまり、ここで出すべき最適解は自分が納得し、かつ関わる他人が納得できる解なんですよ。今、こうしてオレは皆さんに話しているけど、オレだけが悦に入っていたらただの自己中じゃない。自分自身も納得するけど、記者の皆さんや日経ビジネスの読者の方々が納得してくれなければ意味がないでしょう。

 <中略>

 ―― 日本にはびこる「正解主義」とそれに伴う「情報処理力」。この2つが「考え抜く人材」の障害になってきたということですね。

 藤原 そうですね。その正解主義に対抗するのは修正主義。やってみて、無限に修正していく、という考え方ですね。会社でも学校でも同じだと思いますが、みんな100回会議して、正解を求めようとしているんですよ。でも、そんなことをやっていると、半年ぐらい過ぎてしまって、時代が変化しちゃっているわけですよ。そんなことはせずに、とりあえずやり始めて、100回修正した方がこの納得感に到達できる。そういう修正主義で人生も生きた方がいいでしょう。

正解主義を煽っているのはメディア

 ―― 考えて実行し、また考える。その繰り返しが大切だと。

 藤原 できるだけ早い時期に自分の娘や息子に、あるいはできるだけ早い時期に新入社員に修正主義という考え方を教えていかないと、えらいことになってしまうと思うよ。

 例えば、正解主義で育った子が会社に入ったとしましょう。何かに詰まって「できない」となった時、どこかに正解があるんじゃないか、とネットで探すけれども、見つからずに、フリーズしてしまって、ポーズボタンを押しちゃって、最低のことが起きるわけですよ。「すみません、これはどうしたらいいんですか」と早い段階で聞けばいいのにね。

 顧客との関係だって、何か起きた時、すぐに知恵のある奴に相談すれば何でもないことなのに、相談しないがために大げさになってしまうことってあるでしょう。新入社員もそうだけど、自分の子供が就職や仕事、結婚、その後の人生選択まですべてを正解主義で行くと、大変なことになるよ。そう思わない?

 ―― 藤原さんが言う正解主義の弊害は昔からあったわけですよね。なぜ今、顕在化しているのでしょう。

 藤原 正解主義を一番あおっているのはメディアだと思うんだよ。テレビのコメンテーターが言うことが正解だと思っている人はいるし、新聞の書くことが真実だと思っている人も多い。でも、それだけが正解ではない。やはりメディアを批判的に見ると言うところから始めた方がいいと思う。テレビを批判的に見る――。このことを「クリティカルシンキング」というけど、情報編集力の中でとても重要な要素ですよ。

 クリティカルシンキングを日本語に直訳すると、批判的思考になっちゃうんだけど、意味的には複眼的思考だと思う。つまり言われたところだけを見ないで、裏から見る、左から見る、など少しひねる。これは、上手に疑うということなんだよ。
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正解主義とそれに伴う情報処理力から、修正主義とそれに伴う情報編集力。

これ、将棋にも通じますね。
過去の膨大なデータをうまく処理できていたとしても、初めて出現する局面になった時、それをどう生かせるのか。
それは情報編集力。
高速道路と渋滞の話にも通じます。

そして、その局面における最善手はあったとしても、将棋には絶対に勝てる指し方という正解はない。
自分だけが進んでいくけものみちに突入したら、ベクトル合わせを繰り返しつつ、複眼的思考で解を求めて考え抜いていく。

政治も経済も、そして、仕事も人生も、正解なんてない。
その前提の下で、我々は楽をせず、努力して、自分の道を切り拓いていくしかない、ということですね。

はい、こう思ってしまえば、大変は大変だけど、肩の力も抜けるし、やるっきゃない、進んでいくしかない、と割り切れますねえ。

さっ、これからスポーツクラブ行ってトレーニングして汗かいて、ビール、ビール!
あらっ、違うか。
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今の自分の力を全部出し切る

2011年01月21日 14時13分42秒 | 将棋
今日から王将戦第二局が始まりました。
相振り飛車のようです。

そして、今晩はアジアカップのカタール戦があります。

なんの勝負でも試合でも、仕事でもそうだけど、今の自分を全部出し切ることさえできればそれに越したことはありません。
たまには神が降りてきて、本来の力以上の力が出るときもまれにありますが、決してそれを期待してはいけません。

全部出し切ること。

まあ、これが難しいわけですね。

雰囲気に飲まれてしまう。
プレッシャーに押しつぶされてしまう。
メンタルの弱さが出てしまって萎縮してしまう。

練習ではうまくできていたのだけど、本当は力があるのに、本番になったらその通りにはいかない。
相手がベテランで、まるでこちらの力を出させてくれない。
そういう展開に持っていかれてしまう。

このテーマに関する話は、「今の自分の力を全部出仕切れたら」ということは、松井秀喜、浅田真央、宮里藍、はじめ多くのアスリートがいろんな場面で語っています。

ここで先日行った田坂広志さんのセミナーから印象に残ったフレーズを。
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自分で気づかない心の奥深くの潜在意識との戦い。

目の前の普通の廊下に30cm幅の線を二本引いて、そこからはみ出さないように歩くことは誰でもできる。
しかし、その30cmの道を歩くことが、もし、断崖絶壁にかかった丸太橋だったらどうか。
同じ30cm幅をまっすぐはみ出さないように歩くことに変わりはない。
誰だって、足がすくんで歩けない。
30cm幅をまっすぐ歩く能力はあるけれど、人間の心は奥深い。

恐怖感、不安感、という潜在意識。

やります、できます、勝ちます、という表面的な姿勢、心理。
一方、できるかな、大丈夫かな、負けちゃうかもしれない、という奥底で払拭しきれない思い。
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この自分との戦いですね。

先日の週刊現代でも取り上げられてましたが、有名な羽生名人の言葉とも重なってきます。

「私には闘争心は要らない。
 相手を打ち負かしに行くとは考えません。」


久保二冠が今回の豊島挑戦者について聞かれた時に言ってました。

「相手と戦うというより、自分と戦うということ。
 相手が誰であろうと指し方や気持ちの持ち方は変わらないつもりでやる。
 優れた美術品と同じで、何年経ってもいい棋譜だったと言われるような棋譜を残したい。」


自分との戦いで、自分の力を出し切ること。

第一局では、初陣の豊島六段は、どうも力を発揮しきれずに敗退したと言えるかもしれません。
さあ、第二局の二人の自分との戦いを熱く見守りましょう。
(サッカーも。
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車内点検

2011年01月19日 14時08分59秒 | 「線路内人立ち入り」研究
先日の川島さんの記事、車内点検のため電車が遅れる。
引用させてもらいます。
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夜中の山の手線にて。

「車内点検のため、当駅に少々停車します。」

「ご迷惑をおかけしておりますが、車内点検のため、
もうしばらくお待ちください。」

「車内点検が終了しましたので…」

なんなんだよ、車内点検って?
忘れ物?ドアの不備?(それは車両点検か。)

いくら<申し訳なさそうに><何度も>アナウンスしたところで、
結局<まるっきり意味がわからない>!

こういう、意味深で、慇懃(いんぎん)なのに、
コミュニケーションが成立しない言葉は嫌いです。

Googleにて検索してみました:「車内点検とは」。

なるほど。
忘れ物の捜索があれば、痴漢の逮捕もあると。
はっきり言わない、言えない事情もあるでしょう。

しかし、詳細を知らせてくれと言っているわけではありません。
「忘れ物の点検のため」と言えば、良くわかる。
「車内トラブルのため」と言われれば、察しはつく。

意味がわからず、想像だけふくらむ言い回しより、
少しは「理由のさわりだけでも」伝えて良いのでは?

こうした不可解さは、「線路に人が立ち入った」と同じですね。
線路立ち入りの最新レポート! 2008/06/30

その他、電車のトラブル=アナウンスは、どうもわからない。
電車が来なくて帰れない!2010/12/04

まったくねぇ、「nanaponさん」。
(「線路立ち入り」のすごい探求← きっかけに、私もからんでます!)
◆ブログ「即席の足跡《CURIO DAYS》

こんど、私の仕事である広告・販売促進物制作でも、
クライアント(広告主)や広告代理店に対して:
「“社内”点検のため遅れました。」とか
「“社内”点検のためご迷惑をおかけしておりますが、
もう少々お待ちください。」なーんて、言ってみますか。
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いかにも川島さんらしい、シンプルにズバっと言いたいことを言いつつ、ユーモアも絡ませて一気に引きずり込んでしまうような納得記事です。

ライフワークになりつつある(ほんとかよ!?いつからそんなになったんだよ!)線路内人立ち入り問題を研究しつつ、JRさんのサービス向上のお役に立ちたいという気も満々なのだけど、どうにもまだまだ利用者の気持ちを理解してくれてないようですね。
線路内人立ち入りカテゴリーの記事、なんと45本も書いてますね。すごーい!がんばってるう!ひまなのね!)

何度も書いてきたけど、コミュニケーションスキル、情報伝達の仕方が本当に下手ですね。
伝達の仕方ひとつで、どれだけ利用者はイライラしたり、安心したりするのか。
お客さまの心理など、大して気に留めてないのでしょうね。
問題意識がまるでないのでしょうね。

民営化してから大分変わってきたとは思うけど、従来の親方日の丸の体質がまだまだ染み付いたままなのでしょうか?

いつでも国が守ってくれるという甘えの体質が染み込んだまま。
そこが、えてして権力を傘に着た態度につながってしまう。

昨年末の新幹線ハンドル付き車椅子拒否問題もそういう甘えや驕りの体質が前面に出てしまった“象徴”的な事件だと思います。関係する“省庁”は、なんとかするように。

いろいろ脱線してしまったけど、社内点検とか、家庭内人立ち入りとか、人心事故、体内故障など、しっかりと日々の生活を運行できるように心がけましょう。
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facebook

2011年01月16日 21時16分57秒 | facebookとtwitter
以前、ブログ、twitter、facebookなどのソーシャルメディアについて、不思議に思うこと、すごいと思うことなど、いろいろ感じたことを書いてきました

さて、このブログを見に来てくれてる方のうち、facebookに登録している方ってどれくらいいるんでしょうね。

昨年のカンヌ国際広告祭で、メディアパーソン・オブ・ザ・イアーに、facebookの若きCEO、26歳のマーク・ザッカーバーグ氏が受賞。
選定理由は、「彼は世界をつなげたから。」ということだったようです。

facebook、もともとは、学生の美人投票から始まったらしいですね。
((美人の)faceのブッキングの意味らしい。)

日本では、まだ300万人くらいらしいけど、全世界では5億人。
総滞在時間では、googleをも超えているとのことです。

アカデミー作品賞候補の映画「ソーシャル・ネットワーク」が昨日封切られたようです。

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全世界で5億人を超えるユーザーをかかえる世界最大のソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」(フェイスブック)。創始者であるマーク・ザッカーバーグ氏と、その周囲の人々、急成長を遂げるFacebookを描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」が1月15日(土)に公開されます。
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そして、本もいろいろ出てるようです。ビジネスでもどう使ったらいいのか、ということで、大手各企業も研究に励んでいるとか。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
デビッド・カークパトリック
日経BP社


ということで前にも書きましたが、新しもの好き、好奇心、そして馬には乗ってみよ、人には添うてみよの教えに従って、いろいろ試行錯誤しつつやってみています。

いろんな方が、ソーシャルメディアについて、そしてfacebookについて書いてます。

ソーシャルメディア革命元年
個人がメディアを持てるようになったということ
ソーシャルコミュニケーションとコンテンツ~it's gonna be alright!~
Facebookの謎
日本でFacebookの普及を妨げているのは、実名主義ではない、かもしれない

下記、まだまだ初心者の僕がfacebook上で、facebookについて書いた感想です。
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facebook、まだまだわかってないけど、mixiよりも肌に合うし、もうちょっと使いこなせたらいいと思ってます。
コメント書いたり、メッセージしたりは既に問題ないのだけど、今まで「いいね!」っていうのがどうもピンとこなくて、一度もしてなかった。
全然知らなかったのだけど、単に、誰かのコメントや写真などに、「いいね!」というのと、ファンページに「いいね!」というのは意味が違うみたい。
どうやら後者は、登録する、ということになるみたいですね。
まだまだ不思議がいっぱいだけど、なんとなく面白そうで興味津々なfacebookです。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
昨日、facebookについて思うところを書きました。
たくさんの方から、いいね!と、コメントいただきました。ありがとうございます。
いろんなところで取り上げられて、今年はブレイク必至だとも言われています。
ハンドルネームばかりのmixiに比べて、実名や顔写真などの個人情報をすべてさらしてしまって、大丈夫なんだろうか、ということが日本人にとっては大きなネックになるのではと心配する向きもあります。
皆さん、さらしてしまったことで実際に被害に合われたりしてるんでしょうかね?
まだまだその辺の不安やリスクもあるのだとは思いますが、個人的な感触では、2年前くらいに比べて、大分環境が変わってきているのではと思っています。
以前は、ブログでも変なコメントやTBがかなりあったものですが、ここ1、2年はほとんどないです。mixiも然りです。
淘汰されたというか、リテラシーが高まったというか。
ということでぐずぐず言ってないで、えいや!っと全部さらけ出してしまおうという方が、ある意味快感です。
この辺は、欧米と日本のメンタリティの違いもかなりあるのだと思います。
とはいえ、良かれ悪しかれ、自分は自分でしかないし、背伸びしたってそのうちばれちゃうし、自分を全部あけすけにしつつ、勝負(?)していくしかないのでしょうね。
ありのままの自分を皆がオープンにぶつけあうことで、この閉塞状況、不透明な時代が打開できるのであれば、やっちゃおうぜ、という気にもなっています。
そんなこともfacebookを実際やってみて少しずつ感じている事です。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
ということで、実名、ほんとの顔写真も公開してしまって(皆そうだからね。)、何か新しい可能性を試すために、楽しみながら実験、研究してます。

この映画や本などがきっかけとなり、まだまだ日本では普及していないということもあり、facebookはこの2011年に火が点くのでしょうか?

時代の気分というものを多くの人がどう捉えて、裾野が一気に広がっていくのかどうか、
それを現場で、近くで、じっくり観察していたいということも大いにあるのですね。
(単に火事場での野次馬じゃねえか。
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A級順位戦の行方

2011年01月15日 19時01分42秒 | 将棋
いよいよ佳境です。
A級順位戦の第七回戦が終わりました。

● 丸山忠久 三浦弘行 ○
● 藤井 猛 森内俊之 ○
○ 久保利明 郷田真隆 ●
● 谷川浩司 高橋道雄 ○
● 木村一基 渡辺 明 ○

さあ、あとそれぞれ2局を残し、挑戦権争いと降級争いはかなり絞られてきました。

6勝1敗 森内九段
5勝2敗 渡辺竜王
4勝3敗 谷川九段・久保二冠
3勝4敗 三浦八段・高橋九段・丸山九段・郷田九段
2勝5敗 木村八段・藤井九段

ただひとり1敗の森内九段、さすが永世名人、そしてまだ一回も負け越さないという得意の順位戦ということで挑戦の最右翼です。

2敗で続いていた谷川九段。
当初4連勝とトップを突っ走ってきたのだけれど、ここのところどうも後半になり体力のせいかどうか、失速してしまいます。
久々にタイトル戦登場して、まだまだのところを見せて欲しいものです。
3敗となってはちょっと苦しいでしょうか。

ということで森内九段と挑戦権を争うのは、この人。渡辺竜王。
2敗までの勝負でしょう。

羽生名人相手の竜王戦で七連覇。
そして、広瀬王位に2連勝して、棋王戦五番勝負にも登場。
さらに、羽生名人との因縁の勝負を、名人戦という大舞台で繰り広げることになるのか。

そして、降級の方は、相変わらず毎年のように苦しい星の藤井九段。
王座戦で久々のタイトル戦登場となりましたが、そこでの無残(?)な敗戦がその後の対局にも響いているのでしょうか。

さらに同じく2勝の木村八段。
解説のほうはますます絶好調なのだけど、このところどうも本業の方がいまひとつです。

まだここは3勝の4人も含め、6人での混戦になるのでしょうか。

2月2日の8回戦、そして、3月2日の一番長い日(最終局)が今から楽しみでなりません。

特に最終局の対戦が興味深いです。

まず降級争いに関しては、藤井九段は高橋九段と。
木村八段は三浦八段戦、と、こちらは上記6人の中での直接対決。
順位の差も絡むでしょうし、必死の戦いが見られることでしょう。

そして、最終局の一番の見所は、挑戦を賭ける森内九段と久保二冠の対戦。
これは面白いです。
久保二冠はダブルタイトル戦の真っ最中です。
しかし、それだけ充実した気合のまま、ここに臨めるということですし、再びA級入りして順位は最下位だけど、二冠というプライドもあり、A級順位戦に賭ける意気込みはすごいものがあると思います。

一方の渡辺竜王は丸山九段戦です。
羽生名人を再度破って連覇記録を更新中の去年の竜王戦では、一回り、二回りも大きく強くなった渡辺竜王を見せてくれました。
今までのように、竜王戦以外では大事なところで取りこぼしが目立った以前の竜王とは絶対に違うはずです。

3期ぶりの羽生・森内戦か、はたまた、名人戦の舞台では初対決の羽生・渡辺戦か。

個人的には後者の方が見たいですし、今の竜王の充実振りを見ていると、この勢いでどんどん渡辺時代を築いていくような予感もします。

ということで、8回戦と最終局のそれぞれの対戦予想もしつつ、将棋世界の順位戦予想クイズのハガキを取り出して、これから○●をつけて行こうとしています。

いわば旅行の計画を立てている時のように、にんまり笑いつつ、勝手にあれこれ妄想しつつ過ごしている、将棋ファンとしての至福のときですね。
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竹を割ったような性格

2011年01月13日 22時33分07秒 | 将棋
昨日、湯たんぽの記事で取り上げた高橋和女流三段

つい最近出た新刊を読みました。
女流棋士のONとOFF (中公新書ラクレ)
高橋 和
中央公論新社


皆から、「やまとちゃん」とずっと親しまれてきたあの高橋さんがもう立派なお母さんでもあり、男でもなかなかいないような竹を割ったような性格なんですね。

はっきり言ってここまでとは思いませんでした。

執着心旺盛。負けず嫌い。白黒をはっきりさせないと気が済まない。
我が強く、頑固者。うじうじ悩まない。
納得しない限り首を縦に振らない。

と自己分析しています。

この毅然とした態度。信念に基づいて決してぶれない姿勢。

ほんと、今の某総理大臣と変わって欲しいくらいです。(笑)

しかし、実は小心者で反省ばかりとも言っています。

勝ちたい、という一心で長年真剣に取り組んできたのだけど、羽生名人のこの言葉には目から鱗で、一気に考え方が変わったというエピソードもありました。
「実は将棋には闘争心はあまり必要ないと思っているんです。戦って相手を打ち負かそうなんて気持ちは、全然必要ないんですよ。」

女流独立問題とか、ずいぶん前の話だけど、高橋和女流三段について取り上げた記事がありました。

信じる道
将棋の歌♪
ファンに向かって仕事をしているか

これ、読み返してみると、本当に頷けます。

彼女のきっぱりとした姿勢。意思表明。
てこでも動かないほどの固い信念。

当然摩擦もあるのだと思います。

それでも自分で信じる道をぐんぐんと進んでいく。

6年前、突然引退を表明し、子供に教える、将棋を子供たちに広めていく、というミッションに真剣に取り組んでいるようです。

とてもさわやかに自らのONとOFFについて語ってくれたこの本。

どんどん複雑化して、竹を割ったようには決断しにくい現代の状況ゆえに、
「すっぱり決めて、毅然と動く。」ということがつくづく大切だなあ、と思わせてくれました。

やまとちゃん、自ら信じる道を頑張って進んでいってください。
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