即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

夜明けの事件簿

2013年01月13日 09時53分35秒 | 湯たんぽ
ずいぶん前だけど、《湯たんぽ》《湯たんぽ談義》という記事を書き、湯たんぽ研究のカテゴリーまで作って、湯たんぽへの愛着や探究心について語ってきました。

湯たんぽ、最高です。
冬場は湯たんぽがなくては一晩たりとも過ごせない体になってます。
あの自然のぬくもり。
単にカラダが温まってよく寝られる、というだけでなく、手当という言葉が本来持つ【手のひらや指先を患部などに当てるだけで身体の不調を治そうとする方法。】にも通じるものがあります。
布団にカラダを滑り込ませたとき、足元に湯たんぽがあることの安心感。
そして布団の中全体がいい具合に温まっていることの幸せ。
足の部分があったまったらぐいとひきよせておなかにあてたり抱きしめたりする。
たまらなく愛おしくて母親の愛情に包まれているかのような倒錯した世界が広がる。
そんな充足感に満ちてこれから朝まで過ごせることにどんだけ感謝したらいいのか。
生きててよかった。極楽極楽。
すべての満ち足りた思いに包まれつつ本を読み始めるものの、5分と持ったためしはない。
朝までずっとぽかぽかの中でぐっすり寝て、起きたらそのお湯で顔を洗う。
湯たんぽのある暮らし。

湯たんぽへの愛情が高じてそのうち湯たんぽ屋でもやろうかと思ってる。
世界各国のものもあるしネット通販でもしようかと。

この幸せを世界中の人たちに分けてあげたい。
このすぐれた日本文化を世界中に伝えて湯たんぽが作る世界平和につなげていきたい。

ただひとつ、湯たんぽのリスクは低温やけど。
僕も昔の傷がまだあるし、これだけはほんと注意してくださいね。


寒くなってからの日課。
お湯を沸かしこんな湯タンポを二つ作ってあらかじめ布団の中に入れておくのが、この時期の毎晩寝る前の僕の仕事です。

昨日の朝、まだ明け方にその事件は起こった。

うちの奥さんが布団の中でぎゃーと叫ぶ。

眠い目をこすって起きてみると、布団の中がじんわり濡れてる。

おもらしか?

いや、湯たんぽ漏えい事件だ。

前の晩いつものようにお湯を沸かして僕が作成した奥さんの湯たんぽの栓がゆるんでお湯が漏れていたのだった。

『ちゃんと栓してないからこんなことになるんでしょ!

パジャマも布団もびしょびしょじゃないの、どうしてくれるの?

大体酔っぱらっていい加減にやるからこういうことになるんじゃない、もう!』

と、ずっと責められ続け、敷布団も掛布団も運んで干すはめに。
明け方だったし火傷しなかったからまだいいようなものの朝っぱらから寝てられない状況になり、戦々恐々。
一日中機嫌の悪いこと。

低温火傷もそうだけど、湯たんぽの栓はしっかり締めるように。
そして家庭内火傷にも皆様ご注意のほど。
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湯たんぽ談義

2011年01月12日 11時39分57秒 | 湯たんぽ
ずいぶん前に湯たんぽという記事を書きましたが、この頃からずっと冬場は湯たんぽ専門です。

寝る少し前になると、お湯を沸かす。
沸騰したお湯をたっぷり湯たんぽに入れる。
ゴムの湯たんぽなので、空気を抜いてから栓をする。
(空気を抜かないとパンパンに膨れていてふとんの中で違和感がある。)
そして、寝室のふとんの足のところに置く。

それから歯を磨くなどしてから、ふとんの中に。
暖房も入れたことがない寝室だというのに、ふとんの中はポッカポカ。
足があったまったら、湯たんぽを上に手繰り寄せ、抱きしめる。
あるいは、腰の下に置く。
おなかの調子が悪い時はおなかに当てる。
胃の調子が悪ければ、胃に当てる。
膝や肘が痛ければその部分に当てる。

手当て、という言葉そのままに、この温もりがカラダの中の冷えた部分、具合の悪い(血行の悪い)部分をゆっくりじっくり温める。

この自然の摂理。

もう湯たんぽは手放せない。
この温もりなくては生きていけないカラダになってしまいました。


こんな湯たんぽの話を思い出したのは、twitterでつい先日、高橋和女流三段のこんなtweetを見かけてやりとりしたのが発端です。
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@takahashiyamato
「私、末端冷え性なんです」(/ _ ; )と言ったら「そりゃ湯たんぽに限るわ。布団の中が天国よ」おばちゃんに言われたその一言でSEIYUにゴー。770円の湯たんぽお買い上げ。

@takahashiyamato
昨夜の湯たんぽの感想。確かに暖かかった。でも思った以上の威力があって、寝る時は外に出しました。

@nanapon_001
うちはここ数年ずっと湯たんぽです。ほんと自然の摂理ですっかりお気に入り。威力はほんとすごいです。でも低温やけどに注意です。

@takahashiyamato
低温ヤケドなんてないない!と思っていましたが、その威力に可能性大であることを実感。気をつけます。

@nanapon_001
低温やけどは普通のやけどの数倍やばいです。細胞が死ぬとかかなりの重傷になることも。ちゃんと厚めのカバーをすれば問題ないと思います。

@takahashiyamato
おおっ。それはこわいですね。気をつけます。
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湯たんぽ、エコの時代ということもあり、結構流行っているようでもあります。
検索すると、湯たんぽのショップもたくさんありますし、変わったものも含め、高級なものから、百円ショップまで、商品ラインナップもいろいろ。
湯たんぽドットコム(yutampo.com)というサイトまでありますね。

湯たんぽの特徴。
環境に優しい。
リラックス効果。
乾燥も防ぐ。
使った後、朝の洗顔などに便利。
プレゼントにも最適。(海外ではクリスマスプレゼントの定番。)

湯たんぽというのは子供のころにお世話になったこともあり、とても身近に感じられます。
またこの年になって毎冬愛用するとは、若い頃には思わなかった。

海外でも、ということは、世界中で昔からあるんですかね?
いつ頃からあるんでしょうか?

湯たんぽについていろいろ調べたくなりました。

ほう、「湯湯婆」と書くんですね。

<歴史>
日本には室町時代に入ったとされ、栃木県日光市の輪王寺に、徳川綱吉が使用したという犬型の湯たんぽが伝わっている。古くは陶器製が主で、金属製のものが現れたのは大正期以降である。

ほう、室町時代ですか。
綱吉ですか。

海外は、どうなんでしょう?
ちょっと調べてもなかなか載ってないですね。

王室とか貴族が愛用した、とか、ナポレオンは大の湯たんぽフェチだった、なんてことだったら面白いし、現物がどこかの博物館にあったりしたらこれもまたワクワクする。

いろんな湯たんぽを売ってるサイトはあるけれど、研究してるサイトは見当たらないな。

線路内人立ち入り研究に続き、湯たんぽ研究の第一人者ブログにもなってしまおうかな?

ということで、皆さん、寒い冬には湯たんぽがお勧めですよ。
お試しあれ。
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